一気に読みました。
糺の森に生息する由緒正しい名門(?)のタヌキのお話。
有頂天家族 (幻冬舎文庫) | |
クリエーター情報なし | |
幻冬舎 |
途中の京都の町の説明、これはきっと京都大学出身?
と思ったらそのとおりでした。
熊野神社やなんやかや、
学生時代にウロウロしていた界隈がいっぱい出てきて懐かしくも楽しい。
さて現実の世界では糺の森にマンションが建設されようとしていて
小説の主人公が住むところがなくなりそう。
マンションやホテルだらけの街に変わってしまったら
京都観光に来る人いなくなってしまうんじゃないかしら。
今の市長は東京資本(納税は東京、京都にはお金が落ちない)の誘致に一生懸命。
京都市のほとんどが60キロ圏内にずっぽりはいる福井の原発再稼働にも反対しない。
観光客が来るところは整備しても、周辺部はほったらかし。
この京都で、バスが一時間に一本しかないところがあるんですよ。
しかも人口が非常に多い伏見区で。
市長選挙で続行が決まったようだけれど、
こんな、京都を壊していく市長ではこの街で生きていくのがしんどくなりますね。