鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

忙しかった???5月。

2014-05-31 11:00:08 | Weblog

この1ヶ月は、妙に忙しかった。

忙しいというのは、いまの私には、無縁の言葉なのだけれど、去年の9月以降、外出は、せいぜい1週間か、10日に一度くらいの頻度だったけれど、この5月は、1日の就活に始まり、失業給付は、28日毎だから、月二回の職安出頭(・・・いや、出所ということになるのだろうか・・・でも、出所だと、なんだか、受刑者みたいね?)、都内通院、隣市への就活、月例の観月会、鎌倉へのコンサート、2回の映画、少し贅沢し過ぎた感のある冷たく、そして寒いディナー、都内への御用・・・そして、最終日の今日は、観劇の予定が、午後から・・・。
3日に一度は、外出していた計算だ。

まあ、4回の就活の他は、遊んでばかりの極楽トンボ・・・ということになるのだろうか・・・?

前回、月初の就活後、茨城の海に出向いたのが、遙か昔のことのようで、去る者は日々に疎し・・・ということになるのだろうか?

季節は、夏に向かっていて、いつも私だけが、取り残されていくようである。

夏・・・秋・・・冬・・・春・・・そして・・・また夏。

離職して、もう8か月か・・・。

そんなことを思いながら、まだ、なにひとつ始動していない情けない有様だ。

もう、生ゴミ以下の存在ですね・・・。

自嘲する。

・・・それでも・・・。

随分と楽しい5月であった。

美しい5月本日終了。



就活日記⑫~傷だらけの就活?

2014-05-30 22:57:42 | Weblog

真夏日。夕刻から雷雨。


昨日(29日)、午前中、職安。
午後から、市内の商工会議所で、就活セミナー。

月二度の就活実績がないと、失業保険は、いただけない。
故に、早期就職のためのセミナーなるものの開催があるのだけれど、そのセミナーも4回で終了。
たぶん、失業給付日数180日前後の人を対象にしているから、4回くらいでいいのかもしれない。

私は、まだあと5ヵ月以上も残っているのだけれど・・・。

・・・そんな訳で、最後のセミナー。

講師の先生は、推定70歳くらいの爺さんであった。
爺さん先生・・・後半が辛い???らしく、3時間中、2時間は、お話をしておられたが、残り1時間は、グループ分けをして、ディスカッションをして下さい。自己紹介のあと、テーマは、就活で、困ったことなど・・・フリートークで、リラックスしましょう・・・って・・・?

結局は、井戸端会議だ。

参加者・・・15名中、女性6名で、男女別れた形になった。

まず、自己紹介だけれど、みなさん真面目に本名?と経歴などで、始まった。

ひとり異質?な私は、開口一発。
『芸名、米倉涼子です(個人情報なので、自己紹介は、匿名でOK!とのことだったので、おととい数か月前に放映された[家政婦は見た]の録画をみたばかりだったので、米倉涼子さんになってしまった)。』
受けたのやら、受けぬのやら・・・。

女性参加者のほとんどが、主婦。

やはり主婦の方は、真面目な方ばかりらしい。


定年退職したひと、家事や介護の関係で離職したひと・・・など、究極・・・自分で働かなくても、困窮することのないひとばかりであった。

私はそのとき、気が付いてしまった。
いまの日本で、お国が、護ってくれて、老後も安泰に暮らせるのは、公務員と大手企業に勤める夫を持つ主婦なのであろうなぁ・・・。
一番楽そうなのは、子供さんのいない専業主婦かもしれないなぁ・・・。

その路線に乗れないひとは、茨の道を行くしかない・・・。

今頃気が付いた。
気が付くのが、だいぶ遅かった・・・。
私は今世紀最大の間抜けであったな。

・・・まあ・・・主婦でも大変な方は、あまたいらっしゃる。
介護、子育て、ご近所付き合い、PTAにママ友交流・・・その他。
でも、遺族年金は、スペシャルだよなぁ・・・。
企業組合保険料だって、家族割引だし、格安でしょうに・・・。

就活の時には、いつも心配して電話をくれる相方に、泣きながら?我が身の不運??を訴える。

相方曰く。

『就活の度に傷ついちゃうから、もう心配で。あのね。きみは、ヒトの作った道を歩んでいないだけなんだよ。自分の道を切り開いて歩いてきたのだから、それはそれで充分なんだよ。』

ちょっと違うような気もするし、あまり、慰めになっていない気がする。

(格差に泣くのは、自分が至らぬせいなので、もっと努力しましょう・・・でも、努力してもどうにもならないのが格差なのよね・・・)

負け犬の遠吠えとは、このことであろう。
生ゴミ以下のクズでグズな女の戯言である。

いつでも格差に泣く惨めさを味わい尽くしながら、今月の傷だらけの就活・・・終わる。




Goldfish

2014-05-29 22:59:07 | Weblog

けだるい初夏の昼下がり

まだ夏にならない風が
レースのカーテンを揺らすとき、

眠り続ける金魚は真昼の夢をみる

ゆらゆら揺れる水草と酸素ポンプの間から
白昼の夢が・・・

・・・ぱちん・・・とはじける。

ゆめうつつの金魚は、ゆらりゆらゆら
シフォンのヴェールのような尾びれを微かに震わす

ゆらゆらゆらり
ゆらりゆらゆら

真夏には、まだ少し時間があるから・・・。
太陽の光で、焦げないうちに・・・

ゆらゆらゆらり
ゆらりゆらゆら

シフォンのヴェールのような尾びれを微かに震わす

ゆらゆらゆらり
ゆらりゆらゆら

一瞬の夢は、儚く消えて

それでも金魚は、夢を見る。
それでも金魚は、夢を見る。

真昼の夢。白い夢。儚い夢。

それでも金魚は、夢を見る。


東急東横線

2014-05-28 22:45:51 | Weblog

真夏日一歩手前。暑い・・・。


3日前の日曜日に、都立大駅周辺に用事があって、午後から出向いた。
私の居住地からだと、池袋で、副都心線に乗り換えるか、渋谷まで行って、東急東横線に乗り換えるのが、最も近道なのであった。

渋谷で東急東横線に乗り換えることに決めて、自宅を出た。
渋谷の東急東横店で、食事(暑かったので、御蕎麦)をして、さて東急東横線に乗るべく、渋谷駅へ。

・・・渋谷駅は、年末だったか・・・大規模な深夜のお引越しがあったということは、聞いていたけれども、東急東横線の乗り場も、どうも何処かへ移動したようで、以前に、あったと思える場所に、なかなかたどり着かないのであった。
駅構内には、案内の矢印が、幾多も示されているのだけれど、何故に辿りつかない???

今年・・・『ヒカリエ』のシアターオーブに演劇を観にきたときも、ちょっと位置感覚がズレていて、迷い気味なのだったことを思い出した。

(池袋の方が、解りやすかったかも・・・)

そんな風に思いながら、駅の構内を彷徨い歩く。

東急東横線の乗り場は、JR渋谷駅構内より少し外に出たところに存在していた。
何処をどうあるいたのかわからず仕舞いであったけれど、あの案内の矢印って、正しい方向に向いていないところが一か所あったような気がする・・・???

東急東横線は、渋谷-横浜間を繋ぐ路線だということを改めて知る。
東京-横浜ということで、東横なんだろうか・・・などと愚にもつかぬことを考える。

中目黒-代官山-祐天寺-学芸大-都立大-自由が丘・・・トレンディ・ドラマ(←現在、こういう言い方をするのかどうか・・・?甚だココロモトないのだけれど)によく登場する地名で、高級住宅地なのだろうなぁ・・・と思いながら、車窓を眺める。

横浜へ向かう電車としては、私の居住地からは、直通の電車が出ているから、私鉄である東急東横線に乗車する・・・という選択肢は、ほとんどない。

まあ、縁がないのでしょう。

・・・それなのに、極稀に、日曜日のように、御用が出来ると乗車するのですね・・・そんな東急東横線。




安物と知性

2014-05-27 22:53:55 | Weblog

午後からお天気回復。気温上昇。


一昨日。日曜日の正午。都内へ向かう快速電車。
この快速電車は、15両編成で、先頭2車両か、最後尾の2車両が、四人掛けの椅子のある電車で、平日などは、正午過ぎ発は、空いていることが、多いのだけれど、日曜日でもあったので、平日とは、ちょっと違って、地元駅からの乗車客で、座席はほぼ埋まっていた。

いつものように・・・。
四人掛けの進行方向の窓際、陽の当たらない東側の席で、さて音楽など聞きながら、70分。5月の空気を感じながら、車窓でも眺めようかと思っていたら、十代か・・・若しくは、二十代になりかけ・・・の女の子の3人組が、私の前、横、斜め前を占領した。

(・・・ちと・・・わずらわしいことになったかも・・・?)

女の子たちは、日曜だというのに、紺ブレザー、ライラクックストライプのオックス・フフォードシャツ、黒のジーパン、Jenesのサングラスのヘンなオバさん(←ワタシ)の存在は、まるっきり無視して、おしゃべりに余念がない。

(ああ・・・!MP3・・・持っていてよかった・・・。前回は、イヤフォンを忘れたので、終日、音楽なしの都内だったからなぁ・・・)

学生なのだろうか・・・いや。それにしては、スレッカラシ度が高いような気がする。

地元の子だからな・・・。服飾などのショップの店員なれば、日曜日に3人揃って外出・・・は無いだろうしなぁ・・・。水商売に従事しているという雰囲気は、ありそうでなかったし、爪には、マニュキュアの跡はなく、ささくれだっているから、たぶん学生なのだろう。

三人とも同じようなイデタチ。布を最小限、ケチったようなノースリーブで、胸のあいた花柄のミニのドレス(・・・まあ、夏ですからね・・・)。

こういう服装は、いったいイクラくらいするのだろうか?世間知らず?のオバさんには、見当もつかない。
このオバさんの価値観を越え、逆に、ものすごく高価?なのかもしれない(ありえないけど)。

服装やバッグ、装飾品の安っぽさからすれば、学生かもしれない(あまり、アタマのよろしくなさそうな?)。あと5年もしたら、劣化は、免れないような・・・目のまわり酷い事になるんじゃなかろうか・・・と思える程のつけマツゲと濃くケバい化粧。

MP3で、曲を流し、イヤフォンをしていても、聞こえてくる会話。

ひとりは、爆睡。
ふたりは、スマホをいじりながら、やたら『ジドリ』を連発。
オバさんには、『ジドリ』の意味は、まったく不明であったが、漢字に変換すると『地鶏』ではなく、『自撮』なのだろうということを、会話から推察。

老婆心ながら、オバさんは、この子たちのお母さんは、この子たちが自宅を出る前になんらかの注意は、与えなかったのだろうか・・・と、不思議に思う。

『そんなトンチキな恰好するでない。女の子は、もっとタシナミがないといけない。そんな恰好だと、同じレベルのバカ男しかよってこないよ?』

日曜日の昼下がり・・・少し遅い午後。
3人の女の子たちは、ヘンなオバさんのプロファイルをよそに渋谷で下車した。
オバさんも渋谷で下車したのだが・・・。

意味のない会話を無理に拝聴させられたやや疲気味のオバさんであった。

それにつけても・・・。知性は、やはり姿に出るのだなぁ・・・と自戒の念も有ったりで・・・。







雨の予感~明日雨なら明後日にしよう・・・。

2014-05-26 22:50:37 | Weblog

少し湿った灰色の空を燕が切り裂いていきます。
雨を呼びに行ったのでしょうか?

夏の訪れは、ひとやすみ。

少し湿った南風が吹き抜けていきます。

昨日は、あんなに暑かったのに・・・。

今日は、少しだけ、呼吸が楽です。

雨の日は、お休み。
雨の日は、お休み。

窓越しに空を眺めながら、雨雲の行方を追っている猫も

雨が降ったら、続きは、明日。
明日雨なら、続きは、明後日。

少し湿った南風の中、燕は、低く飛んでいきます。

私のこころを切り裂くように。
私の脳裏をかすめるように。

それでも・・・考えるのは明日にしよう。

明日雨なら、明後日にしよう。

雨の予感。

雨の季節は、忍び足で、夏をけん制しながら、少しづつ、少しづつ・・・忍び寄ってきます。

明日雨なら、明後日にしよう。

すべてを後回しにして・・・

今日は、このまま。
緩やかに湿った南風の中で、ゆっくり、ゆっくり、風に身を任せましょう。


そして、考えるのは明日にしましょう・・・。





映画『機動戦士ガンダムUC』

2014-05-24 22:50:40 | Weblog

昨日、一昨日の肌寒さ解消。一気に夏気分・・・。


・・・という訳で、肌寒い昨日の金曜日。
仕事のハネた相方と、映画『機動戦士ガンダムUC』を観に隣市へ。


機動戦士ガンダムと言えば・・・。

『アムロ!行きま~~~す。』

『オヤジにもぶたれたことない!』

『坊やだからさ・・・。』

・・・の名?ゼリフとともに、1970年代のロボット系アニメーションの変革の第一弾として、たぶん、アニメーション史に燦然と輝く作品であると思う。

・・・それまで・・・、ロボットアニメといえば、合体だとか、なんとかビームだとか、ナントカ砲だとか・・・そんなメカニカルな部分だけ描かれていた。いかにして、敵を倒すか?
そして、それは、子供の世界。

ガンダムは、ちょっと・・・(いや、相当違っていた)。

まず、主人公(アムロ・レイ)は、子供から大人への微妙な少年であり、戦うことに疑問を感じている・・・・

『何故、戦うのか?』

戦いの意味を問うのである。

自分の敵を倒す以外、何も考えていなかったロボット系アニメの主人公は、自らの闘いに意味を問うのである・・・。
それは、のちのエヴァンゲリオンへと続く序章でもあった。

人類が、増殖しすぎた地球では、地球のまわりに、ヒトが住むスペース・コロニーを建設する。
各コロニーは、かつての地球上の国のような自治権を与えられて、暮らしていた。
それでも・・・。
富・権力・人種・・・各々の利害から、オールドアースの地球連邦軍と移民であるジオン公国との間に戦争が起こる。
そして、これまでの人類とは、違う異質の能力をもつニュータイプと呼ばれる人間が、覚醒しはじめた・・・。

人類の進化の過程で、新人類と思われる人種は、旧人種を淘汰する。
ニュータイプが台頭すれば、やがて、人類は、ニュータイプに取って代わられる。
過去に・・・。ネアンデルタール人が、ホモサピエンスに取って代わられたように。

1970年代世界は、『インディゴ・チルドレン(リー・キャロル/ジャン・トーバー:著)』の輩出をみた。オーラの色と人の性格の相関関係の調査の結果、子供達の中に、新たなるタイプを発見した。

奇しくも、ガンダムは、それを予言したような物語でもあった。

それから、四半世紀。
ガンダムは、様々な亜流を生み出した。

正直・・・。
この映画『機動戦士ガンダムUC』は、物語の前後を知らずに見たので、よくわからなかった。

わからないなりに・・・。
たぶん、この物語は、人類の新たなる覚醒の物語なのだと思う。

ニュータイプ。

戦闘ロボットアニメとは、まるで相容れない集合的無意識。
人とその対極を行く機械との融合なのかもしれない。

人と人との物理的障害を越えた『感応』。

全編を通して、スピード感のあるアニメーション。
近未来の世界をあますところなく表現している。
初期で、武器として利用されたソーラ・レイは、原発事故後の新たなるエネルギー資源としての太陽光発電を、予感させるには、充分な発想でもあった。

なにより、ガンダム創世記より、格段に進化した画像処理技術。
初期より踏襲されているキャラクターデザインを担当された安彦良和氏の美しい人物デザイン。

次回作『オリジン』の公開が待たれる。




薔薇達の会話

2014-05-23 10:00:11 | Weblog

くもりがち。



花瓶に生けた薔薇達は、朝からおしゃべりが忙しい。


おはよう。おはよう。

小鳥達は、綺麗な声で、朝の寿ぎの歌を歌います。

おはよう。おはよう。今日も元気な薔薇達は、朝のおしゃべりで忙しい。

今日は、少し寒いね。
朝から風がでてきたよ。
雨をふくんだような雲もでてきたよ?
やはり、雨になるのかしら?

今日は、ボーフレンドの蝶々さんは、会いにきてくれるかしら?

くすくす・・・。
うふふ・・・。

おはよう。おはよう。

昨日は、蜜蜂くんにデートをすっぽかされたんだけど。
お仕事忙しいのかなぁ・・・?
アカシアの美味しい蜜をいっぱい集めて、3時の紅茶に溶かしましょう。

外のお話、聞きたいな?

おはよう。おはよう。

おはよう。おはよう。

今日も、朝から、薔薇たちは、おしゃべりに忙しい・・・。




薔薇の花束③

2014-05-22 22:51:05 | Weblog



昼過ぎから暗雲。夕刻雷雨。

寒暖の差が激しい。
昨日は、とても肌寒く、夕方から食事にでかけたのだけれど、折角の初夏のフレンチ・ディナーのハズが、冷菜ばかりで、身体は、冷え込むばかり・・・。
前菜も、スープも冷たくて、メインの前のお口直しが、シャーベットだなんて・・・。

暖かいお料理は、メインのスズキのポワレとデザートの珈琲だけだった。

冷え冷えとした寒いディナーであった・・・。


本日の画像。

相方から久々に、薔薇の花束を頂いた。

理由は・・・。
いつも昼食を取るお店の入ったショッピングモール内で、赤い薔薇が目に止まった・・・というだけとのことで、それでも、薔薇の花束は、とても嬉しい。
自宅に戻り、いっぱい写真を撮ったのだけれど、あまり上手に撮影できないのは、いつものこと。

どうしても、本物と画像の間に、ナニカ、違うもの・・・が、あったりする。

この紅薔薇は、スプレータイプの花で、一本の枝から、たくさん花をつける種類。
小さな花がたくさんあって、密度が高いからそれだけで、豪華な雰囲気。

やはり、薔薇の花束は、特別だなぁ・・・と思う。
菊の花束だと・・・こんな感じではないし。
菊だと・・・やっぱり、葬儀だろうなぁ・・・。
イヤ・・・菊には、菊のよさがあるのだけれども。

花ならワタシ・・・何の花?赤い薔薇?赤いチューリップ??赤いカーネション???
(↑昔のトマトケッチャップのCMソング)

そんな歌を口ずさみながら、花ならなんでしょうかね?
ナズナ・・・だとか、ペンペン草・・・かしら?

どんなに頑張っても、ペンペン草は、薔薇にはなれないけれども・・・。

過去に、私を、デルフィニウムのイメージだと評して下さったひとがいたけれど。
デルフィニウムは、青い花で、媚びたところがない凛とした花で、私は好きだけれど・・・。

紅薔薇の華やかさとは、また別世界か・・・。




紙幣の肖像②

2014-05-21 22:50:56 | Weblog



終日、雨。時折、雨脚が強くなる。気温も低く、肌寒い一日。


先日のことである。

私が、何処かへ就職する迄は、週に1度、夕食をご馳走してくれる約束をしているのだけれど、超多忙な相方とは、暫く、会えなかった。
暫くぶりにあって、何時もの如く食事をしていると、相方、お財布の中から、お札を一枚取り出した。

『お釣りで、もらったのですけれどね。差し上げますよ。』
と言って、私にくれたのが、本日の画像。二千円札。

まだ、存在(流通)していたのか!

いづれの御時にか、女御、更衣・・・いや違う、たぶん、小渕政権の時だったように、記憶しているのだけれど、二千円札の発行。
(ちなみに、いづれの御時にか・・・は、源氏物語の出だしです)

このお札。表は、沖縄の守礼の門、後ろは、紫式部と源氏物語。

・・・これまでのお札で、写真以外の肖像(その存在が写真によって証明されていない人物)は、かの万札の皇子(山岸涼子さんの日出処の天子で、この表現を使っていたと思いますが・・・)聖徳太子と紫式部だけ?だわな・・・。私の知る限りでは・・・。

この二千円札・・・。果たして、券売機などで使用できるのかどうか・・・???
ATMなどで、使えるのかどうか・・・???

この1枚のために、全国津々浦々のATMだとか、たぶん、ソフトの改修をしたのだと思うのだけれど・・・とにかく・・・私の手許に来たのは、これで、二度目だったと思う。
それ程、流通しなかったような記憶があった。

因みに、一回目の二千円札は、結構長く、勤めていた派遣先の部署全体が、本社に異動になったときに、送別の宴があって、会費として、支払ってしまった。
二千円札で、支払う気は、なかったのだけれど、一度、財布から出してしまった手前、ひっこめることが躊躇われたのであった。
あのときは、間を開けず、次の派遣先へ行くことになったけれど、そこも、吸収合併による組織変更で、私は、3週間くらいしか、勤務しなかった。

いづれにせよ・・・。
二千円札を手にするとき、私は、不安定だったこと・・・そして、今も、先の見えない日々を無為に送っているのだな・・・と思う。