箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

答えは自分の中にある

2019年06月03日 07時08分00秒 | 教育・子育てあれこれ
 
 
 
 
 
 
教育専門員をしていて、箕面市内の中学校8校をまわり、若い先生を指導していると、教員から授業のことで相談を受けることがときどきあります。 
 
基本的に、私はいつも「答えは自分の中にある」と考えています。
 
そのとき、私は「こうしなさい」と答えを先に言うよりも、できるだけ本人が考えるように仕向けます。 
 
ただし、「自分で考えなさい」と返しても、教職経験の少ない分、考えるにも考えられないという状況にあるので、相談を持ちかけてくるのです。 
 
だから、まず何点か質問をして、情報を整理して、考える筋道をつけます。そして「こんな方法もある」「この点には留意しておく必要はある」・・・。 
 
そのうえで、本人がどうすべきかを考えられるようにアドバイスをします。 そして、私が教員に求めることは・・・ 
 
「人の話に答えを求めるのではない。答えはすべて自分の中にある」です。  
 
 
 
これは、中学生からの相談に対しても、もう年齢が大人に近い発達段階に入っているので、私は同様にしてきました。 
 
助言はあくまで助言として受け止め、本人自身がよく考え、自分に深く問いかけることで、どうすべきが見えてきます。
 
 中学生はじっさい、自分で解決できる存在であると、私は信じていますし、そのとおり、自分で答えを出した生徒がいます。
 
人が成長して、育ってくれるのはこういうことだと考えます。