梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

劇団の話し

2011-01-27 10:21:33 | 雑記
我が社の入っているビルのエレベーターに小さなポスターが張り出されている。
このビルに小さな劇団の稽古場が有る、誤解されると困るので先に言っておくが「稽古場」が小さいと言う事で劇団は大きいのか小さいのか解からない。我が社がこのビルに来る前から居た様でオーナーの奥方が贔屓にしているらしい。
一度女房と友人で見に行ったのと稽古場を利用して時々行う内輪の発表を見せてもらった事も有る、
部屋を僅か幅10mにも満たない所を暗幕で区切り、照明もスポットなぞは無しで公演したが演者が若い男女2名の物とやや年嵩行った男性、そしてもう少し年配の女性がモノローグの様な形式で行ったがそれぞれ結構引き込まれた、
座長と言うのか解からないが主催者は「鈴鹿景子」と言う女性で前はテレビにも早くで出ていららしい、
「水戸黄門に出ていた」と聞いたが何しろあの番組は長寿なのでどのシリーズだったか聞かないと解からない、もっとも自分は元々あまり見なかったので余計に解からない。
舞台公演は嫌いではない、最初に見たのは未だ10代の頃大手の電気会社で工員をしていた時組合から「労音」の公演が毎月あって組合補助も有り安かったので年に何度か見に行っていた頃に見に行ってからだった、
基本的には楽団演奏でラテンの有馬徹とノーチェクバーナだったり、ダークダックスだったりだったが、有る時創作ミュージカルと言う公演が有った、ミュージカルと言えばその頃アメリカ映画のジャンルで良く掛かっていたので試しに行って見る事にした。
場所は確か厚生年金会館だったと思うが題名は「山城の国一揆」という物で主演(若しかしたら助演だったかもしれないが)が多々良淳純だった、個性的な役者で映画でも何度か見ていたが舞台で見るとやはり違う感じがする、この頃は未だモノクロが殆どだったせいかも知れない。
それから暫くしてこの会社を退社したので暫く遠のいてしまったが何処かに(又見に行ってみたい)と言う気持ちはずっと有った、しかし何となく行く事が無かったが次に入ったのが東宝映画の関連会社で映画も舞台も殆ど只だったせいも有る、但し仕事の途中で見るのでぶつ切りになってしまうし落ち着かない事夥しい、落ち着いて見たのは子供たちが巣立った後で区の補助公演に夫婦で行く様になってからだった。