みどりの野原

野原の便り

10月19日 鵜殿 ヨシ原を覆うゴキヅル・カナムグラ イヌゴマ アゼオトギリ アメリカネナシカズラ

2018年10月19日 | Weblog

年1回季節を変えて行っている鵜殿ヨシ原は淀川右岸に広がり甲子園球場の約18倍あるという。
河川改修で水位が低下して乾燥したヨシ原を保全するために上流部に揚水ポンプを設置して水を流したり、切り下げ工事を行ったりされている。

堤防から眺めた鵜殿 見渡す限りの草原がひろがっている。
遠くにオギの穂の白が目立つ。

ヨシ原を保全するために管理されていて、今日も作業車と人の姿が見えた。
今年は9月に草刈りをされたそうだ。草刈りの後でないと入れない所や大雨の後は行けない場所もある。

 
管理用の道路、水路を渡ったり、少し横に入ったり・・案内役のメンバーに付いていく。
増水すると水路は渡れなくなるし、草刈り後でないと入れないところもある。


新名神高速道路の工事が始まっている。この広場は橋脚の立つ予定の場所だという。
新しい鉄塔も建って今まであった鉄橋と入れ替わるらしい。

 
ヨシを押し倒すカナムグラ群落は道路の陸側に広がる。
   右)水に強いゴキヅル群落は水路近くに広がる。ゴキヅルは水をかぶっても平気らしい。

 
一見荒れ地のようだが、絶滅危惧種が残っていたりする。果実は横に筋が付いており、パックリと割れるのが面白い。
「種を炒って食べるとアーモンドみたいよ」というので持って帰ったが、まだそのままにしてある。

 
       サデクサ   ヤノネグサ フリルのついたスカートのような托葉がかわいい。

 
      イヌゴマ      アゼオトギリ 鵜殿でもここだけにしかないという

 
   アメリカネナシカズラ     ナガエツルノゲイトウ 特定外来生物 
ナガエツルノゲイトウは今まではなかったという。台風の増水で流れてきたものか?

 
     レモンエゴマ         オギの根元にナンバンギセル

他にも クマツヅラ ハマクマツヅラ イシミカワ ホシアサガオ イヌコウジュ ミコシグサ ヤガミスゲ など・・       

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10月18日 大和高原 ナンテンハギ ヤマラッキョウ アキノキリンソウ アキギリ など

2018年10月18日 | Weblog

榛原からバスで大和高原へ。爽やかな秋 花色も鮮やかだった。

 
    ナンテンハギ 花は終わっていたが、果実は初めて見た。

 
平地ではあまり見かけないヤマラッキョウ  めっきり減っているアキノキリンソウ うれしい出会い。


 
     アキギリ              ヒメアザミ

 
イヌマキ花托がおいしそうに熟れていた。 民家のそばのナツメはかなりの古木だった。 

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10月16日 甘樫丘 秋の花や木の実 

2018年10月18日 | Weblog

午前中は樹木調べの続き、午後は来週実施の行事の下見に甘樫丘を歩いた。

 
     ヤクシソウ             イナカギク

 
     ヒヨドリバナ             ヒメアザミ
ノダケ・ヤマハッカもあった。

 
    コバノガマズミ             クサギ

他にも、ガマズミ・ゴンズイ・クロガネモチ など赤い実 秋の草花も咲いている。

イヌシデ・アカシデ・ホルトノキ・ニッケイ・アカガシ・アオモジなどもある。これらは植えられたものなのか?

決まった範囲の草刈りなどの管理作業・遊歩道沿いには来た人が楽しめるようにと狭い範囲だが野草の花壇的なものも作っておられる。


種から育てたササユリの球根 野草花壇に植え付けをされるようだった。
花が咲くには後1・2年かかるのかな?

 
  スミレホコリタケかな?     ノボリリュウタケ と思う。遊歩道のそばに生えていた。

元からあった草木・植えられた草木があって、自生なのか植栽なのか悩ましい時もあるが、今は秋の草木や万葉集に歌われた植物も楽しめる。

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10月15日 橿原神宮周辺 昆虫 アカハネオンブバッタ コカマキリ コバネイナゴ ミヤマオビオオキノコムシ オオスズメバチ イチヤクソウ オオハナワラビ 

2018年10月15日 | Weblog

今日は近場で楽々。

  
初めて見た ミヤマキオビオオキノコムシ ウシカメムシはかっこいいので捕まえた人は大喜び。


 
   アオモンツノカメムシ       イチモンジカメムシ 初めて見た。カメムシの種類は多い。

皆さんいろいろ捕まえる中、私は網を持たないので素手で捕まえるものとくっつき虫。

 
捕まえてみたらアカハネオンブバッタだった。 
   右)くっつき虫 ヌスビトハギ アレチヌスビトハギ チジミザサ イノコヅチ など。

 
コバネイナゴ 最初に捕まえたのはハネナガイナゴかなと思ったらコバネイナゴの羽長型だとか。
    右)何枚か撮った写真を拡大して見たら、雌のお尻のノコギリが写っていて・・うれしい~!
これで地面に穴を掘って卵を産むのか。


怖いスズメバチだが、木の幹につかまったまま死んでいた。何があったのか?
おかげでお顔もばっちり。単眼や、この写真ではわからないが、特徴とされる「頭循下方の突出部が2つ」も分かった。

 
カシノナガキクイムシによると思われるフラスが木の根元に溜まっていた。
                   右)被害木を伐ってあった。

 
    イチヤクソウ            オオハナワラビ

 
イヌコウジュ 写真では見えないが 分果に隆起する網目が見えた。
 右)果実の入り口には分果があまり早くに転がり落ちないように?すだれ?がかかっているのにも感心。

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10月14日 千早口周辺 エリマキツチグリ ツチグリ スジグロシロチョウ フトヒルムシロ

2018年10月14日 | Weblog

千早口周辺を歩く。

 
「右かうや(高野)」の道標 近くには地蔵堂もあった。 植林の間の山道

 
    エリマキツチグリ      ベニホウキダケ(少し崩れ)とツチグリ
ホコリタケなどキノコが多かった。


スジグロシロチョウ レモンの香りがした。初めて匂いを嗅いだ。雄の方が香りが強いらしい。

 
       棚田           一面のミゾソバ(写真暗すぎ)

 
たくさんあった溜池の1つ。水面の葉はヒルムシロと思った。・・が水中の葉を見ないとわからないらしい。
フェンスに囲まれた池、調査用の道具でうまく引っ掛けて・・ 
 右)浮葉は幅広いが、水中葉は細い。これはフトヒルムシロらしい。ヒシも実が付いていた。

ヤマハッカやアキノタムラソウなど秋の花も道端に見られた。

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10月13日 御所 高鴨神社周辺 森井の湧水 防蛾灯 ウラナミシジミ クルマバナ

2018年10月13日 | Weblog

午後から出かけ、高鴨神社に車を停めて、歩く。
長袖でちょうどいい気温 風は涼しくいい気候だ。

 
  オオカマキリ 威嚇のポーズ  フヨウにフタトガリアオイガ 2か所で見た。  

 
ウラナミシジミ さざ波模様の翅きれいに撮れた。 尾状突起 目玉模様 これは後ろを頭と錯覚させる作戦らしい。
頭を狙われると致命的だが、後翅ぐらいなら命に別状はない。
                 右)ニラの花にイチモンジセセリ チャバネセセリもいた。

 
ピンクのゲンノショウコ群生 シロバナもあった。 コウゾリナ群生

 
 コブナクサの群生 きれい。           ヨメナ

 
      ヤマハッカ             クルマバナ

 
金剛山の麓 だいぶ高度があり町は下の方に見え、大峰山系らしい山並みや、北は奈良若草山も見えた。
                 右)溜池の多い所だ。いくつもの溜池があった。

 
うんと遠い所に黄色いものが見えた。遠かったので何かわからなかったが、望遠で写して拡大したら、電灯のようだ。
調べたら、ナシ園で、果汁を吸いに集まる夜行性のガが嫌う黄色蛍光灯を利用した「防蛾灯」らしい。
和歌山あたりでもよく見るそうだ。ここは1個だけれど、たくさん付いているところも、形が違うのもあるそうだ。私は初めて見た。

 
今は御所市防災センターになっている。元は葛城南小学校だったそうだ。
         右)二宮金次郎の像の下の部分には小学校の歴史が刻まれていた。

 
「森井の湧水」奥の広まったあたりからは静かに水が湧きだしているのがわかった。
左の写真の手前から流れ出ているのを見ると、かなりの量の水が湧いていることがわかる。
初めて来た。

ほんの2時間あまり歩いただけだったが、楽しい山裾だった。

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10月12日 アメリカノウゼンカズラの果実 ネズミモチとトウネズミモチ

2018年10月12日 | Weblog

病院の帰り、公園を通り抜け。

 
アメリカノウゼンカズラの花が枝先に残っていた。細い花筒  果実は初めて見た。
ノウゼンカズラよりは結実しやすいのかもしれない。

 
 早くも色づいたモミジ・・・と思えば、台風の影響なのか?すっかり葉を落とした桜

30年ほど前に池のそばにあったイイギリはなくなっていた。

シャッター通りになってしまった商店街を通り抜けて駅に出た。

 
   公園にあったネズミモチ  左は最寄り駅のトウネズミモチ 右は公園のネズミモチの果実

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10月11日 高松塚周辺 下見 見本つくり

2018年10月11日 | Weblog

降っていた霧雨も途中でやんで、午前中は口座のコースや観察する樹木や草花などをチェックしながら歩いた。

 
    雨上がりの公園には キノコがたくさん生えていた。

 
立派なアケビの果実 残念ながら中身は何者かに食べられて空っぽだった。
                 右)工芸品のような柿の葉 虫食いの葉
ナンバンギセルもまだ残っていた。講座の日もまだ咲き続くだろう。
落ち葉や草などを集めておいて、午後は講座当日、受講生が班毎に作る予定の展示物の見本づくり。

テーマを決めて木の葉やどんぐりなど様々を模造紙に賑やかに貼り付けた作品づくり。
1班は「芸術の秋 嵐の後」 2班は「飛鳥の川」それぞれに楽しい作品ができた。
紹介したいところですが、本番の講座生の作品も楽しみにしよう。

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10月10日 ハロウィン気分

2018年10月10日 | Weblog

時間が空いていたのでフェルト人形作りに参加

フェルトはカット済み。縁をチクチク手縫いして綿を詰め、縫い縮めたり縫い付けたり・・
最近針仕事はしないので・・というか昔も本格的に縫物 洋裁や和裁をしたこともない。

おしえてくれる人の中には知り合いが何人か。
待針を使わず縫いはじめ「まあ大胆な」と感心・・ではなく呆れられ・・

隣の人を見ると、紙の糸巻きからほどいた糸を「ピンピン」といい音を鳴らしている。
こうやると糸の癖が取れまっすぐになるという。へえ~~。
真似をしてもそんないい音はしない。そういうふうにするのはジョウシキらしい。
「そんなん知らんかったん?」とみんなを優越感に浸らせたり・・
近くの人を見て、そうやればいいのか・・とわかったり。いくつか賢くなった。

そんなこんなで時間はかかったが、ワイワイ言ってるうちに無事ハロウィン人形が出来上がった。


 テレビの上のハロウィン人形

お店に切り抜いたカボチャが飾ってあったり(中にろうそくを立てたものをジャック オー ランタンというらしい)、町でたまに魔法使いの扮装をした子供や(たまには大人も)見たことはあっても、気にしたことはなかったが、今年はちょっとハロウィン気分。
『元々は秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いの行事であったが、今は宗教的な意味あいはほとんどなくなっているらしい(Wikipedia)』
『起源は古代ケルト民族の祭りから。古代ケルトでは、11月1日が新年とされ、大晦日にあたる10月31日の夜に先祖の霊が家族に会いに戻ってくると信じられていました。しかし、悪霊も一緒にやって来て、作物に悪い影響を与えたり、子どもをさらったり、現世の人間たちに悪いことをするといわれていました。そこで人々は悪霊を驚かせて追い払うことを思いつき、仮面をかぶったり、仮装をしたり、魔除けの焚き火を行ったといわれます(ネット)』
ハロウィンは10月31日が本番だが、イベントは31日までの1週間がメインになるという。 そんなことが調べてみてわかった。

帰りは小雨の中歩いて帰った。

 
    庭先のコルチカム          ショウジョウソウ

 
矢継川の中に咲いているのは、ミゾソバではなさそう。 やっぱりシャクチリソバだった。

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10月9日 運動公園まで 途中の家の庭先の花 運動公園のヤシ・ソテツ・ゴキヅル・ハッカ・タテバチドメグサ

2018年10月09日 | Weblog

10月9日の分、書き忘れていたので追加でアップ。

この日も足慣らしを兼ねて、通りかかった家の庭先の花など見ながら、橿原運動公園まで往復ウォーキング。

 
アカザカズラ(雲南百薬)オカワカメともいうらしく、南アメリカの熱帯地域が原産のツルムラサキ科のつる性植物で、非常に栄養成分に富んだ食材とのこと。繁りまくっている。 
右)マユハケオモト 雄しべが眉刷毛というより頬紅のブラシに似ている。

 
ふわふわした葉、スミレに似た花「スミレイワギリ」というらしい。スミレではないので距はない。
                      右シュウメイギク

 
フェンスに絡まっているのはアズキ? ヤブツルアズキではない。花は見ていない。
                      右)ランタナ
 
これもランタナ ホウジャクのようなガがホバリングしながら盛んに蜜を吸っていた。
運動公園の近くに、ランタナが繁茂しているところがある。
うちにも鉢植えがあるが、ランタナは世界の侵略的外来種ワースト100になっていると聞く。
ここを見ると「それもあるか」と思える。


橿原運動公園は広い。ず~っと続くフェンス。入口を挟んでまだ左にもフェンスが続いている。
中にはテニスコートや軟式・硬式野球場、多目的グランド・プール・・芝生の広場 他。
でも人はまばらだ。

 
水路にカルガモが1羽日向ぼっこ  ここにも(先日覚えた)ダイサギがいた。帰りの川の中にもいた。
友達にダイサギのことを言うと「チュウダイサギもいるよ」と言われた。
せっかく分かったと思ったのに・・お手上げ!


スダジイのどんぐりがこぼれんばかり。

 
運動公園で見ようと思っていたゴキヅル 花盛りで果実もできかけていた。
私はこの可愛い果実が好きだが、右のように一面かぶさるように覆う姿を見ると、やっぱり嫌われ者かなあ。

 
ゴキヅルに押されて?岸辺近くに押しやられたような感じのウチワゼニクサ。でもなかなか負けはしませんよ。
                    右)ハッカ 花が咲いていた。
来た時いつもチェックするヤシの仲間やソテツ 

 
 これはカナリーヤシ

 
ココスヤシと言っていいのか?(ブラジルヤシ・ヤタイヤシ・交雑種を含めて区別しにくくココスヤシというとの記事もある)
              右)熟した果実がたくさん芝生の上に落ちていた。
 
ソテツ 枯れた花粉錘があったので雄株とわかる。
  右)葉の先は棘のような鋭い葉になっていた。いつも見ているのに初めて気がついた
帰って、家の鉢植えの小さいソテツを見たら、やはり葉先は棘のようになっていた。

来る時は高取川、帰りは曽我川に沿って歩いた。春は桜がきれい。

 
左から高取川が曽我川に合流している所。(手前が下流曽我川)


  
堤防には、庭からの逸出かと思われるオキザリスの仲間が、あるものは広がっていた。

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