松葉は抗酸化力が強く身体に良いそうだ。
それで今はコロナ禍で松葉茶がよく売れていて、ずっと品切れが続いていた。
ところが最近になってやっと松葉茶が買えたので、さっそく家族にも飲ませたいと思ったのだが、口にした事のない物に対しては拒否反応が強い家族は、思っていた通り松葉茶を飲まなかった。
そこで考えたのが、他のお茶とブレンドすること。
我が家では、一年を通してルイボスティーを作って冷蔵庫に入れている。
ルイボスティーを作る時に半分くらい松葉茶を混ぜてみたら、松葉茶の味がほとんどしなかった。
むしろルイボスティーだけで作るより、爽やかさが加わって美味しくなったと思う。
素知らぬ顔でルイボスティーと松葉茶のブレンドを出したら、家族は何ら違和感なく飲んでいた。大成功。
私は松葉茶だけでも飲めるが、コロナがまだ流行っているので、ぜひ家族にも飲んでもらいたい。というわけで、ルイボスティーに松葉茶を混ぜている事は、これもずっと秘密にしておこうと思う。ひひひ、、、
ところで松葉茶も良いが、他に松葉を使った食べ方は無いのだろうかと思っていた。
その頃、ちょうど豆乳ヨーグルトを作る為の玄米から作った玄米発酵液が無くなり、新たに作らないと、、、と思ったのだが、もしや松葉でも発酵液が作れるかもしれないと思った。
調べてみると、松葉サイダーというレシピがたくさんヒットした。
作り方はほとんど玄米の発酵液と同じ。
洗った松葉に水と砂糖を混ぜ入れて、温かい場所で発酵させるというもの。
なかなか赤松の葉は手に入らないので、黒松とモンタナマツの葉を使った。
ちなみに松葉に似ていて、北海道では馴染みのある「おんこ」は、毒性が有るので絶対に使ってはいけない。
さて発酵液だが、葉をよく洗って乾かしたらペットボトルに水200mlと黒砂糖大さじ1くらいを入れて混ぜ合わせる。
この分量で1ℓの豆乳のヨーグルトが二回できる。
しっかり蓋をして、そのまま日向に置いておくと、細かな泡が出てきて室温にもよるが、2〜3日で完成する。
完成したかどうかは、泡の出方と香りと色を見て決めるという、極めて原始的方法で確認する。だから作る時は、あくまでも自己責任で、、、
発酵が進み、フタを開ける時、まるで炭酸を開けた時のようにプシュッと音が鳴る。
黒砂糖の黒っぽい色が徐々に薄くなっていき、出来上がった松葉発酵液の香りは、玄米発酵液とよく似ている。
さっそく豆乳を入れてヨーグルトを作ってみたら、ヨーグルトメーカーで7時間程度でしっかり固まってくれた。
食べてみたところ、これがうンまい!
玄米発酵液で作るより美味しいと思った。
かすかに松葉の香りがして爽やかで美味しいヨーグルトができた。
松葉以外でも、例えばヨモギでも発酵液が作れるかもしれない。
今度ヨモギで作ってみようかな、、、あくまで自己責任で。