天皇陛下の傘寿の記念に春の桜に続いてこの時期に乾通の紅葉が公開されました。連日大勢の市民で賑わっています。12月5日の好天に誘われて、珍しい紅葉の写真を撮影しましたので、ご覧下さい。東京駅から出るとすぐ行列が始まっていました。少しずつ進む行列にも冷静に笑顔で待つ日本人の姿は真に誇りに感じました。中には外国人の家族もいましたが、同様に笑顔で並んでいる姿がほほえましく見えます。二重橋を横に見ながら隣の行列越しに撮影したものです。
つくば実験植物園の森の中で美しい紅葉を見せてくれていました。ムクロジ科(旧カエデ科)の落葉高木です。葉の形が天狗が持つ羽団扇に似ていることから付いた和名です。別名を「メイゲツカエデ」とも呼ばれるようです。写真のように紅葉が始まる頃のグラデーションが美しいと思います。写真は11月13日に撮影しました。
つくば実験植物園で今年も美しい白花(淡クリーム色)を咲かせていました。中国四川省原産の椿仲間です。説明によれば、中国、ベトナム、台湾に分布し、「Gordonia axillaris」、ツバキ科と記されていました。つくば実験植物園には、同じ仲間の台湾産の木もあります。写真は11月13日に撮影しました。
つくば実験植物園の砂礫地花壇で毎年咲きます。草丈は15㎝位で低く、小さな白い花がたくさん咲きます。嬉しいことに徐々に増えているようです。この野菊も絶滅が危惧されており、準絶滅危惧(NT)に指定して保護されていると説明されていました。写真は11月13日に撮影しました。
つくば実験植物園の絶滅危惧植物展示区画で各種野菊が咲いていました。その中の一つワカサハマギクです。写真のように白い花びらと黄色い柱頭の部分がとても美しいキクです。説明によれば、福井県から鳥取県に及ぶ地域に多く分布し、準絶滅危惧(NT)に指定して保護されています。写真は11月13日に撮影しました。