鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

行く年に思いを・・・。

2012-12-31 23:06:23 | Weblog
昼過ぎから晴れ。


風邪が長引き、歳末なのに、歳末気分にも、全くならず、2012年暮れゆく・・・。

去年の年末に、想定外の人事異動があって、新所属課分の経費処理が増え、旧所属課の、ど~でもいい雑用は減り・・・つまり、雑用に振り回されていただけだったことに気が付く・・・。
本来の仕事に戻った訳だ・・・。
そんなこんなで、年間4度も風邪を引き、通算6か月は、どうも具合が悪く、現在に至る。
到ってはいるが、どうもあと一歩というところで、停滞してしまい、いつまでも、グズグズと治らぬから、年始も、たぶん、自宅軟禁ということになるのだろう。

いつも肝心なところで、具合が悪くなり、思い通りに行かない。
せめて・・・。ベストな状態を維持できるくらいの体力・気力を養いたいものだけれど。
いつも・・・具合が悪くなったらどうしよう・・・という最悪の想定しかできないから、最初から、負けてしまっているのだろう・・・。

今年も、演劇は、予定していた観劇の半分もこなせなかった。
体調不良によるもので、劇場へ行くものうんざり・・・という、娯楽を楽しむ姿勢からして、もうダメだった。遊び・・・に行く気力すらない状態でして・・・。

読書も・・・以前のように・・・という訳にもいかず、惰性で、活字を追う・・・程度しか出来ずにいて、このままでは、本を読まなくなる日も来るのだろうな・・・と思えることも・・・。

『引き出しつつ読みつる心地后の位もいかにかはせん(本を取りだして、寝床で、読むときの気持ちは、お后様の位につくより、断然よいのよ)』

更級日記(藤原孝標女)の一節・・・(コレは、最近読んだ、今市子さんの『萌えの死角・3』で、掲載されておりました。平安時代にも腐女子は、いたのね・・・)

こんな読書の在り方が王道か・・・。

・・・どんな生活をしていようとも、明日に成れば2013年のスタートなのだし、まぁ、風邪などにゆるゆると付き合いながら、気ままな猫のように、暮らせればと、覇気もなく、今年を振り返りながらそう思ったりもする。

こんなブログにお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

来る年が、幸福に満ちた穏やかな時となりますよう・・・


三毛猫堂






『ZIPANG PUNK五右衛門ロックⅢ』

2012-12-30 22:45:15 | Weblog
終日、雨。降ったり止んだり。寒い1日。


昨日は、今年開館した東急シアター・オーヴへ、『五右衛門ロック・Ⅲ』を観劇に。
初秋から何度も風邪を引き、現在に至り、観劇どころではなかったのだけれど、幾分、身体も持ち直した感もあるし、前日程の寒さもなかったので、新劇場へお目見え。
かなり高さのある広い劇場(位置的にも、高所にある。ビルの11階フロアーから、更に、エスカレータで、上層階へ)で、渋谷駅から、本日の座席2階席後方まで、たどり着くのに約15分。
渋谷駅の前に位置しながらも、かなりの距離があった。

さて、今回の劇団☆新感線。
看板俳優の古田新太氏を冠しての所謂『ヘンな髪型』の大泥棒・石川五右衛門シリーズ第3弾。
ゲストに、三浦春馬氏、蒼井優氏を配しての、年末・新春公演なのだけれど。
・・・前回、前々回、北大路欣也氏、雪松泰子氏、天海祐希氏を配した布陣に対して・・・何処か、生彩を欠く舞台となった。
今回のゲストお二人は、所謂、優等生タイプ。
三浦春馬氏は、歌・ダンス・ルックスとも群を抜いて上手い。
・・・ただし、お二人とも、ソツなく平均点以上にも、関わらず、あの新感線という特殊な空間では、全く・・・と言っていいほど、没個性だった・・・。

蒼井氏に、関しては、もともと(ルックス)が、地味なだけに、全く・・・と言っていいくらい?華がない。優等生な盗人なんて、見ていて面白くも何ともないし、『すれっからし度』ゼロだから、まあ、所詮ないものねだり・・・。清純な大人しい役だったら、まあ、見られたのかも・・・?
カナキリ声と甲高いソプラノも、不協和音にしか聞こえなかった・・・。

あの異質な空間で、時々?しか現れないのに、美味しいとこだけは、全部持っていく・・・あの古田新太の力量の光る舞台であった。
・・・新感線の五右衛門は、もうこのひとしかいない・・・。

帝劇にお住まい(・・・と勝手に信じている)の浦井健治氏。
前回に続き、相変らずの王子さまで、チョ~~~プリティ。可愛い、清潔、流石、帝劇組。

このひとも、今回あまり生彩のなかった橋本じゅん氏。
前田慶次郎という美味しい役にも関わらず、どうもパワー落ちは否めないような気がする。
役の上では、めったに迎合しない粟根まこと氏演じるの石田光成との奇妙な友情が、チラみえ。これで、1本ドラマ作れそうだな・・・などと思う。
戦国バサラ大名としては、佐々木道誉も、入れてほしかった気がする。
新劇場での上演なのに、全体的にパワーが足りない?見てる私も、体力負け。

今年初が、今年最後になってしまった岡崎司さん。
このひとを見られただけでも、渋谷まで着た甲斐があったというもの・・・。

再会

2012-12-28 22:52:20 | Weblog
昨日程では、ないけれど、今日も、氷点下。
夕方には、みぞれまじりの雨。


個人的には、もう2日前に仕事納めしてもいいかな・・・と思っていたし、この10年・・・こんなに仕事に追われない年末も初めてだなぁ・・・と感慨に深ける・・・師走だってのに。

昼イチで、社員ミーティングなるイベント(単なる集会)が、あって、寒いのに、ヤレヤレ・・・と思いながら、事務所の外に出ると・・・。

懐かしいひとに再会した。

4年前一緒に経理の仕事をしていた派遣仲間だ。
ことしの10月から、隣の建屋に来ていたそうだけれど、今日が、短期契約の最終日ということだったので、残念と言えば、残念・・・。

几帳面な乙女座らしく、たぶん、経理などの事務仕事には、適した人材だった。
リーマン・ショックのあとの合併の時に、契約更新できなかったのが信じられなくらいの努力家だったし、彼女か、私か・・・たぶん、管理職も迷った末の決断だったのではないか・・・と今にして思う。

私は、単に、長く居ただけという・・・本当に、ソレだけの理由で、ここに残ったのだろうから。

経理処理とデータ作成なら、今でも、誰にも負けない自信は、有るにはあるけれど、プラスアルファでの庶務仕事は、私には向かない・・・。
両方とも、こなせるのが、彼女だったのではないかと、やはり、今にしてみれば、そう思う。

これも、運命というか、巡りあわせ・・・というか・・・。

今まで、相方として、短期長期、男女を問わず、6人の人達が、入れ替わり立ち代りしたけれど、一番、相性がよかったのも彼女だったと思う。

彼女とは、11カ月・・・そうだね・・・1年一緒には、いなかったんだ・・・。
でも、一番、頑張り屋だった。

合併と派遣切りの超絶不安の中で、一緒に仕事をした・・・。

あのときの辛さが、蘇る。
本当に・・・あのときは、辛かったね・・・。
そして、また一緒に仕事ができたら、最高だね・・・。


病魔の巣窟

2012-12-27 23:05:02 | Weblog
朝の出社時の気温氷点下5℃。
氷りついた嗤いが、溶けるのは・・・いつのことだろうか・・・?


インフルエンザと風邪の蔓延する事務所への出勤も、出来ることなら避けたいところだし、今年の分の仕事は、既に終わった気分・・・なのだけれど、出社すれば、それなりに、仕事も舞い込んでくる。

事務所に入室して5分も経たないうちに、咽喉がおかしくなってくる・・・。

ウィルスと細菌が、楽しそうに飛び回っているんだろうな・・・。
いいよな・・・ヤツらは。

人の細胞に勝手に入り込んで、増殖するのが仕事っちゃ・・・仕事。
倍々に増えていくだけ・・・。

事務所では、全員マスクの着用と事務所入出の際の手のアルコール消毒を言い渡される。
既に手遅れのような気もするが・・・。

折角、終息に向かい始めた我が風邪も、出社すると悪化を始める。

気管支からこみあげるような咳を宥めるために、『麦門冬湯』を処方してもらい、飲んでいる。
この薬とは、相性がよいせいか、あれ程、ひどかった咳も30分後くらいには、収まって、予後も良い。
漢方薬は、証に合えば、よく利くというのを、この薬で、体験した。
あまり身体の丈夫じゃないひと向け。

担当の技術課の経費支払処理は、終わっているから、本当に、個人的に、仕事納めしてしまってもいいのだけれど・・・。

こんな劣悪な環境じゃ、生きた心地もしない。
正に、病魔の巣窟に閉じ込められたようで、息をするのも絶え絶えだ・・・。

今年の出勤・・・あと1日を残すばかり・・・。



気分的には、もうどうでもいい・・・年の暮れ

2012-12-26 22:59:06 | Weblog
刺すような冷たい風の吹く1日。

そんな最中、今月は、28日が御用納めだから、会計処理日の設定も数日早く、今日、明日で、経費は、支払処理を終了しなければならない・・・。

そうなのだ。
今は、年の暮れ。

・・・でも、そんなことは、もう、どうでもよくなった。

昨日と今日で、課内の経費処理は、ほぼ終了してしまったし、あとは、年明けを待って、年内最終日まで発生する営業費が出そろった時点で、再び、会計締めの2段構えだから、今年は、もう、完了したと思っていい・・・くらいなのだ・・・(でも、実は、まだ少しだけ残ってるけどね)。

1カ月間の仕事を、2日で終わらせて、あとは、過ぎゆく年末を、惜しむでもなく、焦るでもなく見送ることにしよう・・・。

そう・・・全ては、もう、どうでもよくなった・・・。

何故なら・・・。

現在、間接職(事務系・技術系)の2棟館で、インフルエンザ大流行で、朝の通達では、本日の罹患者62名ということだった。
私の所属している課でも、休んでいる人もいるし、月末でも、インフルエンザなる流行り病なれば、仕方があるまい・・・。

あのねえ・・・今日、ボクが出社したら、部下が、誰もきてないの・・・(某課長さんのコメント)

なんっ~~か・・・こんなの初めて。
新型インフルエンザのときだって、こんなんじゃなかったのにね。

・・・という訳で。
泣く子とインフルエンザ(流行り病)には、勝てませんって・・・。

・・・それなのに、いつも、風邪ばかりひいて、人が休まないとき、休んでばかりで、ヒンシュク買ってる私だけれど・・・なんで、未だに、無事なのだろうか・・・???

それはね・・・過去に、3度ほど、重篤なインフルエンザに罹ってさ・・・立派な免疫があるんだわ。

・・・それなんで、今年は、もう急ぎの仕事は、ないし・・・どうでもいいような年の暮れ。

インフルエンザに罹ったとしても、どうでもいいような・・・年の暮・・・。


風邪とダイヤモンド

2012-12-25 23:14:00 | Weblog
綺麗に晴れて、出社前の気温氷点下3度。
氷の世界。


風邪で、塞がり気味だった鼻腔のとおりも、よくなってきて、冷たい空気が、ダイレクトに肺に突き刺ささる感じだ。それでも、空気は、清明で、普段は、感じない、なにやら不思議な甘さもあったり、甘露、寒露・・・。さて、本日より、月次決算のスタート。

昨日は、クリスマス・イヴ・・・そして、今日は、クリスマス・・・。
・・・といっても、風邪を病んだ身にとっては、クリスマスも、イヴも何の意味ももたないまま、終わってしまった感が・・・ある。

そう言えば・・・我が家には、Cake・・・すらなかった・・・。
Cakeが、無いってことは、チキンなんて、勿論、あるハズがなくて、風邪をひいた身体には、とろ~~り味のおかゆくらいしか、味を感じられないのであるから、やはり、クリスマスは、無かったんだろう・・・と思う。

私自身にクリスマスは、なくても、世間は、クリスマス・・・である。

この時期、一番、売れ筋なものは、やはり、ジュエリー・・・宝飾品ではないだろうか?
女の子は、キラキラひかる美しい宝石が大好き。
それに、今日は、年に一度のクリスマスだもん・・・。
空から降ってきた星のようなダイヤモンド・・・雪の結晶のような透明な輝やき・・・。

それに・・・女の子じゃなくったって、お兄さんだって、ダイヤモンドが好き・・・ってひとだって、いるにはいるんだろうなぁ・・・と思う。

・・・そう思うのには、訳が・・・ある。

或る男性のモデルさんが、なんと・・・一粒ダイヤのネックレスを装着している画像を見つけたからです・・・。
大振りの銀のペンダントヘッドだとか、純金やプラチナの喜平チェーンのネックレスなどが、メンズ・ジュエリーの売れ筋なのかと思っていたのだけれど、繊細な銀色(プラチナなのか、ホワイトゴールドなのか?)の一粒ダイヤのネックレスとは・・・。

(以下、私を基準としているので、何の参考にもならないのだけれど)
私の首の付け根の周辺は、30cm弱・・・で、長さ45cmのチェーンのネックレスでも、結構胸の奥い位置にまで、ネックレスのトップが来る・・・。

この男性モデルさんは、決して細身じゃないし、Yシャツなども多分、通常のMサイズよりは、大きいだろうから、首回り40cmくらいはあるんじゃないだろうか・・・で、画像では、鎖骨のくぼみよりやや下ということは、たぶんチェーンが45cmの女性用の一粒ダイヤモンドのネックレスなのかもしれない・・・。

画像のダイヤモンドが、これくらいの大きさに見えるということは・・・たぶん0.4カラットから0.7カラット前後・・・か・・・ダイヤモンドの質とチェーンの種類にもよるけれど。手頃な(安価な)ものなら6万円~高いものなら30万円前後くらいだろうか?

男性が、少しだけあけたワイシャツの襟から、一粒ダイヤのネックレスを覗かせている絵もまた一興か・・・彼女のダイヤか???

クリスマスだってのに、下世話な値踏みをしてしまった、クリスマスのなかった我が家のワタシ・・・。

五体分断幻想

2012-12-23 22:53:12 | Weblog
終日くもりがちの寒い一日。


木曜日からの風邪で、終日、眠るでもなく、只、うとうとしている日々である。
今回の風邪は、前々回(9月に患った風邪)の再現のようで、あのときよりは、多少軽い様な気もしている。いくぶん免疫もできたのだろうか・・・いや・・・それにしちゃ・・・???って感じもする。

執拗に続く咽喉の痛みはないものの、気管支にいきなり・・・というパターンである。
たぶん、もう咽喉の免疫機関が作用しなくなったのだろうと思う。
それに伴い、全身の怠さ・・・手足が重い・・・この倦怠感・・・なんとかならないだろうか・・・と思っている。

このいいようのない怠さ・・・。

いっそのこと、手足、首と切断して、別のパーツと取り換えたい・・・と思う。
それくらい、イヤなダルさなのだ。

・・・かの三島由紀夫氏曰く
『通常は、意識もしないが、例えば、虫歯が痛みだすと、そこで、はじめて歯の存在を認識する』
・・・というようなことを言われていたが、普段、身体のどこも意識しないでいられるということは、たぶん、一番のしあわせなのではないだろうか・・・。

さて、簡単に分断する訳にもいかないし、代替のパーツもないし、この怠さがおさまるまで、このおもりをつけた身体を横にして、愚にもつかぬことを・・・アレコレ・・・と考え始める。

幼少の頃、『サイボーグ009』というアニメーションが、(多分、現在のテレ朝)放送されていた。
まだ、モノクロ画面の時代の話だから、記憶も遠いのだけれど、レーサーの島村ジョーが、事故で瀕死の状態になり、頭だけ(?)残して、身体は、機械のサイボーグ化して、職業レーサーを続けながら、世界平和の為?闘う・・・というストーリー。わりとワールドワイドなキャラクターが、勢揃いで、恋人(・・・だったのだろうか?)で、フランス人(・・・だと思う)でバレリーナのフラソワーズとの恋の展開も気になるところ・・・。そんなこんなしているうちに、かの米国では、『600万ドルの男』とその恋人『バイオニック・ジェミー』なる新たなるサイボーグが誕生した。こちらは、身体の一部を機械と代替。

ひとは、美しい肉体が損壊されると機械で修復して元に戻す・・・という方法に憧れを抱き続けるものらしい。
『009』の方は、多分、脳を維持するブドウ糖やらを、機械的に補給してやらないと持たないだろうから・・・多分無理だわね・・・???脳だけだと・・・『キャプテン・ハーロック』の親友・イチローさん(・・・だったか・・・名前は、失念)状態で、培養液に浸しとかないとね・・・。

そして、『ブレード・ランナー』こと・・・『アンドロイドは、電気羊の夢をみるか(フィリップ・K・ディック)』で、一応、サイボーグというよりは、アンドロイドの方が、定着したような気がするけれど、それは、まだ、『バイオニック・ジェミー』よりも後のお話。

サイボーグとアンドロイドは、似て非なるものなのかもしれない・・・。
なんか、分類にいろいろと細かい設定とかもあるんでしょうね。

・・・とにかく、いまは、私の五体分断とパーツを接続しなおして、この全身倦怠から逃れたい・・・。


風邪(ふうじゃ)の呪い

2012-12-22 22:50:35 | Weblog
小雨・・・降ったり止んだり。夕方からお天気回復。

木曜日(20日)の朝。
何やら、咽喉の痛みで目が覚める・・・また、風邪かなぁ・・・と思いながら、出社すると、社内は、インフルエンザで、欠勤者が続出。
特に、お隣の開発関係の事務所では、罹患者が多く、出入りは、できるだけ避けるように・・・という通達が・・・。
マスクを持参していないひとには、配給があり、湿度25%の事務所内でも、加湿器フル稼働。

・・・今の処、私のは、普通の風邪みたいだけど・・・。

朝方、咽喉の痛みがあったから、銀翹散、マヌカロゼンジ(はちみつ飴)は、持参してある。

経験則から言えば、インフルエンザは、感染の自覚が全くないまま、突然の高熱に襲われる・・・ハズ・・・その前に、ゾクゾクする悪寒があったりするのだけれど。

そういう自覚もないし、前出の銀翹散などを服用したから、身体は、かえって、暖かい(・・・しかし、事務所内は、足許が冷える・・・足は、ガチガチに冷え切っている)。
・・・こんなに足許だけが、冷えるのでは、たぶん、インフルエンザにも感染するかも・・・。

インフルエンザ防衛と風邪の進行が、刻々と過ぎる時間の中で、よからぬ状態に陥っていくのが分かる。

1日ナントカ耐え凌ぎ、自宅へ戻るも・・・。
冷えまくった脚を温めるのに、43℃(コレかなり高温です)のお湯に20分くらい浸かり、脚は、自分を取り戻したような感覚になる。

夕刻・・・18時半には、身体を横にしても、今度は、眠気が、全くなくて、全身倦怠が始まった。
(・・・脚は、天国のように?暖かい・・・のに・・・)
首、背中、腕、脚・・・肢体が、バラバラになって、自分のものではないような怠い感覚。
他人のパーツを拝借して、接続したような、機械じみた違和感。
寝返りを打つたびに、体中の筋肉が、
『動かすと、痛いんだよね~~~』
と訴えてくる・・・。
一晩中、眠らないまま、週末を迎える。
来週は、月次決算だから、ここで、インフルエンザと迎合するわけにはいかないので、金曜日は、休暇をとることにした。

そのうち、咳と頭痛まで、仲よくご同伴で、やってきた。招かれざる客である。
そんな状態が、今日の朝まで、続いた・・・今は、やや落ち着いた感じもある。

今年は、コレで、4回目の風邪だ・・・風邪(ふうじゃ)の呪い・・・一身に受けてしまった感のある今年。

恐怖のニッティング(編み物)

2012-12-18 22:55:02 | Weblog
くもりがちながらも、穏やかな年末。


大分昔に読んだオスカー・ワイルドの小説の中に、
『刺繍をする女性は、貴族的で、編み物をする女性は・・・。』
というような内容だったか・・・詳細は、忘れたけれど、刺繍は上流階級の婦人が、編み物は、庶民の婦人のもの・・・的な感じだったかと思う(もしかすると、違っているかもしれないけれど)。

刺繍なんてのは、特に、なくても生活には、さして影響がない。
編み物は、即、生活に役立つ・・・みたいな感覚なんだろうと思う。

・・・なんの小説だったか・・・或いは、戯曲だったかもしれない・・・
もしかすると、『ウィンダミア卿夫人の扇』だったかも・・・と出典も曖昧なのであるが・・・。

さて、このオスカー・ワイルド。
『幸福の王子』などの童話でも知られるし、退廃した耽美主義的な雰囲気で、恋人のアルフレッド・ダグラス卿との男色で、身を滅ぼした・・・時代の寵児。

現存する写真などをみると、毛皮のコートやスーツで、彼の被写体ほとんどが、トラディショナルな貴族スタイルで、撮影されている(写真だから・・・?今ほど、写真は、日常的でないし、それこそ、年に1度か2度くらいしか撮影チャンスもなかっただろうし?)。
そのせいかどうか・・・私には、オスカー・ワイルドが、ニット・・・毛糸で作られたセーターなどを着用している姿を想像できない・・・。

あまり、似合わないのかもしれないなぁ・・・なとど思いながら・・・。

それは、ワイルドが、貴族的・・・だからだろうか・・・?

刺繍は、貴族の婦人が・・・編み物は、庶民の婦人がするもの・・・???
要するに、ニッティングは、下賤・・・っていう認識だったかも・・・???

かくいう私も、人前で、編み物をする女性は、なんか・・・所帯じみていて、あまり好きになれない(・・・人前で・・・例えば、今は、あまりいないけれど、会社のお昼休みとか、セッセ・・・とカレシの為に・・・なんてヒトもいたけれど・・・?イヤ・・・自分のマフラーだったのかも???)。

会話しながら、編み物をする女性がいたけれど、コレって、人の話を、適当に聴きながら・・・ってことだから、あまり感心できなかった。
まあ、大した話を、していた訳ではないのだけれども。
私の大っ嫌いな人前でのお茶の間感覚(・・・似たようなものに、電車の中での人前での化粧も挙げておく・・・そんなのは、自分ちで、誰にも見られないようにやってくれ)が、とりとめもなくイヤだったのだ。

見て!見て!!私って・・・こぉんなに家庭的なのよ・・・を、アピールしてるみたいだった。

私が、男なら、こういう手編みのセーターをプレゼントされたら、絶対に引く・・・なんか、執念?が籠っていて怖そうだし、こんなオンナに捕まったら、それこそ、一生、離してもらえそうにないからだ。

逆に、手作りではないけれど、上質で高級なカシミアのセーターなんか、貰ったら非常に嬉しい・・・。

色にもよるけれどね・・・。



冬の色

2012-12-17 22:45:01 | Weblog
曇りがちで、寒い1日。昼前から雨・・・。


温暖化だとか、色々な要因で、季節の進み方が、変わってきているのかなぁ・・・と昨日のブログで、書いたけれど、12月中に雪が降る・・・という気象現象も、やはり21世紀に入ってから・・・というカンジが強い。
それ以前は、私の居住地周辺では、北部の山から流れてくる風花が舞うことはあっても、12月中の積雪は、経験がなかった。
子供頃は、12月に雪は、降らない・・・=ホワイト・クリスマスは、あり得ない・・・みたいな感じだったけれど、最近は、12月でも雪が、降る。
雪の降る前の、あの鉛色の雲も、合わせる服の色によっては、最高の美しさがある・・・。

コスチュームは、空の色に合わせるのよ・・・なんてことは、太宰治の『斜陽』で、初めて知った。
おかあさまの編んで下さった襟巻の色が気に入らなかったけれど、或る日、冬空の色と気に入らない襟巻の色が調和して、ほんのりと暖かい・・・そんな場面がある。
おかあさまは、この襟巻と冬の空の色が、どれ程美しいかちゃんとご存じだったのに、私は、それを解らなかった。それでも、無理強いをせず、私がその調和した美しさを理解するまで、何も言わなかった・・・。

太宰治・・・コレは、男の感性じゃないよな~~~と常々思っていたけれど、『斜陽』は、愛人の太田静子の日記が、ベースとなっている・・・らしい・・・。

本日の画像。

冬の灰色の空に似合う様な少し、明るい紫色のシクラメン。

『斜陽』に登場する色の気に入らない襟巻は、ぼやけた淡い牡丹の色のような・・・という記述があったのだけれど、それとは、また違う色で、この色も、灰色の冬空に似合う様な気がする。
黒いコートに、このシクラメンの色のマフラーを襟元から、少しだけ・・・のぞかせる。
差色に良さそうだな・・・と思ったりする。

一昨日、都下の駅ビルのいつも立ち寄って眺めるだけのお花屋さんに、ブラックがかった赤・・・ダークレッドのシクラメンを発見した。
この色も、いい色味だなぁ・・・と思う。大人の赤・・・。

そして、私は、ミルクココアのあの色に、冬枯れの街を感じてしまうのだけれど、あの色味の犬や猫も好きだし、セーターやマフラーも大好きだ。

冬の色は、冷たさを緩和する調和の色彩が、優しくて、美しい・・・。