箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

オリジナルは真似ることから

2019年06月27日 05時59分37秒 | 教育・子育てあれこれ
 
 
 
 
私は駆けだしの教員だった頃、先輩教員の授業や学級づくりから学びました。
 
学ぶというか、真似ていたと言ったほうが正確でしょう。
 
真似ることは、よくない響きをもつ言葉のように、一見思えます。
 
しかし、ものごとはまったくゼロから作るのではないのです。
 
そもそも、「真似ぶ」という言葉から「学ぶ」という言葉が生まれたのです。
 
したがって、真似ることは学ぶことにつながります。
 
たとえば、体育の授業で走幅跳をするとき、学生やプロの選手が走幅跳をしているービデオをみます。
 
「そうか助走の約半分を過ぎたら、上体を起こしてまっすぐ前を見るのか。よし、そのようにして自分も跳んでみよう。」
 
こうやって、他者を真似て自分のフォームを作っていくのです。
 
だから、真似ることは、なにもいけないことではないのです。
 
みんな、最初は真似ることから始めたのです。
 
ただし、ただ真似るだけでなく、自分にあうようにアレンジしていくことが大切です。
 
自分にあうようにアレンジしたとき、その人だけのオリジナルができるのです。