鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

映画『猫なんかよんでもこない。』

2016-02-01 13:26:56 | 演劇・映画


雪ばかりの週末の1月が終わって、2月になった。
どんよりと灰色の空の月曜日。週明けのスタート。

先月は、3週連続して週末は、雪。
一昨日(1月30日)は、朝から雪で、相方から仕事を頼まれていたので、午前10時過ぎに事務所へ行くときは、雪は、雨に変わっていた。
それでも、朝の内に大分積もっていて、30分くらいエンジンをかけておいたけれど、フロントとボンネットに積もった雪を更に、長傘を使って落すという作業をしなければならなかった。


夕方、仕事を終えて、久々の映画。
『猫なんかよんでも来ない。』を観に行った。

漫画家のお兄さん(つるの剛史さん)の部屋に居候して、アシスタントをしながら、あと1勝で、A級入りのプロボクサーを目指すミツオ(風間俊介さん)。
ある日、お兄さんは、2匹の姉弟猫を拾ってきて、ミツオに猫達のお世話係を命令する。

仔猫たちに翻弄されながらも、いつしか情が移った頃に、お兄さんは、結婚するため、郷里へ帰ってしまい、残されたミツオと猫達は、極貧生活に。

試合中の殴打がもとで、網膜を傷め、ボクシングを断念することになったミツオは、漫画家を目指しながら、幼稚園の給食室で、調理員のバイトを始めることにした。

そこで、猫好きの管理栄養士のウメさん(松岡茉優さん)と再会する。

バイトを続けながら、落選を繰り返す漫画投稿。疲れもピークに。

家賃・食事・猫の医療費が嵩む生活。部屋からの出入りを自由にしていたため、近所のボス猫になって、喧嘩ばかりを繰り返す弟猫のクロは、猫エイズに感染し、死んでしまう。

なんの変哲のない普通の猫だけれど、飼い主には、特別な存在だ。

気にいらなければ、お腹がすいていても、絶対に食べないし、わがままで、やりたい放題。

猫缶も、しらす干しから、カツオ。カツオからマグロ。マグロから、帆立。帆立から、カニ・・・だんだん高級品?に、グレードアップしてしまう。

冬の布団の中で、猫と眠るしあわせ・・・。

帰宅すれば、玄関迄、お出迎え・・・。


猫を飼ったことがあるひとならば、この不思議な猫の魅力に取りつかれてしまうだろう。
同じペットでも、犬の可愛さとは、また別な可愛さがあって、人も犬派、猫派に分かれるのもこの為かもしれない。

弟猫・クロの亡くなった場面では、スクリーンの客席から、洟をすする音も。

猫なんかよんでもこない・・・けれど、猫好きには、たまならい映画だろう。