バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

晴れのち雷雨

2012年03月22日 | 猫の話

前回、私の『困ったときの神頼み』のおかげでミディの調子がもとどおりになった話をしたが
それはまさに応急処置程度のものでしかなかったことが判明。


実は今日彼女を獣医に連れて行ったのである。


昨日仕事から帰って猫トイレを覗いてみると(これは毎日の習慣)、怪しい水滴がぽつんぽつん。


そういえば局部もなんとなく赤いような気がする。


それでも目の前では普通に振舞う彼女に私は「そっか、私のいつもの心配しすぎか...」と安堵し
病院に連れてくほどじゃないなと安堵する。


そう。


それは病院に連れて行かれたくないミディのお芝居にすぎなかったのである。


症状が一変し、急降下したのが寝ようとしてベッドにもぐり込んだ夜10時。


コーヒーを飲みすぎて極度の興奮状態になった人間みたいにミディは


猫トイレ⇒ベッドルーム駆け回り⇒ベッドにJump On⇒床にJump Off⇒猫トイレ⇒ベッドルーム...


を何度も何度も繰り返した。


仕事から帰ってあの水滴を発見したときに
やっぱり病院に連れて行くべきだったと、ひたすら後悔。


翌朝どれだけ体調が回復してるように見えても
彼女に何かが起きていることは100も承知した。


もう何が何でも、絶対に病院につれてこう。





こうして今日、仕事が終わって家に帰り、
格闘も含めてミディを拉致したのちに病院に連れて行ったのである。


ミディ、かなりご機嫌ななめ。





許せ。


元気になって欲しいと願うからこそ私は心を鬼にしたのだぞ。



病院に着いたらすぐに尿検査があった。


『ほら!こんなになってるよ!!!』


と、試験管に入ったミディのおしっこを見せてもらった。


これがカクテルならかなり美味しそうだと思われるような
ほんのりピンクの液体。


やっぱり尿道炎である。


念のためにと肛門炎の検査もしてもらったら
片方の袋にすこし膿みもあったという。


どうりでここ最近彼女のナンバー2が細かったわけだ。


やっぱり今回も抗生物質のお薬をもらって今夜から投与かと思い、暗くなっていたら、あなた!!!!!


ドクターJはにっこり笑って


『ケイエスが飛んで喜ぶ朗報。今更だけどうちでも抗生物質の注射を取り入れることにしたのよ。』


なんとその注射は一回の注射で2週間の効き目があるというのである。


今までなら薬を10日間飲ませ続けなければならなかった。


何で今更注射になったと...??と聞いてみたところ、
彼女の病院ではその注射の安全性を確実に確かめるために、今までリサーチを重ねていたので
それで実用するにいたるまでに時間を要したらしい。


薬を飲ませなくて良いなんて、猫はもちろん、飼い主にとってもストレスフリーである。


まさに抗生物質に革命である。


病院を出るときに薬を渡されなかったのがすごくいい感じ。


ドクターJが言っていたが、


猫の膀胱はとても偉大な臓器で、
ちょっと体の調子が悪いとそれを即座に感知して体全体の機能がおかしくなってしまうけど
回復力がとても早いということである。


あんなに怒っていたミディも、帰宅してちょっとしたら
もう何日も寝てなかったのではと思えるほどゆったりと体を伸ばしてぐーぐー寝始めた。


さっき目を覚ましたのでエサをあげたら、まるまる全部食べて
それからまた気持ち良さそうに今もぐーぐー寝ちゃってる。


ああ、飼い主も今晩はぐっすり眠れそう。


今日は本当に私はヨレヨレである。


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病院の待合室での出来事。

亀をもちこんだ若い女の子。亀は血だらけだった。
「何があったの?」と聞いたところ、「車に撥ねられたのか、道端でもがいていたので
ここに連れてきたけどもう助からないかも」と。
書類に何かサインをして彼女が去ろうとしたときに
「あなたはとても優しい人ですね。普通誰もここまでしないのに。」と言ったら
「そう言ってもらえるなんてとても嬉しい。」と照れ笑いをして出て行った。
こういうタイプの人がもっと増えればいいと思った。

ちなみにその亀、彼女が去った後でわかったことだが
出血があまりにもすごく、手の施しようがないため、安楽死になった。
苦痛で長いことももがいているよりも楽に眠らせた病院のはからい。


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