教師たるもの、仕事においてのこだわりがいります。
子どものことで、これだけは譲れない。
たとえば、いじめはぜったいに許さない、などです。
ただし、なんでもかんでもこだわるのではなく、どうでもいいことは気にしないという態度が大切です。
たとえば、自分はラーメンならあのこだわりの店へ、わざわざ時間をかけてでも行く。
でも、牛丼ならどの店でも気にしない。
すべてのことにこだわっていたら、「あの人は難しく、いっしょにいたら息が詰まる」となります。
自分が教師としてこだわりが多すぎると思う人は、「自分の教育でのこだわりとはなんだろう?」と考えるべきです。
もっとも、私は何もこだわりがない。
こう思う人は困りますが。
でも、こだわりをもつ人で、自分のこだわりとはなんだろう? と、じっくり考えてみると、ほとんどのことは「まあ、そういうこともあるよ。どっちでもいいわ」となるのです。
「まあ、どっちでもいいわ」と思える教師に、生徒は寛容さを感じて惹かれることもあると思います。