鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

かなり・・・CRISIS !

2007-09-30 18:50:24 | Weblog
明け方から(或いは宵の内から・・・)絶え間なく降りしきる冷たい雨の日曜日。
9月も今日でお終いか・・・。
雨の音を楽しむには、絶好の休日でしたが・・・。

明け方から、吐き気と物凄い寒気に襲われまして、つま先は、凍りついたように冷たくて、大変、不具合な一日となりました。

明日から、中間決算だし、コンディションは、最悪だし、果たして、ゴール迄たどり着けるかどうか・・・なんて思いが頭の中で、リフレイン・リフレイン・・・。

仕方がないから、今日一日横になって様子をみよう・・・と思ってうつらうつらしているうちに、午後になって、かなり汗をかいて、少し峠は、越えた・・・ような気がする・・・だけ・・・?

気圧が低いから、偏頭痛の前駆症状か、或いは、風邪にでも取り憑かれたか・・・。

昨日から、不思議なネガティヴ感に襲われていまして、何だか全世界を否定してしまいたくなってまして・・・。

良くないですね・・・こういうのって・・・。

・・・今日は、文章が続かないし・・・


☆☆☆

明日から、中間決算のため、ブログは暫くお休みです。


音楽を聴かない一日

2007-09-29 19:23:30 | 音楽
気温20℃以下です。ちょっと・・・ヒンヤリ・・・。

今日は、音楽を聴かない一日です。

最近、あまり熟睡したかんじがしません。
昔から、ちょっとの物音でもすぐ目がさめてしまうし(かなりナーバス)、旅先でも、たぶん寝入るのが誰よりも遅いという睡眠の習性からくるもののようです。

眠り獣・・・或いは、ヒュプノスとの闘いに破れ、28日の23時ごろから、今まで(現在29日19:00)目覚めては、眠り、眠っては、目覚める・・・という非生産的な一日となってしまいました。
これを寝貯め(ねだめ・・・こんな漢字でいいのかどうか・・・???)と呼ぶべきか、惰眠と称するべきか・・・。


今日は、音楽を聴かない一日です。

本も読まない一日です。

ネガティブな思考ばかり繰り返し、雨音を聴きながら、薄暗い自室。
頭の中で、不意に浮かぶ錯綜するメロディと印象的な詩・・・。
でも・・・今日は、音楽を聴かない一日なのです。


今年の初め頃から、なにやら中毒のように、音楽ばかり、しかもかなりなROCK系ばかり、聴いていたのです。
まあ、生きていれば、いろいろありましすしね。
仕事で行き詰ってみたり、どうにもならないシステムに憤りを感じてみたり、理解できない人間の存在があったりで、それが解消されないとかなり辛くなる・・・(って最近の悩みってホント仕事絡みですね。別にそんな重要な仕事している訳ではないのですが・・・)。

まっ・・・それをかなり軽減してくれたのが音楽だった訳で・・・。

・・・でも・・・。

今日は、音楽を聴かない一日なのです・・・。




リリパット・アーミー『獅子の嗣子~月華~』

2007-09-28 21:31:04 | 演劇・映画
もうすぐ、10月だというのに、気温30℃だって・・・。
紅葉の錦の衣を着た立田姫(龍田姫かな?)の訪れも遅れそう・・・。

秋のあのどことなく寂しい雰囲気もまだチョット先になりそうです。

まだ、半袖も大活躍してるしな・・・。

ワタクシ、8月の終わり頃から9月の中旬頃にかけて、もう5年くらい毎年、観ている演劇ビデオがあります。
5年くらい前ってまだ、DVDが今ほど普及していなくって、この作品を購入するときは、DVD化されておりませんでした。
関西系の劇団リリパット・アーミー『獅子の嗣子~月華~』。

上演されたのが、2000年10月--下北沢・本多劇場。

・・・で、ビデオ化されたのが、2001年か2002年だったかな。

丁度、夏の終わり頃のお話。

作家でコピーライターの中島らもさんの立ち上げた劇団で、座長は、わかぎえふさん。

中島らもさんは、朝日新聞連載の『明るい悩み相談室』で、毎回、とてもおかしく、楽しい解答をされていて、一度、中島さんの劇団を見てみたいと思っていたので、この『獅子の嗣子~月華~』を観にいきました。
たしか、3年くらい前だったと思いますが、中島さんは、怪我で亡くなられて、帰らぬ人となりましたが・・・。
まだ、50歳を少し過ぎたばかりだったと思いますが・・・。
生前の中島さんの出演されたお芝居は、何故か1本も観ていない・・・それがとても残念でたまらないのです。
本は、何冊か読ませていただいていたのですけども・・・。


秋の気配のする夏の終わり頃、時代は、戦国時代がやっと終わって平和な世の中になった時代、
小国大名に降ってかかった難題解決に、助っ人を頼まれた当代随一の興行師・菊之助。
彼をめぐる大名安達家と宿敵・松平家&赤目忍者の死闘・・・なんて書くと、シリアスなお芝居みたいですが、コメディ・タッチの面白いお芝居なのです。

毎年、9月の中頃、このお芝居を見たくなる・・・のに、今年の9月は、まだ、この作品を見ていない・・・

立田姫のおとずれの遅い秋・・・。

ちょっとCRISIS・・・!

2007-09-27 20:40:43 | Weblog
今日も曇り空。

そろそろ、中間決算の時期が近づいてまいました・・・しかし・・・全然、テンションが上がりません。
今期は、上手く乗りきれるといいのだけれど・・・。

今月は、歌舞伎・Live・演劇とカテゴリーの違うステージで、なかなか充実した1ヶ月となりました。ゆっくり休んでいる暇がなかったので、今週末は、自宅ですごそうかと考えております。

来月も結構、もりだくさんの予定を組んでおりますが、全部クリアできるかな~?

今月は、PRISMの新しいCDを開封しました。

ワタクシは、CDを開封するとき、なんかドキドキします。

綺麗な曲だといいな・・・。全部好きな曲になるといいな・・・。
そう思いながら、封を切ります。

いろいろな聴き方があると思いますが、開封したCDは、まず、パソコンに取り込んで、お楽しみはそれから・・・。

一応、全曲をかけ流し、そんなことを2、3回繰り返すうちに、印象に残ったメロディの曲のタイトルを見つけます。そして、それから、そればかり(1回につき、2曲から3曲くらい)、聴いたりします。

詞のある曲も、歌詞カードは、見ないで、聴いています。
どうしても聞き取れないところだけ、歌詞を見るんですが、英語で、意味が取れないときは、一応辞書で、単語を調べたりします(特に、1ヶ月の中旬頃は、仕事も暇なんで、会社のPCなんかで、引いてみたりする)。

そのうち、だいたい全部聴き終わるのに1ヶ月くらい・・・長いものでは、3ヶ月(あるいは、それ以上)に及ぶときもあるんですよね。

だから、いまちょっと、Crisis状態・・・また封を切っていない新しいCDが今月もまた増えてしまいました。

通勤時間(もうちょっと距離が長いと、もっと聴けるんですけどね)とお昼休み。
そしてブログを書いている時、そして眠る前・・・。
食事の支度の時に聴くときもあるんですけどね・・・。

そして、毎日、こころの中で、アーティストさん達にミスティ・ブルーの薔薇の花束を贈っているのでございます。

揺れるタナトス

2007-09-26 20:08:19 | Weblog
今日は、明るい曇り空。薄陽が差して、秋・・・ですね。

このところ、死神さん関係のお話が続きましたが、今日は、どうしようかな・・・と迷いながら、じゃあ・・・今夜で、Finalってことで、今日は、タナトス・・・。

どうでしょうかね~・・・タナトス・・・。
ギリシャ神話では、死そのものを神格化した神様のようで、鉄の心臓と青銅の心を持つ非情な神様だとか・・・。
タナトスは、夜の神の息子さん。兄弟には、眠りの神・ヒュプノスがいるそうですが、闇のイメージがありますね。『死』と『眠り』は兄弟なのか・・・。
言われてみれば、そんな気もします。


ヨーロッパなんかでは、タロット・カードに象徴されるような、骸骨が大鎌をもって、人間の首をばっさばっさ切り落とすなんてイメージがあるけれど、あれは、伝染病のペストなんかを具象化したものでしょうか?

それに比べると、日本の死神さん達は、ちょっと大人しいというか、おひとよしというか・・・そんな気がしませんか?

『憑神』では、宿替えのシステムがあるし、『死神の精度』では、一話で、死を免除されてるし、落語の死神もなんかちょっと抜けてるカンジがするし・・・。

『死』に対しても、曖昧な気がします。


フロイト心理学では、攻撃や自己破壊に傾向する死の本能を表すそうです。

時々、揺れませんか?心の中で、タナトスが・・・。

ヒュプノスの手招き、そしてタナトスのお誘い・・・。


『死神の精度(伊坂幸太郎・著)』

2007-09-25 20:33:34 | Weblog
朝夕は、めっきり涼しくなって、日没も早くなってまりました。


昨日、ちょこっとだけ書きましたが、今日は、『死神の精度』について、綴ってみようかと思います。

彼(死神)が仕事をするときは、いつも雨降り・・・(終章では、晴れますが・・・)。
彼(死神)のコード・ネームは、千葉さん。
千葉さんのお仕事は、ターゲットを1週間観察して、今死ぬのが適当かどうか判断するお仕事。
同業者(秋田さんとか・・・)と、かちあったりもするけれど、基本的には、ひとり・・・。
ターゲットによって姿や年齢を自由に変えて現れる・・・。
音楽が好きで、CDショップに入り浸っていたりする・・・。

千葉さんのお仕事も、お役所的で、調査部から送られてくるのは、ターゲットのデータ。

・・・ってことは、神様にもランクがあるんですね・・・。
昨日の『憑神』の中でも、貧乏神の伊勢屋さんは、言ってましたっけ・・・
『神とは申しましてもな、上には、更なる神がおるわけでございまして、そのあたりは、皆様とご同様悲しき宮仕えとお心得くださいまし。』

ヒエラルキーが存在するんですね。
ワタクシたちの社会と似たようなシステムな訳です。
半端な仕事をすると怒られるんですね。上のエライ神様に・・・。
どこの世界も大変でございます。

この死神の千葉さん・・・クールで、ちょっとズレてて、話がかみ合わず、なかなかスタイリシュです。

作者の伊坂幸太郎さんは、次の作品『魔王』の中にも、ちょこっと千葉さんを登場させています。

『魔王』も、なんかドキドキするような作品でした・・・。


千葉さんは、どんな音楽が好きなんでしょうか?

勝手なイメージですが、フュージョンなんか聴いてそう・・・。
クラシックかな・・・まさかムード歌謡って線は薄そうなんですけどね・・・。


『憑神(浅田次郎・著)』とちょこっと『死神の精度(伊坂幸太郎・著)』

2007-09-24 22:08:25 | Weblog
今日は、灰色の曇り空。
全国的に休日ですが、今週も、通常営業なんで、ご出勤とあいなりました。
相棒は、突然の休暇・・・。とりとめもなく、気ばかりあせる一日でした。
もちろん、道路は空いていまして、行も帰りも車は、スイスイ走りましたけどね・・・。

昨日は、雨の休日だったんで、土曜日の観劇の帰りに本屋さんに寄って購入した浅田次郎さんの『憑神』読んでおりました。

しかし、最近、本屋さんって行かないよな・・・。みんなネット書店で注文しちゃうし・・・。
本屋さんへ行ってもお目当ての本ってなかなか無かったり、探すのが大変だったりするわけで・・・。
ネットを使える環境になかった頃は、3日と空けずに通ったもんだし、高校生の頃は、学校の帰りには、本屋さんに寄っていることが多かったな・・・伯林堂(ベルリン堂と読みます。もう無くなってしまったけれども・・・)へ寄るのが日課だったし。

さて閑話休題(果たしてここでつかっていい熟語だろうか・・・?)。
『憑神』・・・文字だけでは、ちょっと想像するのが、難しい描写もあるのが時代劇ですが、これは、昨日、お芝居でみちゃったからわかるもんね・・・って、スイスイ、読んでしまいました。
原作と演出の多少の違いは、あるものの、ほぼ、原作に忠実でしたね。
主人公の別所彦四郎と榎本釜次郎との関係がビミョーに違うニュアンスだけれど、葛山信吾さんが演じる釜次郎ですからね・・・やっぱ、爽やかに纏めないとってとこでしょうか・・・。

真っ直ぐで、ひたむきで、融通がきかなくて、真面目で、文武学問に秀でているし、努力家で、我慢強い彦四郎さんが、よりによって、貧乏神・厄病神・死神に取り憑かれるお話ですが、今の社会でも真面目で、頑張っている人って報われないって場合が多いような気がします。
ワタクシも自分で言うのもなんだけど、結構、貧乏クジを引くタイプなんで、彦四郎さんの身の上に訪れる不幸に、不条理を感じます。
能天気で、まわりのことなんか何にも考えていないヤツに限って結構、美味しいとこだけ、持っていっちゃうなんてのは、当たり前・・・何事も要領よく立ち回って、勝ちに行く・・・。

そういう世の中だから、その流れに乗らないと行き難いのかも知れませんね。

この『憑神』さんたちは、邪神のくせに、ミョーに人間味にあふれていて、時々、くすっと笑ってしまう・・・でも、やっぱ取り憑かれたくはありませんね。三巡稲荷・・・。
この『憑神』さんたちの『宿替え』というシステムも面白かったな・・・

少し前に読んだ『死神の精度(伊坂 幸太郎・著)』も面白い死神さんだったな。
ワタクシに取り憑くんでなければ、ちょっと、お茶など飲んでみたい死神さんでしたけど・・・。
ワタクシの前に現れるときは、美青年キャラで出てきてね・・・とお願いしたいですね。


新橋演舞場九月公演『憑神』

2007-09-23 09:32:10 | Weblog
今日は、涼しくなりそうです。
昨日は、とっても暑い一日でした。9月ってこんなに暑かったっけ・・・。

去年の今頃もやはり新橋演舞場に『魔界転生』を観にいったんですけど、今年も、中村橋之助さん主演・G2さんの演出で、浅田次郎さん原作の『憑神』を見てきました。去年の今頃って、夜は、肌寒いくらいでしたが・・・。

午前11:30分開演と他の劇場より早めの開演なんで、三越の美濃吉でお弁当をGet!(歌舞伎座とおなじノリですね。新橋演舞場も歌舞伎座をひとまわり小さくしたカンジの劇場ですし)


今とても力のある演出家のG2さん・・・松竹と相性がいいみたいで、凄く楽しいお芝居でした。

秀逸だったのは、貧乏神(伊勢屋)を演じる枡毅さん、疫病神(九頭竜関)を演じるコング・桑田さん。お二人ともとても面白かった。枡さんは、去年の『魔界転生』で紀伊大納言役でG2さん一緒にお仕事されていたし、今年2月に、世田谷パブリックシアターで上演された『地獄百景・浮世百景』でも大店の大番頭さんの役だったんで、今回も、貧乏神の仮の姿・両替商・伊勢屋を好演。不思議で、しなやかな上品さ。
リリパット・アーミーで、いつも存在感のある役を演じているコング・桑田さんの厄病神も、ゴスペル歌手ならではの声の良さ、あの重量感で、デビット伊東さんに取り憑く場面もコミカルで思わず、笑っちゃいました。

今回、華のある役で登場したのは、葛山信吾さん。榎本釜次郎(武揚)役で、幕府軍艦奉行の軍服姿が凄くカッコいい。6月の『宝塚BOYS』では、みんなをまとめる優しいリーダー役でしたが、今回は、お旗本。江戸弁バリバリで、見ていてスカっとするお得な役回り(以前は、どうも真珠夫人の時のイメージが強かったんですけどね。さすが、もとモデルさんだし、やっぱかっこいいわ・・・)。
同じく長身の笠原浩夫さんとお二人で並ぶと壮観。笠原さんは、このところ、耽美系美青年の役はやってないのが少し残念。今回は、ちょっと小悪党の青山主膳役。去年から、イジメ役の継母(森は生きている)とか、スタイリッシュなヤクザの役(錦鯉)とか・・・ちょっとクセのあるが多いですね。

主役の別所彦四郎役の中村橋之助さんも、去年の柳生十兵衛に続いての出演。今回は、真っ直ぐで、融通が利かなくて、でもひたむきに生きるお侍さんの役ですが、楽しそうに演じられていましたね。
殺陣も抜群だし・・・。

村田小文吾役の福田転球さんのちょっとあやしい修験者、もと立身出世劇場の関秀人さんも、去年に引き続き出演。お二人とも、しっかり脇を固めてましたね。

野川由美子さんのかわいらしいお母さん。水野美紀さんの綺麗で控えめな奥さん役。秋本奈緒美さんのキリっとした兄嫁役。鈴木杏さんの死神役と女優陣も華やか・・・。

帰りに本屋さんで原作本買いました。浅田次郎さんの本は、今回がお初。読むの楽しみ~。


Las Vegas・・・砂漠の湿度

2007-09-21 21:33:17 | Weblog
毎日毎日・・・8月になってから、このWordばかり・・・
『暑い・・・!!!』
今日の暑さは、湿度の低い、カラっとしたカンジの暑さでした・・・。

湿度が低い・・・といえば、2年前ラスベガスに行ったときに、砂漠の暑さっていうのは、こういうカンジなんだなぁ・・・と思った訳で・・・。

滞在したのは3泊5日と国内旅行程度でしたが、ラスベガス滞在中、ワタクシ、髪を洗いませんでした・・・。
だって、カラっとしてるから、全然、ベタベタしないんですもん・・・(単なる不精なだけじゃん・・・)
結構長さのある髪ですが、5日たってもサラサラでございました。

チベット方面の砂漠に住んでる人たちは、産湯をつかって以来、亡くなるまで、おフロというものに入らない人が多いとかってナンカで読んだ気がしますが、短期滞在のラスベガスでそれを感じました(でも、オフロは、毎日入りましたヨ!ホテルで・・・)。

ラスベガスは、砂漠なのに、水が潤沢にある気がします。
収容人数2,000人前後のメガ・ホテルが林立して、お部屋には、浴槽とシャワーがあるし、水もちゃんと出るし・・・。

この水源は、ラスベガスから車で1時間くらい離れた人造湖のミード湖から遥々引いているそうですが、このミード湖、青くてとても綺麗な湖でした。
ミード瑚で、サンドイッチとオレンジジュースの軽いランチを食べながら、湖面を渡る涼しい風を顔で受けてるとなんだかほっとした記憶があります。
ラスベガスで、ちょこっと緊張してたんですよ・・・。
10時間も飛行機のエコノミーの狭い座席で、うずくまっていたんで(飛行機酔いってやつですね)・・・朝(10時頃)、ラスベガスに到着したときは、顔面蒼白・・・その日は、何も食べられず、生きて日本に帰れるかなって思ったもんね・・・(オーバーな表現ですが・・・だって、ほとんど、太平洋の海の上なんだもん・・・墜落したら・・・100% 助からないし・・・)

コロラド川の水の色とはちょっと違うみたいで・・・。
少し、緑っぽいブルーですね・・・。

自然も豊かで、あの高層ホテルが立ち並ぶラスベガスとは、対象的でした。


☆☆☆

明日は、新橋演舞場に『憑神』を観にいきます。ブログは、お休みです。


心の花束を贈りたい--森茉莉さんの随筆

2007-09-20 20:53:28 | Weblog
またまた暑さ復活・・・。今年の夏は超しぶとい・・・。

今日の3分間スピーチは、気持ちいいくらい滑りまくりました。
もう、砂時計の砂が落ちる前にネタ切だし・・・。
今月は、終わっちゃったから、もういいや・・・(毎月そう思いますけどね・・・)。
スピーチのお話は、ひとまず終了。


さて、文豪・森鴎外の長女で、随筆家・小説家の森茉莉さん・・・。
彼女のエッセイ(・・・と書くとなんか軽い感じがするんですが・・・一応、明治生まれの方ですんで、どうしようかなとも思いましたが、随筆だとちょっと重いみたいな気がするんで、エッセイってしときます)に、彼女が大好きな俳優さんや歌い手さんに毎日、心の花束を贈っている・・・というのがあるんです。

実は、ワタクシも最近・・・そんな感じなんですね。
大好きなアルバムを聴いているとき、花束を贈りたくなります。
薔薇がいいかな・・・。
実際には、遺伝子とかの関係で、天然では、できないみたいなんだけど、Blue・・・の薔薇。
やわらかな優しい淡いブルーの薔薇を送りたいアーティストの方々がいます。
・・・誰ですか?
ふふふ・・・秘密です・・・!だって、ここに書いちゃったら、毎日、Love letterになっちゃいますもの(たぶん・・・)。

薔薇の色は、日によって違うんですよ。心の花束なんで、いろいろな色があるんです。


森茉莉さんが、花束を贈っていらしたお相手は、ジェラール・フィリップとか、ピーター・オトゥール、シャルル・アズナブウルだったかな・・・。

下北沢のお風呂のない四畳半で、貧乏の上に『赤』がつくほどの暮らしをされたこともあるけど、貴族の魂を持った森茉莉さんは、四畳半をフランスのパリの高級アパルトマンにしてしまうほどの想像力で、貧乏を楽しんでいらした・・・。

世間ズレした筋金入りのお嬢様だった森茉莉さんのエッセイは、私の想像力をもかきたてるのです。


―強い想像力を備えた人は、構造的に幸福である―

闘う?哲学者・内田樹さんの『知に働けば蔵が建つ』の帯にあったコピーです。