ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

うれしかったこと

2019-06-03 16:18:20 | 日記

お天気が良かったのでドライブに行ってきた。

向かった先は、新冠町(にいかっぷちょう)

こちらは競走馬の産地で、道沿いにはたくさんの牧場が道の左右に連なっており、サラブレッド銀座と呼ばれている。

昭和の名馬ハイセーコーと、平成の怪物と言われたオグリキャップのゆかりの地だそうで、将来名馬になるかもしれない美しいサラブレッドたちの姿を見ることができる。

のんびりと草を食むお馬さんを見た後には、おきまりの「温泉」へ行った。

ドライブの時に、行った先で良い温泉があることを見越して、車の中にはお風呂セットを常備している。

行ったのは地元の方が多い温泉だったが、ロビーに備え付けのテレビが二台置かれていて、そのうちの一台は競馬番組専用のテレビだった。

テレビの横には「チャンネルは変えないでください。電源は切らないでください」と書かれた貼り紙がされて、テレビの前におじちゃんが一人座って、腕組みをして画面を凝視していた。

このおじちゃん、馬券を買った人というより馬を育てた人なのかもしれない。

我が子が運動会で走るのを、ドキドキしながら見守っているような心境なのだろうか・・・なんてことを想像する。

銭湯に競馬番組だけを流すテレビが置かれているほどなので、いかにサラブレッドを育てている方が多いかが分かる。

ちなみにこちらの地域の生花店では、大きな競馬の祭典が開かれる時には、時折、花の注文が殺到するのだとか。育てた馬が勝ったら、さぞや嬉しいことだろう。花束なんてばんばん届くのだろう。

ところで馬ではないが、うちの長女にも嬉しいことがあった。

先日、通っている就労支援の作業所で、職員さんと私たち親子での懇談があった。

懇談は年に一度行われて、一年を通して長女がどれくらい成長したか、またどのような課題があるのかを話し合う。

高等養護学校を卒業して入った作業所なので、もうかれこれ今年の春で6年が経ったのだが、なかなか課題が多くて、職員さんに褒められることよりも「今年は、これを克服できるように頑張りましょう」と言われることの方が多かった。

しかし、今年はちがった。

なんと!べた褒めされた~うれしい~~

「ここでの仕事はもう完ぺきにできます。次に何をしたらよいのかを考えて自分で動くことができますし、困ったことがあれば自分から伝えることができます。作業所内ではエースですよ。この作業所で完ぺきに仕事ができれば、一般就労でどこへ行ってもやって行けます」

こそばゆいほど褒められて、長女も嬉しそうだった。

今後は就職に向けて準備を始め、遅くても再来年までには就職しましょうと言っていただいた。

さてさて、長女はどんなところで働くようになるのか、今から楽しみだ。

昔ならば職員さんにそうは言われても、人見知りの長女が新しい職場になじめるのか・・・などと、まだ来てもいない未来の事を心配していたものだが、今は全く心配していない。

きっと長女に合った良い職場に入るだろう。そんな確信しかない。

といっても、その根拠はどこにもないのだが、ダメならダメでその時に考えればいい。

このように前向きに考えることができるようになった自分自身の変化にも驚く。

というわけで、我が子が自分の道を歩いて行くのを、ちょっとドキドキしながらも楽しみに、そして必要な時は手助けしながら、見守っていこうと思う。

 

 

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