Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

誘拐もありうる?

2006-02-02 22:18:13 | ねこねこ
今日、夕方のニュース番組でこのようなことが伝えられていた。
最近、ペットが盗まれる、という事件があるそうなのだ。
「盗まれる」というよりも「連れて行かれる」「誘拐される」といったほうが、私やこのブログを読んでくださっている猫好き・動物好きの方々にはしっくりきますね。
留守中のマンションに侵入され、チワワを盗まれてしまった女性は半ば引きこもりの精神状態になってしまったそうだ。
仕事も辞め、実家に戻ってしまったとのこと。
知らない人が悪意を持って自宅に侵入することさえ怖いことなのに、自分が大切に大切にしている家族を連れて行かれたのだ、平気でいられるはずがない。
同じくチワワを連れて行かれてしまったある男性は、警察はあてにならないので、懸賞金を出して、ネット上で告知し、探しているそうだ。
窃盗事件として現場検証に現れた警官のうちの何名かは、大事なペットが連れて行かれたことに対して同情もしてくれず、口の端には笑みがあったという。
きっと「たかた犬で・猫で」と思っているんだろう。

なぜ、チワワが誘拐されるのか。誘拐した後どうするのか・・・。
誘拐した犬を転売するよりもその犬を繁殖に使い、それによって生まれた仔犬に不正に入手した血統書をつけて高値で売るのだそうだ。

またこの先、家族の中でのペットの位置が、単なる愛玩動物ではなく、家族の一員であり人生の伴侶にも近い存在になってくると、そこにつけこんだ誘拐事件(身代金要求)が発生するのも時間の問題だとか。

子供の数よりペットの数の方が多くなった今、たかが犬、たかが猫ではもうないのだ。
子供がいようといまいと、一人暮らしだろうと家族と同居だろうと、一緒に暮らす動物の存在がどれほど大きいかは、動物と一緒に暮らしたことのある人なら感じているはず。

自分のホームページやブログで自分の子供の顔写真を公開するのは控えたほうがよい、と考える人がいる。
どこで誰が見ているかわからない、犯罪に巻き込まれる可能性がゼロではないからだ。

この先、ペットも(人間の)子供同様、「写真は載せないほうがいいよ」になるのだろうか。