私には一度も経験がないのですが、一生のなかで、引っ越しのある人は多いでしょう。
箕面市の市民は、大学進学や仕事で他府県に引っ越してと、家庭をもち子どもをもち、大阪近辺に戻ってくるとき、もう一度箕面市に住む「もどり率」が高い街だと聞きます。
自分が学生時代を過ごした箕面市に戻り、わが子を育てたいと考える人が多いのかもしれません。
いちおう子育てがしやすいまちという位置づけが箕面市についています。
じっさい、箕面市の学校教育関連では、トイレは美装化されています。学校耐震化率100パーセントは、大阪府内自治体で一番でした。
タブレットを子どもが使える、電子黒板は普通教室に備わっている、普通教室だけでなく、特別教室にまでエアコンがついている。体育館にまでついている。
あれだけ「暑い町」と言われる岐阜県多治見市の小中学校では、エアコン設置は0パーセントです。(2018年度実績)
このような小中学校を卒業して、府立高校へ進学した子は、設備の粗末さに戸惑うことが多いのです。
教職員も同様で、府立高校高校では、いまだに仕事に使うパソコンがWindows VISTAを使う学校があり、それをWindows 7に入れ替えて使っています。
一方、箕面市の教職員はタブレットのWindows 10を昨年夏から使っています。
箕面市の教育環境の充実は、子どもたちや教職員にとって、また保護者にとっても、たいへんありがたいとことです。
さて、話がそれましたが、引っ越しという話題にもどります。
子ども時代に親の仕事の関係で、転校を何度も重ねる子もいます。
慣れ親しんだまちや学校を移るのは、子どもにとってはたいへんなことです。
しかし、それは考えようです。
たくさんの地方を知っていることは、その地方の習慣や文化を知っていることです。
ものの見方や視点まで変わることもあります。
引っ越しても音信がある子なら、友だちが増えます。
こう考えると、転校はマイナス面だけではないのです。
考え方の幅広さ、視点の多さなどは、移動した距離に比例する。
このように、前向きに捉えると転校のよさがわかります。