鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

最後の仕事

2016-10-31 03:50:50 | Weblog

現在、外気温5℃

随分、冷え込んできて、冬の訪れのリハーサルのようです。


今月20日付けで、相方が、退職しました。
(・・・といっても、未だに、会社へは、行っています。引継ぎだとか残っているらしいし、まだ、名目上は、役員ということなので・・・???)

退職理由は、会社側の資金繰りがショート直前。

あまり危機感のない経営者ですが、前社長は、この会社の母体であった会社を、2年前に潰しました。
母体を潰し、子会社を息子の為?に残したようですが、たぶん、こちらも、潰すつもりでしょう。

私は、週末に、この会社で、最後の仕事をしました。
小口現金出納帳のデータ化です。

親会社が倒産してから、2年間、ひと月に4時間から8時間前後、相方のポケットマネーで、仕事をさせてもらいましたが、コレで終わりです。

面白くもなんともない・・・仕事でしたし、わずかな現金収入でしたが、有難かったです。

来月末には、事務所の移転(・・・といっても、2メートル離れた別の部屋へ移動するだけですが)するそうです。
モト・自社ビルの3階のフロアー全部を使っていましたが、売却したビルの新オーナーが、家賃の値上げを要求してきたので、一部屋分だけ、借りることにしたそうです。

新オーナーとしては、このビルをはじめ、周辺一帯を、買取りたいらしいです。


この会社とも、縁が切れたようです。

ありがとう。

さよなら。

・・・心の中で呟いて、もうたぶん、来ることもないだろうビルを見上げました。




シネマ歌舞伎『スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース』②

2016-10-28 22:10:01 | 演劇・映画

初冬の雨・・・を思わせるような秋の雨。

最高気温10℃と少し・・・12月初旬頃の気温だと・・・天気予報番組で伝えられていました。


映画が、ハネて、相方とランチをしたとき、注文したメニューの油に当たったのか・・・???久しぶりに外出したので、急に血圧が低下したのか、食事の途中で、ものすごく気持ちが悪くなり、レストランのお手洗いの個室で、5分くらい、頭を低くしてうずくまっておりました。

メニューの半分以上を、相方に食してもらい、やはり近隣の森の中の美術館の駐車場で、暫く、横になって、気分が回復。
それで、早々の帰宅しましたが、流石に、21時過ぎには、お腹が空いてきたので、帰りに購入した冷凍ピザとビールを飲んだら、効きが早くて、スグ眠くなってしまい、グーグー眠ってしまいました。

明け方、気温が、10℃以下に下がってもそのまま寝ていまして、朝に、一度目覚めたのですが、咽喉が痛く、再び眠り、何度か目覚め、本格的に起きたのが、本日の18時で、20時間近く眠ってしまいました。
少し、具合が悪くなると、そのダメージが大きくて、体力も筋力も精神力?(←もともとない)も低下する一方だと思いました・・・。


さて。

前置きが随分、長くなりました。

昨日見た『スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース』。

私は、この物語を原作漫画で、読んだことはないのですが、主人公ルフィは、関わったヒトから信頼される天賦の才能をあたえられた人物として描かれています。

ルフィと関わったひとたちは、ルフィに助けられ、ルフィがピンチのときは、助けたい・・・と願わずにはいれない・・・と思わせる才能です。

ルフィは、これまでのいろいろな物語のスーパー主人公のように、けして万能ではないようです。
ルフィと宝探しをする仲間達も、個々の才能に秀でていますが、それも一部のみ。
弱点も欠点もあり、完璧ではありませんが、仲間達全てが集まれば、完璧な集団となるようです。
だれかひとりが、欠けても完全じゃないし、強さが弱さになり、弱さがまた強さにもなるのです。

舞台では、その役割分担が、物語を構築していく上で、良く出来上っていたと思います。

ルフィ役の市川猿之助さんだけが、目立つ舞台ではないのです。

ひとりの役者さんが、2役、3役をこなしていきます。

市川猿之助という役者さんは、決して、眉目秀麗な美男といえる部類の役者さんではないと思います。

立女形なら、坂東玉三郎さん、中村七之助さんという容姿に恵まれた役者さん達が、いますし、また血統でいえば、三代目・市川猿之助さんの御子息である市川中車(俳優・香川照之)さんがいらっしゃいます。

猿之助さんの『澤瀉屋』は、海老蔵さんとこの『成田屋』からみるとお弟子さんということで、梨園では、比較的新しいおうちだそうです。

けして恵まれた環境とは言い切れないなか・・・。
ワンピースのルフィとは、かけ離れたヴィジュアルでありながら、欠けたものを自分自身の中で補うのではなく、一緒に演じてくれる他の役者さんたちに、華を持たせる・・・そんな印象を受けました。
例えば、この舞台では、エース役の福士さんや、サンジ役の中村隼人さんが、大輪の華となりました。

私は、亀之助さん時代に演じられた『NINAGAWA・十二夜』の麻阿の役が大好きです。

矢羽模様のお腰元姿で、匍匐前進してしまう亀之助さん・・・。

そんな猿之助さんに、ルフィを重ねて見てしまいました。





シネマ歌舞伎『スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース』~水と炎と宙乗りの競演

2016-10-27 22:22:34 | 演劇・映画

乾いた晴天。夏日。


本日は、朝からシネマ歌舞伎『スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース』を観に、隣々市の高速道路インターチェンジに隣接するシネマコンプレックスへ。

8月に訪れた同シネコンのシネマ歌舞伎ですが、このときは、1日一回の1週間の上演。

スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピースは、今日までは、上映回数が、1日3回。
明日から、午前中1回の上映しかないらしく、本日は、午前9時からの上映を見てから、ランチでもしましょうかね・・・ということで、ワタシの自宅と相方の自宅の丁度中間にある道の駅で、待ち合わせ。

まだ開場したばかりの朝の映画館に行くことになりました。

お約束のゴディバ・ミルクショコリキサーもしっかり購入。

早い時間帯だったので、お客さんもあまりいないのでは・・・と思っていたのですが、相方と私の他に、アラサーとおぼしき女性2名のお友達?が、2組、御老人の男性ひとり、女性ひとり。オバサンの2人連れ他、数名で、『・・・この時間帯って、案外ひとが多いんだな?』と思った次第。

それでも観客総数約10名・・・といった映写室でした。


少年漫画のワンピースを歌舞伎でやってしまおう・・・というかなり大胆な企画は、リニューアルされた新・歌舞伎座で、去年の今頃、華々しく幕をあけました。
↑訂正:歌舞伎座ではなく、新橋演舞場でした。ゴメンなさい。


主人公・麦わら帽子のルディ役に市川猿之助さん。

兄のエース役に福士誠治さん。

猿之助さんは、ルディの他、海賊の赤髪のシャンクス、女帝ハンコックの3役を演じます。

3階席まじかまで迫る宙乗りは、ぜひ劇場で観たいと思いました。

特筆すべきは、サンジとイナズマ役の二役を演じた市川隼人さん。
美しいヴィジュアルで、エース役を演じる福士さんと二大美形キャラ。

舞台上部から滝のように水を流す演出に、一際美しく大輪の華となりました。
殺陣の美しさもさることながら、歌舞伎伝統の見得もバッチリきまっていました。

対する炎を武器とするエース役の福士さん。

相対する歌舞伎役者さん達に一歩も引けを取らない白熱の演技。
舞台が歌舞伎ですから、圧倒的に不利なのですが、苦悩を背負ったエース役を、見事に演じ切りました。

このお二人をみるだけでも、歌舞伎座の高額チケット代のモトは、取れたのではないでしょうか。

他にも、妖艶なあでやかさの市川春猿さん(ナミ役)、知的な市川笑也さん(ニコ・ロビン役)の美しさも見所のひとつ。

いやはや、お美しいですね。

ワンピースのストーリーや歌舞伎を知らなくても、楽しめる作品にしあがっていたようで、来年2017年秋に新橋演舞場で、再演されるとのことです。


炊飯器毀(こわ)るる・・・。②

2016-10-26 19:54:04 | Weblog
昨日は、晩秋か初冬を思わせるような冷たい雨だったのに、一夜明けて、本日夏日の晴天。


アルミの片手鍋でもそれなりのご飯が炊けることを知りましたが・・・やはり、指定した時間に、ほぼ間違いなく炊いてくれるであろう炊飯器の不具合は、どうやら、内臓のリチウム電池切れらしく、やはり6年前後で、電池切れを起こすものらしい・・・ということがわかりました。

炊飯器自体が壊れたのではなくて・・・。

只、メーカーさんにもよりますが、電池交換は、メーカーさんへ直接送らなくてはならないし、3000円~8000円の修理費用がかかるようです。
新品を買ってしまった方が、安上がり・・・だとか・・・。

まだまだ使えるのに、勿体ない事です。

インターネットで、いろいろな炊飯器の機種を調べましたが、IHと普通のマイコン型とでは、炊きあがりに、あまり差がなく(・・・といっても、やはり、IH圧力の方が、美味しいらしい)、電気代は、マイコン型の方が割安だということも。

他には、10万円前後のスゴイヤツとか・・・。
パナソニックの踊り炊きとか、御櫃ご飯とか・・・。

長く使えて、リチウム電池とか交換しなくてもよいのであれば、コッチの方がいいかも・・・。

最近は、塩昆布だとか、すり黒胡麻、鰹鰤削りぶしを出汁でのばして、乾煎りしたものだとか・・・そんなものばかり。
おかずとしては、箸休めみたいなもんですかね?
メインとしては、成り立たないかも?

添加物だとか、保存料だとか・・・出来るだけ自然のものを・・・と思っているので、コレだけで、ご飯が食べられてしまうというか・・・他に、温泉玉子と汁モノでもあれば・・・なので、コレらのメシ友が、活躍するには、大前提として、炊立てつやつやの美味しいご飯が、必要になってくるのでありました・・・。

あと数日は、うどんや御蕎麦やパスタなどの麺類で、凌いで、あとは、アルミ片手鍋で、ご飯と炊いたり・・・、早急に炊飯器は、必要ではないのですが、家人が、やはり、電気炊飯器がないと・・・というので、病院へ送りがてら、ホームセンターと電気店などをのぞいてみることにしました。

普通の電気炊飯器5千円くらいから、5万円くらいまで、1合から炊けるものから、1升炊きまで、電気を始め、ガス、電子レンジ用の鍋まで、種類が豊富。

きっと、何処のメーカーでも、大差はないようですが、やはり、炊飯器の両雄は、『象』と『虎』かな。

電機機器メーカーでは、パナソニック、日立・・・でしょうかね?
台湾メーカーに身売りしたシャープ、不正経理の東芝・・・なんてのもありましたが、売れているのでしょうか???
存続が、疑問視されている会社の製品は・・・どうなのかなぁ?
東芝あたりは、御国が保護してくれるんですかね?
それとも原発関係の輸出かしらん???

個人的には、パナソニックに心惹かれましたが、値段的に折り合わず。
イトメをつけなければ、パナソニックの数万円のアレ・・・がいいですね。

・・・でも、やはり、使い慣れているエレファント(象)にしました。

この炊飯器のウリは、パンも焼けるそうで・・・(壊れた機種でも焼けたらしいが・・・???)

折あらば、炊飯器パンなどにもトライしてみようかと思う・・・炊飯器が壊れた翌日の記。



アルミ鍋で米を炊く~炊飯器毀(こわ)るる・・・。

2016-10-25 03:15:16 | Weblog

朝夕、気温10℃を割ってきて、寒くなってきました。
(今月の初めとか、先週とかは、夏日だったり、真夏日だったり・・・10月としては気温が高かったような気がしますが・・・)

気持ちのよい秋日和でした。

午後3時過ぎ・・・。
夕餉の支度でもしましょうかね・・・と思い、いつものように、1合弱のお米を炊飯器の釜に入れ(発芽玄米を30%から50%程度気紛れで混ぜています)、水を入れて、それから、ステンレスの取っ手付きのザルに上げて、それから水を流しながら、フリフリして、一応、コレが、お米研ぎ。
再び、電気炊飯器のお釜に戻し、時間をセット・・・しようと思ったのですが、エレファント印のIHマイコンジャーの液晶部分の表示が消えていて、ボタンを押しても、ウンともスンとも言わず・・・。
コンセントから、外して、再び、電源に入れ直しても、沈黙・・・。

ようするに・・・毀れたのですかね・・・???

お亡くなりになられたようです。

この炊飯器は、2010年5月9日に購入したようなのですが(記憶が曖昧だけれど、購入記録に残っていた)、6年半、それ程、毎日、使っていた訳ではないのです。
使用頻度を考えると割と高い買い物・・・でした。この炊飯器の前のモデルは、10年は、もったのに・・・。

お米は、研いでしまったのに、炊飯器は、使えない・・・となると・・・。

実の処、私は、炊飯器以外で、ご飯を炊いたことがありません。
小学生のキャンプのときに、飯盒炊爨なんてモノをやったことはありますが、コレも、お米を研いで、飯盒にいれただけで、他は、先生だの、保護者だの・・・が、薪をくべてくれたものに、ボンカレーをかけて食べただけで・・・。

・・・ガスで、炊飯する・・・というのは・・・やったことが・・・無い訳でして・・・。

ハジメちょろちょろ、ナカぱっぱ、赤子泣いてもフタ取るな・・・と。

インターネットで、ググってみると・・・。

ありました。

炊飯器を使わずにお米を炊く方法。
いろいろありましたが、お米の研ぎ方から、炊き方まで。
とにかく、フタがきちんと閉まる鍋なら炊けることがわかりました。

お米の浸水迄は、やってある・・・アルミの片手鍋を中火にかけ、沸騰してから2分。
火をやや弱め、3分。それから、ごく弱火で、5分から8分。
そのあと10分蒸らす・・・とのことでした。

味は、それなりでしたが、食べられるくらいには炊けました。

炊飯って案外難しいわね・・・。



この10日間。

2016-10-24 06:05:04 | Weblog
 
先週は、日光ネタで、ヘタクソな写真ばかりUPしていましたが、先々週の金曜日(10月14日)は、午後から、上野記念館へ、伊万里・九谷などのコレクションを見に行きました。


県庁のすぐ裏手にある高級住宅街に、ひときわ大きな西洋風の建物がありましたが、ソコです。

周辺は、細い路地の連なる住宅街ですが、少し先には、官庁街、繁華街、デパートなどがあって、生活するのに、車は必要なさそうな場所です。

結構、人口密度は、高そうですが、それでも木々や緑もあって、所謂、街中・・・です。
こういうところに住んでみたいな・・・と思ったりで。

伊万里大好き相方が、この展覧会を見つけてきましたが、大きな作品というよりは、手頃?な小作品、珠玉の作品のコレクションでした。

お客さんは、ワタシと相方の他には、誰もいなかったけれど、1時間弱の滞在中、オバサンの二人連れと、男性ひとりでした。

オバサン達は、ちゃりんこでの来館で、仲良しさんなんだろうな・・・。
伊万里見て、このあと、ふたりで、自転車で、何処かへお茶なんか飲みにいくのかな・・・?



翌15日は、ブログでもUPしましたが、STAR WARS展を鑑賞に。
実は、高台にある美術館に向かう途中の坂道で、転んでしまいました。
カトちゃんのコントのように、見事なコケっぷりで、顎と右頬を強打。一番ダメージが大きかったのが、顎ですが、暫くして、頬が、きみどり色に。
両ひざと手のひらのスリ傷と打ち身・・・。
スリ傷は、ほぼ完治しましたが、顎と頬と膝の内出血によるアオタンは、未だに残っています。



そのあと中2日、おいて、18日火曜日には、日光へ。



翌々日20日(木)は、二次カリエスの治療で、都下へ。

18日に続く、気温25℃越えの夏日。

新宿某デパートのつばめグリルのテラス席で、ランチ。
治療後は、麻酔で、食べられないので。

気候の良い日のテラス・ランチは、贅沢ですね。
とても気持ちヨカッタ。

勤め人をしていた頃は、こんなところで、平日にランチするなんて、考えもつかなかったし、こんなところで、ランチ出来る人達がいるなんて・・・なんて思います。

まあ、この日も、ガンバン、バリバリ、ガリガリ・・・ガッツン・・・と掘削工事と歯型の型取りです。
早く終わんないかなぁ・・・。


・・・と言う訳で、私にしては、結構、盛りだくさんな10日間でした・・・。




深まりゆく秋の日光へ⑤おまけの写真館

2016-10-23 06:17:46 | Weblog

スマートフォンで何枚か写真を撮りましたが、不思議な空模様で、空の青さと雲は、夏なのだけれど、日差しが翳ったりすると初冬の趣だったり・・・。

シャッターを押すだけの簡易カメラだし、編集は、全くと言っていい程(少しトリミングをして、UPしたものもありますが・・・)していないし、どうしても同じような構図になってしまったり・・・。
もともと、写真下手ですからね。
ちっとも上手くなりませんね~~~。
デジタルカメラって難しいのよね?
それでも、フィルムを入れて撮影していた頃に比べれば、その場で、画像を確認できますし(現像していた時代だと、写真屋さんにフィルムを持って行って、仕上がり迄、1週間とか掛っていましたからね・・・って、イツの時代だ・・・???)、手軽で便利になりました。


今回は、曇りがちだったので、紅葉・・・とくに赤を写すことができませんでした。

何と言っても、紅葉は、赤。

↓明智平画像は、普通にみると、イロハ坂周辺に赤だとか、黄色だとか、かなり紅葉が進んでいるカンジでしたが、写真に納めると全体的褐色・・・。
暗い感じになってしまいました。


↓こちらの中禅寺湖は、大使館の庭からの撮影です。
船着き場の桟橋から漣の立つ湖面を撮ってみました。


↓同じ場所の波打ち際からの撮影です。


いづれもトーンが暗いんですが、夏と秋と初冬が、ミックスして、ちょっと重めの空気感で、避暑地のシーズンの終わり・・・みたいな寂寥感があったりで・・・。

ほんと・・・この辺は、静かです。

中禅寺湖の南東側というのは、初めてで、県道250号線は、半月山が、ドンづまりで、その先に道は、ないようです。

冬場は、閉鎖されるみたいですし。

観光地でも、比較的静かなところで、湖を眺めながらゆっくり散策には、もってこいの場所だと思います。

ベストシーズンは、深緑から紅葉の時期でしょうか。




深まりゆく秋の日光へ④竜頭の滝、戦場ヶ原へ。

2016-10-22 06:23:24 | Weblog
(一昨昨日の続きです)



中禅寺湖の南側を散策し、湖に面し、木立を背にした湖岸には、いくつかのベンチがあって、そこに座ったり、湖を遊覧する船に手を振ったりして、ゆるゆる過ごしながら、
『やはり、来世は、大使令嬢に生まれて、こんな別荘で、夏を過ごしてみたい・・・』
などと、目をウルウルさせながら、戯言をブツブツ言うオバサンに、相方は、
『さて。そろそろ戻りましょうかね。戦場ヶ原をまわってから、帰りましょう。』
といいつつ、時間を確認。
午後3時過ぎ。

頂上が雲にかくれはじめた男体山をあとに車に乗り込み、奥日光へ。


竜頭の滝を上から眺めることのできる滝上へ。
橋の上から、眺める景色に人だかりができています。
(画像は、竜頭の滝から、中禅寺湖を臨む)


次は、夕暮れ迫る戦場ヶ原展望台へ。

白樺の美しい湿原です。

お客さんの大きな荷物を収納するバスの胴体の横のボックスの扉を全開にして、観光バスのお客さんが、高額なカメラ機材(目にみえるものは三脚やジュラルミン?のようなボックス)などを、それぞれ手に持って、展望台へ向かっています。
どうみても、既に、会社などをリタイアした年齢で、趣味の撮影会?のようなメンバー、2~30人くらいでしょうか?
これから夕陽の戦場ヶ原を、撮影するんでしょうか?

見上げると、空には不思議な雲。




龍雲か、鳳凰かな???(全然、違いますね)。
瑞雲だとよいのですが・・・。


午後5時を回ると、一気に暗くなるのが今頃。
秋の日の釣瓶落し。

奥日光から中禅寺湖畔へ戻り、今度は、下りのいろは坂。

沢山歩いて、眠くなってきました。
相方に運転を任せ、うとうと・・・。


お天気が心配だった一日でしたが、なんとか、持ってくれましたね・・・と思っていたら、地元についたら、土砂降りでした。

最後の最後で、土砂降りなのね・・・。



深まりゆく秋の日光へ③大使館別荘巡り

2016-10-21 05:17:16 | Weblog
(一昨日の続き)



イタリアンレストランに入店する前に、観光案内板に、英国・イアリア元大使館別荘が、一般公開されていることを知りました。食事の後に、行ってみることに決めました。
日光という場所以外には、何の目的も予定も立てていないきまぐれな私たちです。
何のリサーチもなく、現地で、スマホをふぉいふぉい。

中禅寺第二駐車場前にベルギー大使館の現別荘があったので、外側から一枚写真を撮りました。
絵的には、ベルギー大使館別荘『夏』って感じになってしまいましたが、10月の下旬に近い中旬です。

隙間から覗くと、別荘の庭から、湖に降りられるようになっているようです。
そういえば、先週、国賓として、ベルギー国王陛下、王妃殿下の来日がありましたね。

レストランのマダムに訊ねた処、15分くらい歩くと英国・イタリアの旧大使館別荘に到着するそうです。
レストランに隣接する遊覧船第二駐車場に車をパークして、歩いて行ってみることに。

UP・DOWNの湖畔沿いの林道を歩いていくと、たくさんのハイカーや観光客とすれ違いました。
道のすぐ下に湖が迫っています。

随分・・・歩くと、まず元・英国大使館別荘に行き着きました。



(二階窓からゲートを撮影)


アンティークな調度品、テーブル・椅子・ドレッサーなど贅沢な家具や展示品。
一階、二階は、北側に湖を眺められるよう長椅子などが配置してあって、まったりゆっくり。
ずっと眺めていても飽きない湖の眺望。

恐れ多くも、ワタシは、ここに住みたい!と思ってしまいました。
こんなに綺麗なところに住めたらいいなぁ・・・。
建築は、大正から昭和の洋館建築で、少し歪んだガラスも当時のものでしょうか。格子状の窓から眺める湖の風景は、100年近い時を経ても、変わらないものでしょう。

私の憧れは、大正末期か昭和初期の建築様式の家屋なのです。
いいなぁ・・・こいういうの・・・。

紅茶とスコーンのアフタヌーンティのメニューも楽しめるお店も併設。
イタリアンもいいけれど、こっちの方がヨカッタな・・・と思いつつ、ランチしたばかりだからおナカが一杯だし。

湖に面した庭に出ると、ベンチがいくつかあって、やはり湖面をみることが出来ます。
お弁当を広げる人達も。


再び山林道を歩いていくと、今度は旧イタリア大使館別荘に到着します。
こちらは、改築無しのそのままの姿のようでした。




やはり、格子に象嵌したガラスの歪みが独特の雰囲気を醸し出しています。


こちらには、別荘裏手に、併設の別荘資料館があって、大使館の使用人の別棟だったそうです。

両大使館別荘の庭から、船着き場もあって、ここから、船で、湖上に出ることもできるようす。
各国の大使様は、贅沢な休暇を過ごされたのですね。

来世は、大使令嬢か大使夫人に生まれたいものです・・・。

(明日につづきます)


深まりゆく秋の日光へ②中禅寺湖

2016-10-20 05:06:07 | Weblog
(昨日の続きです)

混雑の激しい明智平を後に、再び、いろは坂を上ります。

何度来ても、ココは、酔う・・・キモチが悪くなる・・・場所ですが、今日は、何も飲み食いしてないもんね・・・だから、大丈夫だもんね・・・今日は・・・自分自身を暗示にかけます。
山岳?走行は、嫌いじゃないし、自分で運転するには、酔わないのですけどね・・・。

紅葉は、まだ、始まったばかりのようだし、なにより、紅葉を一番美しく演出するのは、太陽光。発電ばかりではありません。写真を撮る人にとって、太陽は、偉大な演出家でもあります。
雲がかかっていて、山々に赤や黄色の色があるにも関わらず、撮影しても今一つなのです。
もっとも私のは、スマホのカメラなんで、シャッター押すだけなんだけれど・・・凄い高額のカメラなど御持ちの方は、やっぱ違うんだろうなぁ・・・。同じiphoneでも『7』とか、『6SE』などは、カメラの機能が段違いって聞いてます・・・。ワタシのは、只の『6』だしな。

今日のドライヴのコンプト(←こんな立派なもんじゃありませんが・・・)は、『紅葉』です。


いろは坂を登り詰め、中禅寺湖畔へ・・・このまま、二荒山神社の鳥居をくぐると竜頭の滝、戦場ヶ原、湯滝といった奥日光へ向かう道ですが、相方はふと・・・
『左いって見よっか・・・。中禅寺の立木観音へは、行ったことが無いし。』

・・・ということで、国道120号線を左折し、県道250線へ入りました。

(中禅寺湖・東側湖岸より)


立木観音のある中禅寺へお詣りです。


(五大堂から中禅寺を臨む画像です)

丁度、日光開山1250年、未公開の吉祥天女像の初公開なるイヴェントがあるようでした。
流石に山ひとつ越えると境内は、黄色とオレンジ色の紅葉が始まっているところでした。
今年の紅葉は、色づきが少し遅めです・・・とお寺の方。

吉祥天女像は、60cm位の美しい御姿でした(撮影不可)。
来年平成29年11月迄の公開だそうです。

立木観音は、十一面千手観音像で、千手観音は、子年生まれの私の御本尊。
有難くお詣りしました。


中禅寺湖畔の遊覧船乗り場のフリー駐車場から、みると少し高台の木立の中に、イタリアンレストランが見えました(門前町なので、お寺付近には、御蕎麦などドライブイン風の和食系のお店が立ち並ぶなか、イタリアンとは、コレ如何に・・・。時刻は、正午少し前・・・)。

このイタリアンレストランで、ランチをすることにしました。
ジェノベーゼ、カポナータのパスタ、アントルメ、珈琲のセット、一日限定20食、おひとりさま2100円。
私達が、入店したときは、お帰りのお客様が一組だったけれど、正午を過ぎると、お店は、ほぼ満席。
中禅寺湖を臨みながらお寛ぎのひととき・・・。

(明日に続きます)