低血圧特有のヤル気のなさ・・・というか、ダルさ・・・というか・・・。
・・・いやいや、ヤル気は、充分なのだけれど、身体がついていかないのよ。
そんなこんなで、寝つき悪く、寝起き更に悪く、ちょっと出かければ、翌日は、枕から頭が上がらず、かといって、病人には、認定して貰えず、片頭痛は、起きるわ、嘔気はするわ、眩暈はするわ、ナマケモ扱いされるわ・・・で、全く良い所がない。
そりゃ、深窓の令嬢が、青白い顔で、ほっそりと立つ風情は、文学的にも、ヴィジュアル的にも価値があるのだろうが、自分で食い扶持など稼がねばならない一般人には、辛い体質でもある。
我乍ら、本当に、よく数十年も会社員をやれたものだと、今更ながら、そう思う。
この体質の改善には、積極的に運動などを行い、身体を動かし、体内の血液の循環及び、血管等を鍛え、滋養・栄養に気を付け、規則正しく、生活すべし・・・とある。
・・・それが出来れば、苦労はない。
まず、寝つけないから、疲れが取れない。
疲れが取れないから、朝起きられない。
朝起きられないから、食欲がなく、食事がとれない。
食事がとれないから、栄養バランスが悪い。
栄養バランスが悪いから、血液の循環も悪い。
血液の循環が悪いから、心臓から血液を送り出す力が、弱い。
血液を送り出す力が弱いから、運動できない。
運動できないから、体力が付かない。
体力がないから、身体が動かせない。
身体が動かせないから・・・・と、際限もなく続く低血圧症状のループ。
断ち切るのが、なかなか、難しい。
こんな体質は、御免こうむりたいところだが、やはり、文学には、必要である。
美女=低血圧のイメージは、未だ、健在だからである。
美女の条件では、あるものの、私は、美女には、程遠いので、やはり、低血圧は、御免こうむりたいのである。