市職労清掃支部の方を講師に迎え、プラゴミ問題を考えました。
ゴミ問題はみんなの関心がある話題です。
スライドも準備して、とってもわかりやすい解説でした。
京都市が発行しているリーフも持ってきていただき、
プラゴミ収集から分別、最終処理までの経過が説明されました。
プラスチックと言ってもいろいろあるので、
収集用の袋の中でさらに袋詰めされるとその後の分別が大変なので、
そのまま入れてほしいという現場からの要望もありました。
ペットボトルは一つの種類のプラなので、他のものに再生しやすい(衣料やボールペンの筐体など)けれど、
その他は複合的なプラが多いので、再生利用が難しいそうです。
プラゴミ用の市指定ゴミ袋、これはプラと描かれていないので普通ゴミで焼却されるんですって!
不条理だと思いませんか?
分別は、横大路の南クリーンセンター、横大路学園の人による手作業。
匂いや暑さでとんでもない作業になるんですって。
最終的にまとめられて圧縮され四角のキューブ状のものにする。
さてその先は?
京都市2018年度
- プラスチック製容器包装
- コークス炉化学原料化(78%)
- 廃プラスチックをコークス炉で蒸し焼きにすると、炭化水素油、コークス、コークス炉ガスが生成される。
- 炭化水素油=プラスチックの原料(40%)
- コークス=製鉄原料(20%)
- コークス炉ガス=エネルギー(40%)
- 材料リサイクル(22%)
- 使用済みの製品を粉砕/洗浄処置をして新たな製品の原料にする
- ペットボトル
- 材料リサイクル(100%)
体内に取り入れられたプラスチックはどうなる?
プラスチックそのものは安定しているんだけれど、
添加された化学物質が有害、海に溶け込み、魚に集積され、
魚を食べるさらに大型の動物等に蓄積される。
洗顔料のスクラブは最初からマイクロプラスチック。
京都市は、マイボトル、マイバッグを推奨しているけれど、
飲料メーカーはペットボトルを相変わらず販売している。
さすてな京都に自販機を設置するにあたって、
水は扱わない、アルミかスティール容器だけにしたそうです。
メーカーがペットボトルから抜け出さないと、
庶民がお買い物袋を使ってもたいした影響はない。
…。
いろいろ勉強になりました。
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