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ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

絶滅危惧種

2025-04-14 21:34:27 | 日記

お嫁さんから二歳の孫の写真や動画がたくさん送られてきた。

一つ一つゆっくり観ていくと、今日は二人で近くの公園に行ったようで、滑り台やブランコで遊ぶ孫の姿が映っている。

公園の中をあちこち走り回る孫の姿をみて、自然に笑みが溢れる。

昨日、家に遊びに来た時にたっぷり遊んだけれど、また会いたくなってしまった。

最近ではすっかりなついてくれて、会うと「ばばぁ」と言いながら抱きついてくる。

「ばぁば」と言わせようとしたが、「ばばぁ」の方が二歳の子には言いやすいらしくばばぁが定着した。

ばばぁと言いながら抱きつかれたら、それはもう平常心では居られない。

可愛くて可愛くて目が下がってしまう。

タレ目で写真や動画を見ていたら、公園にいるのはお嫁さんと孫の二人だと気づいた。

広い公園に母子二人だけ。なんだかさびしい。

友だちを作ってあげたくても、他の子どもがいないのでは仕方がない。

今は共働きが多くて、多くの母親は子どもを保育園に預けて働きに行っているから、平日の公園にいないのだそうだ。

お嫁さん曰く「専業主婦は絶滅危惧種」なのだとか、、

お嫁さんは結婚するときに、子どもは自分の手で育てたいからと専業主婦を選んだが、それでも毎日24時間、子どもと向き合っていると、どうしようもなく大きなストレスを感じるという。

「専業主婦だから時間があると思われているかもしれませんが、自分の自由になる時間なんてないですよね」というお嫁さんの言葉に深く同意した。

せめて幼稚園児くらいになれば自分の時間も持てるが、まだ二歳児ではそれも難しい。

ただお嫁さんの場合、近くに実家があって、お母さんが協力してくれるので、とても助かっているそうだ。

たまに送られてくる孫の動画に、孫をソリに乗せて引っ張ったり、ブランコを押したりしているお母さんの姿がちらっと映っているのを観ると手を合わせたくなる。いつもありがとうございますと、、、

でも共働きもまたとても大変だと思う。

夫は結婚するときに仕事を辞めなくて良いと言ったが、共働きだったらと想像すると、やっぱり私にはできなかった。

きっと爆発していたと思う。

今は自分の時間がなくてストレスがたまるかもしれないけど、60を過ぎると、何したらいいかわからないくらい自分の時間が持てるからね、、とお嫁さんになぐさめと励ましの言葉をかけた。

そう、、暇な時に孫の動画を見ながら、会って遊ぶ日を心待ちにしているばばぁです。

 


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散歩

2025-04-11 22:08:52 | 日記

しばらく忙しくて散歩に行っていなかった。

今日は午後六時になって、そろそろ夕食の時間が迫っていたが、思い切って軽く散歩に行ってきた。

やはり歩くのは良い。

身体も気分もスッキリとする。

四月になって冬用の靴から夏靴(スニーカー)に変えたので、心なしか足元も軽い。

雪が降る12月から三月中旬過ぎくらいまで、防水で滑らない靴を履いているが、道路の雪が解けて無くなると、やっと冬以外に履く靴に変える。

夏靴なんて言うより短靴(たんぐつ)と言った方が、私くらいの年代には馴染みがあるかもしれない。

東京にお嫁にいって三十数年経つ友だちに「やっと短靴になったよ」と教えたら「たんぐつ!!懐かしいー」とテンションも高く喜んでくれた。

短靴になると、やっと春が来たなぁと嬉しくなるのは子どもの頃からで、友だちも同じだったらしい。

夕方なのに、意外と昼間より歩いている人が多いことにびっくりした。

仕事から帰ってきて、散歩に出られるからなのかな。

日の当たっていない場所には、まだ雪が残っている。

冬の名残りも数日のうちに消えるのだろう。

歩いていると、どこかの家からカレーの匂いが漂ってきた。

そして今度は焼き魚に匂いも、、、

野鳥たちが嬉しそうに飛んでいるように見えるのは、気のせいだろうか。

何気ない日常のひとコマ。

いろいろな事はあるが、とりあえず平穏な暮らしは続いている。

ありがとうございます。

 


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昨日の記事を読み返して

2025-04-03 21:03:47 | 日記

昨日書いた今の時代の方が好きという記事。

書いた後、ずっと心の中にわだかまりのようなものが残り続けていた。

今の時代はどちらかというと不安で先の見えないことの方が多いけれど、お金や物を追いかけていた時代よりは、まだ地に足がついているように感じて、今の時代の方が好きだと書いた。

でもそれは決して、あの時代が嫌いだったということではなかった。

そこをまだ自分の中でハッキリと認識できていないままに文章を書いてしまい、自分の書きたかったことがうまく書けなかった気がして、なんだかモヤモヤとしたものがずっと残っていた。

それをもっとはっきりとさせるために、そして自分自身のために、今また記事を書いている。

バブル期の時代、確かにブランド品を競って買うようなことには興味がなかったが、経済発展がめざましい時代であったからこそ、受けることができた恩恵がたくさんあったことも事実だった。

家から通っていたので、家へお金を入れても、まだ自分で使えるお金は残っていたから、休暇をとってよく旅行へ行った。

思い出すのは、当時パリのブランド店に、多くの日本人が押しかけて、ブランド品のバッグや財布などを大量に買っていたことで、フランス人の店員さんらが、呆れたように見ていたことをよく覚えている。

そしてフランスだけではなくて、どこの国に行っても日本人観光客がいると言われたのもバブル期の時代だった。(今の中国人のように)

それが良いか悪いかは別にしても、そのような恩恵を受けられたことが、先人のお陰だったということを、当時の私を含めて、どれくらいの人々がわかっていただろうか。

日本が経済大国になった陰には、先の大戦で命を落とされた多くの方がいらっしゃったことなど、当時の私は微塵も考えなかった。

国のために家族のために命を散らしていった兵士の方、そして無惨にも犠牲になられた多くの民間人の方。

彼らのおかげで、次の世代の私たちが、こうして平和な暮らしをさせて頂いていることを思うと、昨日の記事はあまりにも傲慢だったと恥ずかしくなった。

喜多川泰さんの書かれた「運転者」という小説がある。

その中にとても腑に落ちる文章が載っている。

いい時代に生まれたなぁと思えるとしたら、それはそういう時代に生まれて運が良かったと思うかもしれませんが、どっかからふっと湧いて出た、ラッキーで平和で裕福な時代に生まれ育った訳ではありませんよ。

たくさんの血と汗と涙、そして努力、極論、命が費やされて作られてきたものです。(あった)ものではなく、命と引き換えに(作られた)ものなのです。

それぞれの時代に生きた人が、延々と続く命の物語の一部を精一杯、自分の役割を果たすように生きてくれたから、次の世代は、前の世代よりも「いい時代」に生まれ育つことができるようになる。

そして今あなたが、その命の物語というバトンを受け取って生きているんですよ。

人生を長く生きても百年足らず。

その短い一生を、自分の利益だけを追求して生きるのではなくて、少しでもこの社会にプラスとなるような恩恵を残していく。

それが自分の役割を果たすことではないかと書かれていて、とても感銘を受けた。

六十代になってから、特に残り時間が短くなってきたと感じるが、次の世代が「いい時代に生まれて来ることができた」と思えるように、残りの人生、精一杯自分の役割を果たしていきたいと思う。

 


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今の時代が好き

2025-04-02 22:03:16 | 日記

YouTubeを観ていたら懐かしいCMが出てきた。

1980年代のコカコーラのCMだが、出てくる女性たちの服装が見覚えのあるファッションで、そう言えばこんな格好して働きに行ってたなぁと思いながら観ていた。

時はバブル期で日本経済の絶頂期。

CMも華やかで明るい。

次に流れてきたのは、同じコカコーラのCMを令和の時代ならどうなるかというパロディにしたものだった。

本物と同じ音楽が流れる中、汗を流して地味に働く若者たちが登場する。

1980年代の若者が仲間と楽しそうに踊ったりふざけ合ったりするのとは対照的に、一人コツコツと汗を拭きながら仕事をする若者。

あれから四十年以上が経ち、日本経済は下降の一途を辿ってきた。

もうあのような華やかな時代は来ないだろう。

そして、それについては先に生きてきた者として責任を感じる。

でも言い訳ではないけど、本当は、私はあのバブル期よりも今の時代の方が好き。

金銭的には大変かもしれないけど、大変なら大変なりに身の丈にあった生活を地道にする方が自分には合っている。

バブル期は、勤めていた会社が特にそうだったのかもしれないが、周りの子は、みんな高級ブランド品で身を固めていた。

私は高級ブランドを買うのなら、そのお金を旅行にまわしたいと思うタイプだったので、とても居心地が悪かった。

周囲に合わせて、ファッションやらブランド品の話をしなければならないことが苦痛だったし、そんな苦痛な話を楽しそうなふりをして聴いている自分も嫌だった。

ちょっと生まれるのが早すぎたのかもしれないなんて、、、車に興味を持たない若者が増えているという話を聞くと、あの頃の自分と似ていると思う。

でも今の若い人は若い人なりに苦悩して、それでも頑張っているのでしょうね。

「一人暮らしを始めたんですよ。ちゃんと自炊してます。料理けっこう好きっすよ」と言っていたガス会社で働く若い人。

丁寧なアフターフォローの電話があり感激した。

今日四月二日は、新社会人になって二日目かな?

新社会人おめでとうございます。そしてみんながんばれと思う。

偶然観たCMから忘れていた昔のことを思い出してしまったが、あらためてやっと自分に合う時代になったと思った日だった。

 


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立ち話で日本を憂いた

2025-03-29 15:17:31 | 日記

久しぶりに近所に住む中国人のワンさんと会って立ち話をした。

中国で麻酔科の医師だったワンさんは、来日して三十年以上になるが、今ではすっかり日本に馴染んで暮らしている。

とはいえ生まれてから大人になるまで住んでいた中国が、当たり前だが祖国だという気持ちがあるのだろう。

日本の知り合いよりも中国にいる知り合いの方が多いので、自然と話は中国の話になる。

最近問題になることが多いインバウンドについて話しをした。

日本で見かける観光客を見ればわかるが、多くの中国人が日本を訪れている。

ワンさんの友人夫婦も毎年のように日本へ旅行に来ているそうだ。

それはなぜか。

日本はどこでもきれいで、食事も美味しいからというのが理由なのだけど、もう一つは旅行費用が安く済むからなのだとか。

中国の国内を旅行をするより、日本に来る方が安いのだと聞いて驚いた。

海外旅行するより国内旅行の方が高いって?

でもよく考えると、中国は広いので、それもある話かもしれない。

ただ最近の日本の物価高の影響などもあって、お土産の爆買いはしなくなり、今は長期で滞在していろいろな所を観光したり、またそこで体験したり、食を楽しんだりという「体験型の観光」に変わったのだという。

そして最近流行っているのが、日本での民泊だそうだ。

毎年日本を訪れているワンさんの友人夫婦も、民泊を利用して日本国内を旅行しているという。

「毎年長期間の旅行しているから、日本では観光するところが無くなったんじゃないの?」とワンさんが言うと、友人夫婦は「日本を気に入っているからいいの」と言って、今年もまた日本観光に来るそうだ。

だからワンさんは友人夫婦に言ったのだという。

「そんなに気に入ったなら日本に住めば良いよ」

それを聞いてちょっと固まってしまった、、、そんなに簡単にいうワンさんの感覚に少し驚いた。

先ほど中国人は爆買いはしなくなったと書いたが、同じ爆買いでも高価な不動産は買う。

今は日本人ではなかなか手が出ないような高級マンションも買うとワンさんは言った。

そういうことはSNSで問題になっていて知っていたが、一般人はほとんど知らないのではないかと思う。

最近、自宅の周辺に中国人が増えてきたなぁくらいは思っているかもしれないが、、、

ところで話は変わるが、今夫はベトナムへ行っている。

向こうで知り合いに会ったり、あとは主に観光だが、それをワンさんに教えたら「ベトナムは気をつけて」と言われた。

海外でも日本国内でもある程度の危険はあるのでは無いかと思ったが、ワンさん曰く「人身売買をする人たちが、中国からベトナムに入ってるよ」とのことで一気に心配になった。

臓器目的で主にベトナムの貧しい方々を狙って拉致するそうだが、中には身代金目的で観光客を狙うことがあり、少し前にも有名な中国人が拉致されたが、中国政府が解決したのだという。

その話を聞いてすぐにベトナムにいる夫にメールしたのは言うまでも無い。

すると夫から返信が来た。

「こんなに使い古したポンコツの臓器は狙わないだろう」

そう言われるとそうかもしれないが、世界では今も人身売買やら戦争やら悲惨なことが起きているのだ、、、

世界は、危険な地域が多いのだねとワンさんに言うと、「そうだよ。ここに居たら平和でわからないけど、世界では危険な場所が多くて、悲惨なことがたくさん起きてる」と言った。

日本は平和でまだまだ安全な国なのだ。

まだギリギリ平和な日本を、子どもや孫たちのために守りたいと、心から思ったワンさんとの立ち話だった。

 


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