箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

寛容な教師とは

2019年06月14日 10時29分00秒 | 教育・子育てあれこれ
 
 
教師たるもの、仕事においてのこだわりがいります。
 
子どものことで、これだけは譲れない。
 
たとえば、いじめはぜったいに許さない、などです。
 
 
ただし、なんでもかんでもこだわるのではなく、どうでもいいことは気にしないという態度が大切です。
 
たとえば、自分はラーメンならあのこだわりの店へ、わざわざ時間をかけてでも行く。
 
でも、牛丼ならどの店でも気にしない。
 
すべてのことにこだわっていたら、「あの人は難しく、いっしょにいたら息が詰まる」となります。
 
自分が教師としてこだわりが多すぎると思う人は、「自分の教育でのこだわりとはなんだろう?」と考えるべきです。
 
 
もっとも、私は何もこだわりがない。
 
こう思う人は困りますが。
 
でも、こだわりをもつ人で、自分のこだわりとはなんだろう? と、じっくり考えてみると、ほとんどのことは「まあ、そういうこともあるよ。どっちでもいいわ」となるのです。
 
「まあ、どっちでもいいわ」と思える教師に、生徒は寛容さを感じて惹かれることもあると思います。