鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『地澤臨』な八月

2012-08-31 22:48:33 | Weblog
暑さ・・・まだまだ続くという・・・予報。

8月も今日で、おしまい。
・・・なんか、ものすごく長かった・・・。
いろいろあって、結局、ムダな努力???に終わったのだけれど。

・・・それなのに、何故、『地澤臨』なのか・・・?
コレは、良い卦とされているけれど、爻辞には、
『八月に凶あり。』
という一文があって、私的には、大凶な1カ月だった。
8月初旬に、易を立ててみるとこの『地澤臨』。

8月のしょっぱなから、ネットワークがイカレて、通信網は、遮断。

それから数日経って、いろいろあって、ナンダカンダと過ぎて行って、心の休まる暇が全くなかった。

8月以前にたてた予定は、唯一『観劇』のみを残して、あとは、全部、キャンセルして、そして延期。
唯一できた観劇も、録画のための座席交換とあいなり、こちらも、プロモーター側の怠慢で、ギリギリまで、イライラさせられた。

・・・いやはや・・・。本当に、イライラの8月。
労多くして、功少ない・・・まさに、十方昏(暮)状態。

朗報は、闇に葬られ、無かったことになり、後半は、無駄遣いばかりして、高い割には、何の役にも立たない、全く使えないような、つまらないモノばかり買ってしまった。
気がふれたとしか・・・言いようがありませんね。

でも・・・このカンジ・・・。3年前の夏にそっくりだ。

なんなんだ・・・コレ・・・???

疲れ果てるも、明け方までは、眠れない。
陽がのぼれば、熱死になりそうなほど・・・。
そんな、ふざけた・・・バカげた8月だった。

やっぱ8月は、大っ嫌いだ。

できることなら、この1カ月・・・記憶の闇に葬ってしまいたい・・・。
惜しげもなく、捨てたい8月も・・・今日で、おしまい・・・それでも、暑さは、続くという・・・。

異常な残暑

2012-08-30 22:50:17 | Weblog
夏が衰退しない。
いつまでも、いつまでも、気持ちの悪い熱気を吐出したまま・・・。

どれくらい異常なのかと言えば、今月初めに購入して、洗面所の石鹸皿に乗せておいた固形の『はちみつ石鹸』が、液体化して、石鹸皿の底に溜っていた。 

ネロリとはちみつが、成分のほとんどを占めるこの石鹸・・・50gで、1000円近かったから、国産の普通の固形石鹸の10倍以上の値段だったのだけれども・・・。
あまり使わないうちに、溶けてなくなってしまった(・・・なんてこったい!)
仄かにレモンとはちみつの香りがして、気に入っていた石鹸では、あったのだが・・・。

コレも異常な残暑のせいだろう。

熱に弱いものは、数々あれども、純粋な長方形をした石鹸が、2週間くらいで、溶け出すなんて。
原産国のイタリアなんかでは、考えられないのかも・・・???

この暑さは、世界的な規模らしく、旱魃で、トウモロコシや小麦などが、全滅・・・なんて、Newsは、伝えていた。

あながち・・・暑さのためばかりでもないのだけれども、私の不眠も年季が入ってきて、最近では、5時間も眠れば、もう充分な気がしてきた。
・・・ただし、午前11時半の目もあけているのが困難な程の眠気は、相変らずで、そのうち、神経科か、心療内科にお世話になる日も近いかもしれないな・・・。
・・・寝る時間を短縮していって、全く、眠らなくても、平気な身体にならないものだろうか・・・そうなれば、人の何倍も有意義な時間が過ごせるかもしれない。
・・・でも、やることがなくなってしまうかもね・・・。

夜行性の猫でも、一晩中起きている訳ではなくて、寝たり、起きたり、食べたり、遊んだり、夜間パトロールに出向いたりと結構、忙しそうだった。

眠れない夜に、猫がいると楽しいし、安心する。
一緒に、遊ぼうよ・・・と言っても、知らん顔で、寝てしまったりするけれど。

ヒトが眠れないのに、隣で、幸福そうに手足を伸ばして眠る猫。

ちょっと、イタズラをして、ヒゲをひっぱったり、耳をひっぱったり・・・そんなことをしても、絶対に、起きないんだよね・・・熱帯夜だってのにさ・・・。


午前11時は、眠獣の刻~眠気に関する不適当な推論

2012-08-28 22:51:24 | Weblog
暑さ、とめどなく・・・。
それでも、夕刻からは、少し秋めいた風も吹く・・・。


昼食後、1時間くらいたつと、眠気が襲ってくるのが、普通だと思うのですが。

私の場合は、午前11時を回ると、電池切れ・・・というか、目を開けていられないほどの眠気が襲ってくるのです。
通称・・・眠獣(ねむりじゅう)と名付けておりますが・・・。
コレは、以前のブログにも書きましたが、語源の『眠獣』は、文豪・森鴎外の娘さんの森茉莉さんがお書きになっていて、ルビ(よみがな)が、ふっていなかったから、『みんじゅう』なのか、はたまた『ねむりけもの』と読むのかもしれませんが・・・私は、自分勝手に、『ねむりじゅう』と読んでいます・・・ミンジュウの方が可愛いかも。
要するに・・・『抑えがたい睡魔』なのですが、『魔』というよりは、もっと凶暴な感じのする『獣』っぽい・・・。

さて、その『眠獣』は、仕事が、比較的、空いている午前11時頃、ゆるゆると現れ、一番のピークが、昼休みのチャイムが鳴る少し前。

これは、推測ですが、私は、寝起きが極端に悪いため、朝起きる・・・というのが、難行苦行のひとつとなっております。
無理して起きる・・・という過酷なストレスのため、もう目覚る直前で、疲れ果てているようなのです。まだ、あまり覚醒のよくない身体を無理に起こして、仕事に行くわけですが、大体、ソノあたりで、エネルギーの80%は、使い果たされてしまい、のこり20%も、11時までには、既に枯渇状態。
それで、眠くなるのかと・・・思っているのですが・・・。

別の推論。
私は、たぶん、生まれた時間が、昼前らしく・・・。
もしかすると・・・そのせいかとも・・・思ったりで。
大体、生まれてくるのも、物凄いエネルギーが必要な訳で。
毎日、毎日・・・11時を回る頃、身体は、生まれた時刻を思い出し、もう思い出しただけで、疲れ果てて・・・コレから、何年か、何十年か・・・生きねばならない・・・なんてことを、考えると、たぶん、もう、うんざり・・・してきて、呼吸をするのも、イヤになっているのかも・・・。
しかも・・・それは、毎日、毎日、毎日・・・私自身の気づかない別の何かが、消耗し果てる・・・そして、もっとも死に近い『眠り』を呼び起こし・・・眠獣が蘇る・・・なんて・・・ンな訳ないでしょ。

願わくば、この『眠獣』・・・夜間の11時頃に出現してくれると、私としては、大変うれしいのですが・・・。
出現して欲しい時間に、『眠獣』は、自分の眠りにつくのかも・・・?



オートマティック・・・或いは、ギア・チェンジ

2012-08-26 15:19:22 | Weblog
早く、涼しくならないだろうか・・・。
夏も終焉に向かうこの時期。
別に、この時期でなくてもいいのだけれど。

気の早い秋を感じたくて、山岳ルートのドライヴがしたくなる。
山岳ルートといっても、昔の旧碓氷峠だとか、コレまた昔の日光いろは坂・・・なんてのは、遠慮したい・・・。
昔の山道は、整備が悪くて、しかも狭く、そして、乗っている自動車自体、ギア・チェンジの必要なマニュアル車・・・だったりするから、運転下手には、ツライもんがあった。
しかも、パワー・ステアリングなしの前輪駆動車・・・って・・・かなりキツい。
実は、この車・・・父の車だった。
運転しづらいのよ・・・力なき女子には。

今は、オートマティック・・・ギア・チェンジなし、パワー・ステアリングで、ハンドルすいすい・・・は、もう当たり前。
今では、ギア・チェンジのできない身体になってしまった。
半クラッチ・・・って何だっけ・・・の世界に入ってしまったのだ。

そう・・・オートマティック車は、余程の事がない限り、ノーマル・ギアで、そのまま、すいすい。
ハンドル操作とブレーキ、アクセルだけの世界なので、クラッチないから、ラクなのだ!
良き哉。良き哉。

・・・ンな訳で、(あくまでも)整備された山岳ルートも、わりと無理なく運転できるようになった訳で。
山に遮られた景色がいきなり開けて、湖があったり、窓をあけると、涼しく清浄な空気だったり。
木々の濃い緑は、やがて、秋を迎え、色づきを待っている・・・そんな待機中な雰囲気。

但し・・・夜は、コワイよ。
スピード出し過ぎて、ヘアピンを曲がり切れず、ガードレールに激突・・・重傷・・・くらいなら、まだしも、ガードレールを乗り越え、崖下転落・・・となれば、ほとんど、あの世行き・・・。
一般道よりは、多少、慎重さが必要かもしれないし、神経も使う。

濃霧がかかると一寸先も見えなくなるし、特に、雷なんかは、夏場多いかも・・・。
早朝から、午後の早い時間帯だったら、余程、気象条件が悪くない限りは、大丈夫。

山岳ルート・ドライヴは、楽しい。
特に、運転するならひとりがいい。

相方がいる場合は、運転は、おまかせして、もっぱら、助手席を楽しみたいところ・・・。



真珠夜話③可愛いっていいですね・・・。

2012-08-25 22:54:20 | Weblog
まだまだ・・・夏の終わりの気配すらみえない・・・。


一昨日から続いております。真珠のお話。
本日最終夜。

今日の画像。

こちらは、真円の淡水真珠とアコヤ真珠の2本立て。
色がついていて、金のチェーンが、淡水パール。
普通の白い真珠に銀のチェーンが、アコヤパール。

両方とも、真珠のサイズが同じ7mm珠。
コレは、単体で身につけても、2本重ねづけしても、可愛いステーション・ネックレス。
季節的には、春先か・・・或いは、冬か・・・といったところ。
夏・秋は、雰囲気が違うので、出番なし。
夏は、汗に弱い素材だから、絶対に、身につけたくない・・・という事情があります。
所謂、キワもの(季節もの・・・)。

これ、本当に可愛いんですよ。
色は、白の他は、淡いパープルとオレンジ、そして、間に、ベビーパール。
少し衿のあいた白いブラウスだとか、薄手のタートルネックには、よく似合うし、なにより、可愛さが取り柄。

可愛いっていいですね・・・。
真珠の持つ丸い可愛さそのもの。

白蝶貝などの南洋パールに代表される大珠は、直径10ミリ~12ミリくらいで、それは、もう迫力だし、色も、ミャンマー・ゴールド(金茶)なんて、ひときわゴージャスな真珠は、公式な夜会以外には、装着できないような品格があるけれど、淡い小さな淡水系は、可愛さが命。これは、普通に身につけて、楽しむもの・・・。
そんな使われ方が、一番似合っているし、価格もそれなりだから、充分お役目を果たしています。

そうだなぁ・・・。
高校生が、お年玉貰ったので、ちょっと贅沢だけれども買ってみようかな・・・みたいな・・・。
もっとも、私が高校生の頃は、こういうものには、一切興味がなかったけど・・・(高校生なら、模造パールでも充分可愛い。)
清楚で、おしゃれで、首の細い女の子なら、良く似合う・・・そんな可愛らしさのあるネックレス(でも、中年以上でも、たぶん似合いますよ・・・首が細いひと限定ですが・・・。首の太い方は、南洋パールなどの大珠の方が、迫力があってよろしいかと・・・。私も欲しい・・・ミャンマー・ゴールド)。


真珠夜話②バロック&バロック

2012-08-24 22:50:38 | Weblog
暑さ・・・延々・・・いつまで、続くのだろうか・・・?


昨日に引き続いて、真珠のお話。

本日の画像。

淡水バロックパールのネックレス。
こちらは、淡水真珠の大珠で、形が、いびつ。普通の真円の美しいアコヤ貝の養殖真珠とは、にてもにつかない形状をしている真珠達です。

以前ですと、米粒状の形をした極小の小さなものが主流だったけれど、最近では、真円の7mm珠など、アコヤ貝にも劣らず、しかも、カラフルなオレンジ、パープルといった淡い色を備えたものが、流通しています。
しかも、アコヤパールより、はるかに安価。
小さくても、可愛らしく、普段使いにするなら、淡水パールのほうが、リーズナブル。

同じ淡水育ちにしても、バロックと呼ばれるいびつな真珠は、巻が不均等であるゆえに、その輝きは、重厚で、奥行きがあるような気がします。
ネックレス等に連組をするにも、全く形状の違うもの同志を配列するので、組合せ方も重要。
たぶん、連を組むのに、普通の真円真珠より時間を要するものかと思います。

アメリカ大陸では、均等な真円真珠が、ヨーロッパでは、形がいびつなバロック真珠が好まれるというのもわかるような気がします。

養殖という人工的につくられたものでありながら、バロックは、ひとつひとつの個体に重みがある・・・。
私は、アコヤ貝の真円真珠になり損ねた所謂、規格外のパールは所有していますが、純粋に意図を持って作られた欧州好みのバロックパールは、所有できずにいます。
資金面の問題がクリアできないから・・・。

・・・それでも。
この淡水バロックのいびつで、金属質な輝きには、心惹かれます。
一見、真珠とは、思われないかもしれない・・・素材不明な謎の楽しさ・・・みたいなものがある。
見ようによっては、プラスチックな軽量さもあるし、アルミチックな軽金属っぽさもあったり・・・そして、秋の月夜の乾いた光のようでもあり、でもやっぱ真珠なんですよ~~~みたいな・・・。


淡水パールなので、安価でも、楽しめる一品。

真珠夜話~~~流し続けた人魚の涙:ロング・パール・ネックレス

2012-08-23 22:53:35 | Weblog
日暮は、早くなるものの・・・夕方になっても、35℃って・・・?
とにかく、猛猛猛暑・・・(ウシ・・・みたい・・・???)。


本日の画像。
9mm珠のアコヤ貝のバロック真珠のロング・ネックレス。
120cmの長さがあります。
これは、多分、長身(160cm以上)の女性でないと似合わないと思うのですが・・・。
私、チビですが・・・あまりの美しさに買ってしまいました。

バロックなので、真円ではありません。
相変らず、画像が下手なんで、ほんのりと桜色をした優しい輝きをとらえることが出来ず・・・ちょっと残念。でも輝きは、少しだけ撮れたかな・・・と。

さて、実際に、着用するには、ちょっと困難なネックレスでは、ありますが(すごく、重量があり、1日中装着していると肩が凝りそう)、コレは、身につけて、出掛けるところもないので、眺めて楽しもうかと思っています。
箱をあけると、月の光のようで、真珠本体が、淡い桜色をしていて、思わず、うっとり。
『なんて、綺麗なの・・・(萌え~~~~~)』状態に。
ヒト(私だけですが)を、放心状態にさせる真珠達です。
これを眺めていると、トロ~~~~~ンとしちゃうのです。

いつものことながら、真珠達にしてみれば、もっと麗しい人に買われて、いろいろな人から賛辞を受けたがっていることでしょう。
スマン・・・。私が買っちゃって・・・。宝の持ち腐れだな・・・と、いつも思いますが・・・。

普通のネックレスの3本分ですから、三連に巻いてもいいかな・・・と思うが・・・しかし・・・それじゃあ、三重苦だよなぁ・・・。
半世紀前のアメリカ大統領のファースト・レディだったジャクリーン・ケネディ・オナシスが、このサイズで、三連巻の模造(フェイク)パールのネックレスを身につけ、当時は、まだ新しいテレヴィジョンというメディアに登場して、夫の政治活動をアジテーションするということをやってのけました。

どぉ~~~~せ、テレビなんだしぃ、目立てばいい訳。パールのネックレスが本物だろうが、ニセものだろうが・・・関係ないモン・・・そんな使われ方をしていました・・・。
なんだか、悲しい。
本物は、こんなに美しいのに・・・(でも、装着する人を選ぶんだよね・・・)。

まっ・・・基本的に、私は、かの夫人のどこが、美しいのか、全く理解できないし、実物もみたことないので・・・すみません。

でも、この真珠・・・ほんとうに、優しい美しさなんですよ。


太陽の王と月の王←(注:澁澤さんの著作の書評では、ありません)

2012-08-22 22:51:14 | Weblog
処暑。
・・・暑さ収まることを知らず・・・。
つくつくぼうし泣き始める。


仏文学者で、小説家の故・澁澤龍彦氏の著作に『太陽の王と月の王』という本があるのですが、今日は、その書評では、ありません。

因みに、澁澤氏の著書で、太陽の王は、フランス王ルイ14世、月の王は、バイエルン国王で、狂王と呼ばれたルートヴィッヒⅡ世。


・・・閑話休題。
こういう話は、4月か6月に、書いておけばよかったかなぁ・・・と今更思うのですが、季節も、話題も関係なく、わが道を強引に、突っ走って?まいりたいと思います(・・・別に、無理して、走らんかて・・・疲れるだけやし・・・ええやんか・・・と大阪弁になるのは、何故?)。

・・・太陽王・・・ルイ14世は、ダイヤモンドの膨大なコレクション(・・・衣服のボタンなんかに使ったらしい)があって、世界で一番大きなダイヤモンドをお持ちだった(・・・らしい。サンシーという)。
自分を輝かせるために、衣類には、ダイヤモンドを散りばめ、人々の前で、踊ってみせた・・・ダイヤモンドの眩い輝きに、人々は、圧倒されたことでしょう・・・。太陽王…燦然と輝くダイヤモンド。

それでも・・・この時期(18世紀以前)、ダイヤモンドの研磨技術は、まだまだ未熟で、ルビー、エメラルド・サファイアの方が、価格が高かったということで、それより更に、真珠の方が、高価だった・・・天然物で、形や大きさを揃えるのが至難の業だったということですが・・・。
それを地上に下ろしたのが、本邦の御木本幸吉さん。養殖真珠の市場への放出に成功しました。

さて・・・月の王・・・ルートヴィッヒⅡ世は、若い頃は、美男の誉れ高く、月のような雰囲気。
真珠は、月の雫、人魚の涙・・・なんて、形容されることもあるし、月の美しさは、狂気をはらんでいる・・・ような気がします。

・・・だから、美しさと狂気で、ルートヴィッヒは、月の王。

ダイヤモンドと真珠・・・。
鉱物の中では、一番固いとされているダイヤモンドと炭酸カルシウムでできた比較的柔らかい真珠と・・・。

相反する性質を持ちながらも、お互いに美しい宝石の筆頭か・・・。
しかも、男性に例えても・・・全く違和感なし。
これは、もしかすると太陽の王と月の王が、高貴な遺伝子の持ち主のせいかもしれません。


さすが、澁澤龍彦・・・と、話は、結局、モトに戻ってしまいました・・・。



珠(或いは、玉、もしくは、球体)幻想

2012-08-21 18:29:17 | Weblog
暑さ・・・底なし。

本日は、朝から、社内のネットワークがダウン。10時まで復旧せず。身辺整理。


球体で美しいのは、真珠や翡翠、水晶。
これらの宝石類は、ダイヤモンド、ルビー、サファイアといった比較的硬質の鉱物とは、ちょっと違う・・・優しい美しさがあるような気がする。
別の意味では、弱い美しさ。儚さ・・・のような・・・。
そして、最も違うのは、真円ならでは・・・の、最も美しさが引き立つというその形状にある。

人体もいくつかの球体を持っているようで、眼球なども球体なんだろうし、その他にも、男性諸兄は、下半身に、偶数個お持ちだと思う。

眼球は、澄んだレンズで、モノを識別する水晶体。
鉱物の水晶と同一の名のパーツを有する。
その色は、人種によって違うけれども・・・。
美しさは、人体のパーツの中では、一番なのではないかと、思ったりする。

男性諸兄のお持ちの球体は、残念ながら?外側からは、見ることが出来ない(もっともその外側を露出したら犯罪だけど・・・・)。身体の極浅い部分に存在するようだ。

澁澤龍彦氏の小説『高丘親王航海記』で、父親の平城帝の愛人である藤原薬子が、まだ幼い高岳親王の寝室で、親王を寝かせつけながら、彼の小さなふたつの球体を、その細く冷たい指で、弄ぶシーンが、物語の冒頭にあった。
それは、翡翠の玉を手のひらで、弄ぶような感触だったのでは、ないだろうか・・・と勝手な想像をしている。内向的で、思考型の心優しい高岳親王は、後に、薬子の変で、父親の失脚とともに、皇太子を廃されて、出家して真如法親王となり、晩年インドへ向うも、途中で、その消息を絶ってしまう。

男性諸兄にとって、大切な人体の球体。
勝海舟・・・(だったと思うけれど・・・?違っていたらすみません。)にも、幼少の頃、犬に噛まれて、ひとつ失う・・・といったエピソードがあったような気がする。

もともと、人体にふたつあって、一対というものは、どちらひとつを失うと、全体のバランスに欠けるようで、身体が、左右のどちらかに傾いたりするようで、あまり具合のよいものでは、ないらしい。

宝飾品の玉(ぎょく)について、書こうと思っていたら、何故か、人体の、しかも、とんでもない方向へ行ってしまった。

恥じ入るばかりである。

しかも、軌道修正できないので、本日これまで・・・。



祝!・・・なのか?5周年!

2012-08-20 22:56:23 | Weblog
暑さ衰える気配すらなし。


千里の道も一歩から・・・。
取りあえず、1000回書く・・・そんな途方もない目標を立てて、早5年目。
5年前の夏季休業中に、退屈を父に、暇つぶしを母に、どういう訳か生まれしまったこのどうしようもないブログ。もう5歳になりました・・・早いモンです・・・。

未だに、ネタ切れに喘ぎながらも・・・5歳を迎えることに相成りました。

うん・・・良き哉。良き哉・・・。目出度い。目出度い・・・などと、ひとり悦に入っておりますが。
開設当時から、ご訪問してくださる方の少ないブログで、零細経営は、相変らずですね。

タイトルに標榜しております『演劇』につきましては、
『もう観劇からは、足を洗おう・・・。』
と思ったことも、これまで、何度か、ありました。
そのたびに、何故か、また演劇を、見に行きたい・・・と思う作品にぶつかってしまいます。
未だに、未練タラタラ・・・なのかもしれません。
2011年の震災後、都内へ向かうのが、未だに、恐怖で、演劇ネタが、極端に少なくなりましたが、また、徐々に復活できれば・・・と考えておりますし、或いは、私の中で、既に演劇も消滅に向かっているのかもしれません。
演目が、ツマラナイのと、役者さんの巧拙、演出のマンネリ・・・などなど・・・或いは、見ている私の内面が、変化していることもあるのかもれませんし、あの震災もたぶん、大きく影響しているのかもしれません。
まだまだ、生活再建の見込みの立たない被災地を考えると、歌舞音曲などにウツツをぬかしていていいのか・・・と思ったりもしています。

『音楽』につきましては、私が好きか、嫌いかだけで、浅はかな、読むに堪えない文章をかいているだけなのかもしれません。誰の役に立つこともないですし・・・。
それでも、好きな音楽は、好きだし・・・。
それだけの理由ですが・・・細々とでも、続けて行ければと思っています。

また、一番、文章になりやすいのが『読書』ですが、これも、本当は、全く、読めていない。
活字を追っているだけ・・・なのかもしれません。
それにも、関わらず、やはり、好きなものしか、読んでいません。
もっと、もっと深淵をみたいと思っています(一生無理かも・・・)。

相変らずの駄文ですが、ご訪問いただいた全ての方に、感謝と御礼申し上げます。

三毛猫堂