つくば実験植物園の日本固有植物展で見かけました。南アルプスの砂礫地や岩場がけに見られる珍しい花です。鳳凰三山の縦走路となる稜線や北岳などで、7~8月頃、多く見られるそうです。「Silene akaisialpina」、ナデシコ科と記されていました。
つくば実験植物園で見かけました。東北地方(青森県の八甲田山を北限とし、吾妻連峰間での亜高山~高山帯)の雪渓の周りに見られるサクラソウです。6-9月頃に白い花をつけて咲くのが特徴で、多くのサクラソウの仲間と同じように、雌しべと雄しべの長さが異なる異形花柱性の特徴を持つと説明されていました。学名は「Primula nipponica」、サクラソウ科です。とても可憐な花で、山で見かけると元気をもらえそうな感じですね。
つくば実験植物園で見かけました。奄美群島の固有種で、根茎の鱗片の先端が長く延びるところがアオネカズラとの違いだと記されていました。写真でもわかるとおり、葉緑体を持つ根茎の色は緑色が目立ち、和名の由来となっています。「Polypodium amamianum」、ウラボシ科の冬緑性のシダ類で、山林の中で樹幹に着生しています。写真は11月10日に撮影しました。
つくば実験植物園の日本固有の植物展で見かけた珍しい花です。説明によれば、琉球列島の固有種で、沖縄島、石垣島、西表島では、低地の渓流沿いに、奄美大島と徳之島では、高地の湿った環境で生育しているそうです。ショウジョウバカマの仲間ではもっとも小さく、登山者の踏み付けなどで個体数が激減しており絶滅危惧種(VU)に指定されて保護されています。
つくば実験植物園の日本固有主植物展示で見かけました。琉球列島の固有種で、海岸の湧き水が出るような日当たりが良く、風通しの良い湿った岩場など特殊な環境で生育すると記されていました。近縁種は、オーストラリアに分布していると考えられています。絶滅危惧種に指定されており、保護されています。
つくば実験植物園で見かけた日本固有種の植物の一つです。沖縄諸島にのみ分布する固有種であると記されていました。写真のようにつぼみはいくつもありましたが、花が咲いているものは見つかりませんでした。図鑑を見るととても小さな黄色いマツバボタンのような花が咲くようです。沖縄諸島のサンゴ礁の岩場にひっそり生育するとか。絶滅が危惧される植物です。
つくば実験植物園で行われていた日本固有植物展で見かけました。残念ながら花を見ることはできませんでした。図鑑を見ると黄色の可愛い花を咲かせるようです。説明によれば、奄美大島の一つの水系にしか分布しない島固有の種で、湿った渓流沿いの岩場の苔の中で生育するようです。近縁種はオーストラリアに隔離分布するとされているが、未だ検証はできていないと記されていました。
つくば実験植物園では、今日本固有種の植物展がお行われており、中でも絶滅が危惧される貴重な植物を観察できます。少しずつこれを紹介します。初めに「クサヤツデ」です。説明によれば、1属1種の日本固有種で、頭花は1個の筒状花から成り、濃い紫色です。モミジハグマ族と近縁であることがわかっていますが、まだ詳細は研究中だそうです。静岡・愛知・伊豆半島・四国・九州に分布しているようです。珍しい植物です。
筑波山の山頂近くの紅葉が色づいていました。やや黒っぽい赤色が今年の温かい気候を物語っています。数年前は、鮮やかな紅色の葉もありました。紅葉の美しさと温暖化も密接な関係にあるように感じます。写真は11月5日に撮影しました。
11月に入って筑波山へ紅葉狩りに行きましたが、今年はまだ暖かい日が多く紅葉は鮮やかではありませんでした。北海道や日本アルプスのような高山帯では、急激に気温が冷えることで鮮やかな紅葉になりますが、今年のように徐々に気温が下がってくる年は、葉が茶色に変色してしまいます。写真は黄色く色づく広葉樹で、日差しを受けてとても美しく見えました。写真は11月5日に撮影しました。
筑波山へ紅葉狩りに行った際見つけました。初夏のころ白いレースのような美しい花を咲かせますが、晩秋になると写真のように朱赤色に実ります。この風景も子供のころの里山を思い出させます。写真は11月5日に撮影しました。
つくば実験植物園の絶滅危惧植物展示区画で赤いつぼみを見ることができます。もう少しすると釣鐘のような白い花を見ることができるでしょう。楽しみです。奄美大島~沖縄本島北部地域にかけての野山で自生しているが、盗掘などで絶滅が危惧されているそうです。絶滅危惧IA類に指定して保護されています。写真は11月1日に撮影しました。また花が咲いたころに撮影したいと思います。
つくば実験植物園の絶滅危惧植物展示区画で、写真のような可憐な花を咲かせていました。この植物は、沖縄地方にしか生育していない極めて貴重な植物です。説明によれば、琉球地方と台湾に分布し、「Suzukia luchuensis」、シソ科で絶滅危惧Ⅱ類に指定されていると記されていました。
つくば実験植物園でこの時期に花を咲かせています。寒い冬を超えて半年後の4-5月頃赤い艶のある実をつけ、美味しく食べることができます。ビワの花も冬に咲いて初夏に実をつけますね。春に花を咲かせて秋に実をつける植物が多い中で、晩秋から初頭にかけて花を咲かせ、初夏のころ実をつける植物もあります。写真は11月1日に撮影しました。
富有柿とともに美味しい柿の代名詞のようになっています。やや四角い形状をしています。よく熟れた柿を食べるととても甘くて今年も有難う!と柿に礼を言いたくもなります。この柿は静岡が原産で江戸時代にも栽培されていたそうです。歯ごたえのある甘い柿です。