つくば実験植物園の食の多様性展示区画で美味しそうに実ってきました。丸みを帯びて、歯ごたえがあって甘い柿です。11月に入ってつくば山周辺の農家でも柿を道路沿いの直売所で売っています。説明によれば、「Diospyros kaki 'Fuyuu'」、カキノキ科です。写真は11月1日に撮影しました。
つくば実験植物園で見かけました。雪洞のような萼の中に小さな赤く熟れた可愛い実がついています。花は6-7月頃小さな茄子の様な花が咲きます。この頃関東では、ホウズキ市が開かれて賑わいます。枝付きのこの袋状の果実を提灯に見立ててお盆の飾りにする風習があります。写真は11月1日に撮影しました。
つくば実験植物園も各種の菊があちこちで咲き始めています。ハマコンギクもその一つです。ノコンギクよりやや花が大きく草丈は低いように見えます。説明によれば、「Aster ageratoides var. littoricola」、キク科で、関東を中心に海岸や岩場、草原などに生育するようです。薄い赤紫色をしている花が多いように見えます。ノコンギクとの違いを見分けるには、葉に厚みと艶があり、丸みを帯びて鋸歯が少ないことだそうです。写真は11月1日に撮影しました。
つくば実験植物園で薄紫色の小さな花を咲かせています。野菊といわれる花の代表格です。本州から九州にかけての広い地域に分布し、田舎の道端や渓流などのほか道路沿いの土手などにも生育しています。説明によれば、「Aster ageratoides subsp.ovatus」、キク科と記されていました。写真は11月1日に撮影しました。
つくば実験植物園のあちこちで黄金色の花を咲かせています。写真のようによく観るとキク科の花だとわかります。葉は艶があり丸くて大きく、花は散房花序で、花茎の先端に数輪咲きます。春にはやわらかい茎を採って食べる人もいて山菜の一つでもあります。また秋に採取する葉の軸は、乾燥して漢方としても使われるようです。写真は11月1日に撮影しました。
つくば実験植物園で見かけました。野菊の仲間です。本州から九州にかけての海岸の崖などで自生しています。台湾・朝鮮・ウスリーにも分布する菊で、「Aster spathulifolius」キク科と記されていました。草丈はあまり高くなく、花は淡い紫色で、横に広がるように生育しています。写真は11月1日に撮影しました。
つくば実験植物園で多くの種類の菊が咲き始めています。原種を多く集めた植物園で各種の菊の違いを比べながら観察するのも楽しみです。この菊は、文化の植物展示区画で展示されていました。野菊の仲間でわが国の秋の風景に欠かせない植物です。説明によれば、奄美大島に分布し「Chrysanthemum crassum」キク科と記されていました。写真は11月1日に撮影しました。
つくば実験植物園で見かけた貴重な花です。かつては野菊の象徴のような花でしたが、近年は多摩川や相模川の河原で僅かに自生する程度で、絶滅が危惧されています。薄紫色の花はとても美しい日本の里山の風景を思い起こさせてくれます。
つくば実験植物園で見かけました。秋に木陰のようなところで薄いピンク色の美しい花を咲かせています。この花は縁起の良いものとして古来愛でてきました。この花が咲く家は吉事があると信じられていたからです。写真は11月1日に撮影しました。
つくば実験植物園で見かけました。薄いピンク色の花がとても可憐です。八丈島に多く自生していることからの和名のようです。肉質の葉にはあまりとげがないのも特徴の一つです。つくば実験植物園では11月頃までこの花を見ることができます。
筑波実験植物園の山地低地性植物展示区画で見かけました。初秋から咲いています。葉に鋭いとげがありますが、写真のような美しい花が咲きます。イガアザミは、関東地方を中心とする本州の海岸に生えるキク科の多年草です。