前は夜に布団に入ってから眠るまで、とても時間がかかっていた。
ちなみに80%近くの人は、布団に入ってから眠るまでにかかる時間は三十分未満だが、残り20%以上の人は三十分以上かかっているとか。
私もその20%に入っていて、三十分くらいで眠れたらラッキーで、一時間以上眠れないのは当たり前だった。
ひどい時は二時間も三時間も眠れない時があり、これは年齢が上がると共に増えていった。
若い頃は直ぐに眠れたと思うのだが、年齢と共に眠れなくなってきたのは、眠ることにもエネルギーがいるのだろうかと思う。
とはいえ私より年上の夫は、五分くらいか長くても二十分で気を失うというので、エネルギーの有無はあまり関係ないのかな?本当にうらやましい。
寝る一時間以上前からスマホなどは見ないようにしているし、夕方お風呂にゆっくり浸かって、寝る前は軽くストレッチをしたり瞑想をしたり、心が落ち着く本を読んだりして過ごす。
そして「もう我慢できない、眠い!」という状態になってから布団に入るのに、布団に入ると一気に眠気が覚めるのは何故なのだろう。
そこで、布団の中で本を読んでみることにした。
すると一時間くらいで眠れることが多くなったが、寝るために部屋の灯りを消しに布団を出ると、また覚醒してしまうということも有って、まだ満足の入眠には至らなかった。
では布団の中で瞑想をしたらどうだろう。
瞑想なら暗い部屋でもできるから、部屋の灯りを消しに行くこともないし、そもそもいろいろな考えが頭に浮かぶから眠れなくなるので、瞑想で頭の中をできるだけ空っぽにすれば良いのではないだろうか、、、と思った。
そうしたらビンゴ!
五分から長くても二十分くらいで眠れるようになった。
すぐに寝てしまうので、瞑想という点では意味がないと思うが、すぐに眠れて、さらに何度も起きていた夜中のトイレも、朝方まで起きなくなったというおまけまで付いて本当に嬉しい。
ただちょっと気になることがある。
それは鮮明に覚えている夢をしばしば見るようになったこと。
前に眠れなかった時は、見た夢をあまり覚えていなかったが、瞑想してから眠るようにしたら、見た夢をよく覚えているようになった。
その夢というのが面白くて、昔関わりのあった人たちの夢を見ることが多い。
今ではもう関わりが無くなった人たちで、普段はほとんど思い出すことが無くなった人たちの夢を見る。
それもどんどん時間をさかのぼっているかのように、関わりがあった年代が、新しい順から古い時代へと移っている。
最初の頃は、現在も関わりがある人たちの夢だったが、それが会社員だった頃に関わりがあった人たちになり、短大へ通っていた頃の人たちになり、高校時代になり、、、と、すっかり忘れていた人や当時の出来事が夢に現れてくる。
このまま行くと、どこまでさかのぼるのだろうと、楽しみのような怖いような気がするが、ぐっすり眠れたという心地よさには変えられない。
とはいえ、それも瞑想で寝るからなのかも分からないので、しばらくはこの眠り方で行ってみようと思っている。
昨夜もよく眠ったのでスッキリの日曜の昼下がりです。