昨日はまいまい京都のミニトリップ。
植物園を「森の案内人」さんがいろいろ案内してくれるとのことで参加しました。
集合時間より早く着いちゃったので、入場券購入して北山門あたりをウロウロ。
ところで地下鉄一日券で行ったので、入場料を割引してもらえました。
200円が160円に。ちょっとお得感。
まずは入口前に木いっぱいに咲いたヤマボウシ。
トキワヤマボウシ(常緑樹)、中国原産だそうです。
花の時期以外は気がつかないものですね。
ほぼ貸切状態。
入口入って左側、事務所の東南あたりにかわった花を発見。
葉っぱはバナナみたい。
解説写真を発見。
バナナに近縁の花だそうです。
そして、入口から右側に時計草発見。
なんと、藪みたいになっていました。
何かに這わしているようですが、全部時計草。
我が家の駐車場より大きい。
そのうちに時間となりました。
配布された資料
おすすめの植物とおすすめのコースだそうです。
この資料に基づいて、いろんな解説付きで園内を回りました。
竹コーナーでは、竹と笹とバンブーの違いを教えて貰いましたよ。
竹は地下茎で伸びていくから何本もあるように見えても
地下でつながっているから一つの個体なんですって。
コンクリートで縁取り?
地下茎がのびて他を荒らさないように2メートルくらいの深さまでコンクリートで囲っているとか。
このマス全体が一つの個体ってなかなかすごい。
バンブーは地下茎ではなく株立ちになる。
笹は?竹を小さくしたようなもの、
違いは、竹は皮がはがれていくけれど、笹は皮がくっついている・・・。
ん~?やはりよくわからないなあ。
英語ではみんなバンブーって言わないか?
史前(歴史が記録されるより以前)に帰化した植物が・・・、などの説明があり、
記録がないのにどうしてわかるんですか、と質問をしてしまいました。
自然に野山に生えていない植物、森に生えない「梅」もそうだとか。
絶滅危惧種の保護、育成なども世界の植物園と協力しながら行っているとのこと。
同じ樹種でも、他と競い合いながら森の中で大きくなってきたものと、
日当たりのよい、開いたところで成長したものとでは
樹形が大きく違っているのもおもしろいところですね。
リスが食べたあとの松ぼっくり。
園内に住んでいるのかな。
沙羅双樹と見立てられている夏椿。
本来の沙羅の木はインドの中北部からヒマラヤにかけて分布している樹木
日本ではあまり見かけない植物。
一日花ですって。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰 の理をあらわす。」
一日で終わる花だから盛者必衰なんですね。
ヒマラヤスギぼっくり、スギぼっくり、など、球果もたくさん。
これはヒマラヤスギぼっくりです。
説明付きの見学じゃないとなかなか気にしないものですね。
昭和9年(1934年)の室戸台風で植物園も水没し、
当時園内にあったヒマラヤスギ並木も被害を受け、
その跡地が今のバラ園になっているそうです。
バラ園のヒマラヤスギはその並木の名残。
などなど書き切れないこといっぱい。
さいご、北山門の照明中の足元に!
エノキだったかな、石畳の隙間にたまったわずかな土に芽生えて、切っても切っても芽を出してくる。
少し放置していたら、森が戻ってくる、森の力の偉大さ!(案内人さん)
こんなのを見るとアシモフの銀河帝国の興亡シリーズを思い出します。
ファーストスピーカーの星。機械を打ち壊し、コンクリートなどをはがして農業を営む人々・・・。
陳腐な言葉だけれど、自然ってすごい。
蚊が多かったようです。長袖を着ていたので、あまり感じなかったけれど。
やはり夏の野山は長袖ですね!
歩数は7,000歩強になりました。