鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

真夏の大気

2014-07-31 22:52:00 | Weblog

週明けは、少しだけ、涼しかったりしたけれど、やはり、夏である。

暑い・・・。

ここ2,3日というもの、明け方に起きていることが多くて、日の出前は、一番気温が低いけれど、それでも27℃以下には、下がらず・・・所謂、熱帯夜というのだろうか・・・。

あたりが、仄明るくなると、蜩が鳴き出す。
一匹、鳴き出すと、他のヤツも鳴き出す。
蜩(ひぐらし)というくらいだから、夕方だけかと思うけれど、朝の一声は、やはり盛夏なのだろう。

7月も今日でお終い。
今月も、何ら、先の見えないまま、終わってしまった。

夜中に、2階の自室のとなりの部屋に隣接するヴェランダに出てみた。
湿度が高いせいか、夜の靄がかかっている。

星空は、見えない。

そんな中、閻魔蟋蟀(えんまこうろぎ)が、細い声で、鳴いている。

大暑の中で、生まれたての秋の気配。

季節は、ゆっくりと、秋に流れ行く。
まだまだ、夏だと思っていたけれど、日の出は、遅く、日の入りは、早くなっている。
このまま、1ヶ月半くらいスキップして、早く、涼しい季節に、なってほしいものである・・・。

いや・・・夏は、まだ始まったばかりだから!

夜の闇に身を融かしながら、ふとこのまま、この暗闇に飲み込まれても、たぶん、誰も気が付かないのだろうなぁ・・・。
悲しむひともいないだろうし・・・まあ、家人くらいか・・・少しは悲しんでくれるだろう・・・。

夏・・・なのに、そんなことを考える。

お盆ももうすぐだし、そろそろ、地獄のカマのフタを開ける用意をしているのかもしれない。

そんなことを思った7月最後の日。



脱水症状・・・???

2014-07-26 22:52:22 | Weblog
 
猛暑日続く・・・。誰だ・・・?今年は、冷夏だ・・・って言ったヤツ・・・。

たまに外出したりすると、身体的な疲労が、ものすごい。
翌日は、枕から頭が上がらないくらい疲れてしまったりする。

このところの猛暑続きで、昼間出かけた日などは、深夜0時頃、眠りについて、午前3時半に一度、目がさめる。
咽喉が乾いたからなのだが、眠気の方が強くて、また、寝入ってしまった。
次に目が覚めたのが、2時間後の朝5時半。
このときも、何か飲まなくては・・・と思うものの、またトロトロと眠ってしまった。
そして、その次に目が覚めたのは、3時間後の朝8時半・・・こんなに眠ったのだから、起きなくては・・・と思いつつ、その後、再び、90分間・・・うとうとしてしまう。

完全覚醒したのが、午前10時であった。
身体を起こそうとすると、何やら、いつもと違う眩暈がする。
気持ちが悪い・・・。

もしかすると・・・コレは、噂に聞く、熱中症とか、脱水症状と言うヤツなのだろうか・・・。
ノド・・・というか、クチの中が、カラカラに乾いている。

・・・やはり、水分だよな・・・。
でも、薬草茶の方がよさそうだ・・・と思った。

フラフラしながら、階下に降りて、お湯を沸かす。
ハトムギ茶のティーバックを急須に入れて、お湯を注ぐ。

我が自室、既に30℃越え。
エアコンの除湿ボタンを押し、熱いハトムギ茶をひとくち。
沁み渡るような美味しさ・・・。

都合2杯。約600ccの水分を補給して、なんとなく、落ち着いた。

気持ちの悪さも取れて、お昼には、アイスクリームと冷凍のカットマンゴーと件(くだん)のハトムギ茶。

眠気が、脱水症状を凌駕した結果である。

ほんと・・・日々、ダメになっていくわね・・・。私。




『思い出のマーニー』

2014-07-25 22:52:06 | Weblog

連日30℃をゆうに超えて、猛暑。湿度高く、蒸し暑い日続く。

昨日(7月24日)は、夕刻より、相方と隣々市のシネ・コンへ映画を見に行く。
映画を見たのが、先月の今頃だったから、また随分と時間が経ってしまった。
相方、来月より、工業専門学校生のインターンシップ企業研修生の受入れ準備で、多忙らしい。


今夜のお題である 『思い出のマーニー』は、スタジオ・ジブリの作品ということで、宮崎駿氏の画風を継承しているキャラクター達である。
宮崎氏と言えば、世界的なアニメーション映画を配給しているひとだし、『風の谷のナウシカ』を始め、神話的なファンタジー作品の紡ぎ手でもあるのだろう。

ヒトと上手く交われない杏奈が、夏休みに喘息の療養で訪れた根室の湿原。
美しい湖と花々、湖に面して建てられた瀟洒な古い西洋館。
夏の北国の美しさが、幾重にも重なる画像は、流石。
北海道というよりは、古き良きロシア、或いは、ヨーロッパの白夜圏の夏の湿原を連想させる美しさでもある。

大正期?から昭和初期風のレトロモダンな雰囲気を湛えながら、古い西洋館での不思議な体験。杏奈と交流をかわす少女マーニーの謎が、徐々に解き明かされていく。

養女であることを幼少期に知り、それ以来、自分の存在の意味を問いつづける主人公は、そのトラウマからか・・・喘息の発作にたびたび、襲われる。
療養の為、訪れた湿原には、彼女のルーツが、時の流れの中で、静かに眠っている。
自分の繭の中に閉じこもっている限り、杏奈は、安心なのだが、一歩外に出て、外界のヒトを接触するたびに、傷ついてしまう繊細な心を持て余す。

私は、この作品をみて、大島弓子氏の『F(フロイト)式蘭丸』、或いは、梨木香歩氏の『西の魔女が死んだ』を思い出した。
主人公・杏奈のシチュエーションは、『西の魔女が死んだ』であり、ストーリー初期では、マーニーなる架空の人物を作り上げる杏奈は、母親の再婚を受け入れるための儀式で、自分を励ますために蘭丸なる美青年を作り出したよき子でもある。

・・・ラストでは、美少女・マーニーが何者であるか知ることになるのだけれど、幼少期の潜在意識?が、杏奈を『普通』の少女として、或いは、マーニーを継承して物語は終わる。

特筆すべきなのは、西洋館の調度品の描写であろうか。
暖炉、鉄柵の門扉、階段、ランプ・・・そして、暖炉の上には、ヘレンドの薔薇の陶磁器。
根室の自然の花々や、湖、鳥達は、英国の爽やかな夏を彷彿とさせる。

空気感のある仕上がりとなったようだ。



夏の色

2014-07-22 22:54:13 | Weblog

梅雨があけたようで、正午前に、裏の雑木林から、油蝉の鳴き声。
ケタたましく、喧しく、暑苦しく・・・。
奴らは、5年から10年くらい?土の中で、ヌクヌクと過ごし、地上では、1週間から10日の命だそうで、そうなれば、鳴いたもん勝ちなのだろうか・・・。

よくわからないけれど、あんなに鳴いていると、天敵(鳥)などに、狙われたりしないのか・・・と思う。老婆心ながら・・・。

それでも、今日は、油蝉の初鳴きを聞く。

夏・・・である。

うんざりするくらい夏である・・・。

・・・うんざりしながら、この暑さをやり過ごす。

暑いので、(別に、暑くなくても、ダラダラ寝暮らしているけれど)、うっかり、昼寝などしてしまい、目覚めたら、夕方だった。

何時の間に、寝入ってしまったのだろうか・・・。
夕方なのか、明け方なのか・・・一瞬、時間と自分を忘れてしまった。

忘れているうちは、幸福である。
寝入っているうちは、幸福である。

不幸なのは、目覚めて、今の自分を思い出すことだ。

そのときの絶望感・・・たら、筆舌に尽くしがたい。
そんな毎日を送っていた・・・いや、今でも送っている。

明け方なのか、夕方なのかも、解らずにいる一瞬の間。

そんな絶望の日々でもある。

梅雨が、あけて、油蝉が鳴いて・・・それでも、私は、未だに、去年の夏から、逃れられていない。

去年の夏は、色褪せもせず、くすんだ記憶を、いつまでも、ひきずって、新しい夏の色には、染まる事のない・・・そんな絶望的な、夏の始まり。




絶望の履歴書・まとまらない職務経歴書

2014-07-21 22:53:16 | Weblog

梅雨明けのようだけれど、涼しい日続く。


・・・そんなこんなで・・・(昨日の続き)。
私は、履歴書と職務経歴書を徹夜で、作るはめになってしまった。

履歴書なんざ・・・書いたのはいつだろう?
採用の見込み0パーセントなのに、なんで、夜中まで(・・・もっとも、私は失業中だから、昼でも、夜でも関係ないと言えば、そう言えなくもないけれど)。

まずは、インターネット上から履歴書をダウンロード。
空欄を埋めていく。

果たして・・・今、即使える資格などあるのだろうか・・・。
採用条件の中には、『要自動車普通免許』とある・・・まぁ、これは、クリアだ。運転下手だけれど、巧拙は、関係ないみたいだし・・・?
あとは、あっても、ロクな資格がない・・・。
医療事務だの・・・(これは、半年くらい、スクールに通ったのだった・・・。それでも、ほとんどの病院で、採用条件は、経験者だから、いつまでたっても経験者になれず。こんなの資格詐欺だよね?)、ケアクラークだの?調剤事務だの・・・???
カネには、ならない資格が、取得にカネばかりかかる資格だ・・・逆に言えば、そんな資格だから、私にも取れたのかも???
それと今は多分存在しないのだろうが・・・英文タイピストのD級・・・初歩ですね?ワード数(1分間に打てる単語数)20くらいのレベルだったか?今時、英文タイプだなんて、淘汰されてるって。
絶望的な履歴書である。

そして、何時まで経っても、出来上がらないのが、職務経歴書だった。
書き方が分からないので、コレもインターネットから書式を借りてくる。
けれども、使いづらい。
仕方がないので、Excelソフトで、自分用に、サラから作り直す。
転職や転籍、何度も、派遣先が変わったりしているから、面倒だ。
しかも、吸収合併による職場の変更も3度もあるし・・・。

全くまとまらない・・・。
一晩中、イライラしながら、パソコンに向かう・・・。

締切ぎりぎりのすべり込みの応募だから、採用者は、既に決定してると思って間違いないのに、なんで、こんなに苦労するのか・・・。

情けない履歴書とどうしようもない職務経歴書をなんとか仕上げて、郵送したのは、一夜明けた翌日のお昼であった・・・。

失業日記⑭無駄な抵抗・・・。

2014-07-20 04:51:00 | Weblog

この2,3日、随分と涼しい日が続いていて、何やら、ほっとする。
暑い夏の前のわずかな休息。


月に一度の失業認定のあと、更にもう1回の求職活動で、職安に出向いたのが、一昨日の金曜日。自宅で、求人検索をして、この企業はどうでしょうか・・・と、サラリと相談して、今月は、お茶を濁そうと思っていた。

相談窓口で、検索した企業への応募者が、既に24名もいたことを知り、随分と狭き門なのだなぁ・・・と思った。

それは・・・そうである。
都内ならともかく、地方では、特に有する資格を問わず、完全週休二日&祝日も休みで、年間休暇125日。
これは、大企業なら普通のことだけれど、中小・零細企業では、珍しい。

しかも・・・賃金20万円以上の募集は、砂漠の砂に落した?ダイヤモンドを探すようなモノであった???

条件は、事務職経験者で、急募・・・ということのようであった。

紹介担当の職員さんに、

『こりゃ、無理ですね。年齢からして無理ですもんね。』

と言ってみたところ、

『ここは、一番人気ですね。いまのところ。でも、とにかく面接してみないことには、わからないですし、面接行ってみますか?』

というお返事であった。

どうせ採用の可能性はゼロだろうから、求職実績のスタンプだけ貰いたかったのだ。
あいまいな笑みを浮かべて、わざとらしく、首をかしげてみせたが、

『急募ということで、もう募集は締めきっているかもしれませんが、連絡だけはしてみましょうね。』

というので、募集締め切りを願いながら、職員さんの電話対応を待つ。

電話連絡の結果は、今日の夕方までに、私に電話連絡してくれるということだった。
その電話での指示に従って下さいと言われ、紹介状をもらう。

既に、夕方・・・16時30分。

職安を後にして、買い物などして、自宅に戻る。

17時10分。
携帯電話が鳴る・・・。さっきの応募企業からの連絡だった。

明日から3連休なので、週明けに履歴書が届くように郵送してください・・・ということだった。
私だけ事前の書類選考ってことか・・・。でも、たぶん、もう採用者は、決まっているのだろうな。

そんなこんなで、静かに過ごす?ハズの週末は、履歴書・職務経歴書の作成を、一晩中、行うハメになってしまった。

相変わらず、労多くして、功少なく、結果の出ないことに労力を使い、タイミングは、最悪で、徒労の人生だよな・・・と改めて思ったりした。



『贅沢貧乏:森茉莉・著』

2014-07-19 05:21:42 | Weblog

曇りがち。夕刻より、雨降ったり止んだり・・・。涼しい一日。


幼少期に富裕層であって、成人後、貧に転じて書かれた随筆で、秀逸な書き手は、明治の文豪・森鴎外の長女の森茉莉であることは、誰も否定しないだろう。
お亡くなりになってから、四半世紀は経つのではないかと思うけれど、いろいろな作家や編集者が、手を変え、品を変え、彼女を俎上に載せ、森茉莉というひとについての本が、出版されているのには、驚きを隠しえない。
それだけ、魅力のある稀有な書き手ということは、間違いない。

貧民から富裕層へ転ずる話と、富裕層(特に幼少期)から、貧民へ転落する話とでは、間違いなく後者のカネモチから貧乏へ転落する話の方が、魅力的だ。

おカネは、知性を育てるのに必要だから、特に、幼少期に、潤沢におカネをかけて、育てられた知性は、芳醇な香りがする。
食うや食わずの貧民は、食糧を得るために必死だから、とても知性まで、手が回らないせいだろうと思う。

・・・ここでいう知性とは、所謂、学校で習う『お勉強』とは、少し違う。
しかし、学校で、習う『お勉強』が、基礎となることは、間違いない。
知性(・・・或いは、品性)を読み解くには、或る程度、学問の基礎的部分が、必要なのだ・・・たぶん、どうしても・・・。

前出の森茉莉さんは、鴎外に溺愛され、自分の手は、なにひとつ使わず、大人になったひとである。
そんな彼女は、中年以降、特に母親が無くなって、彼女を保護するひとが、いなくなってから、赤貧を洗う・・・というような生活に陥る。
潤沢な資産に作られた知性は、フランス語(・・・なのだろうと思うし)、基礎となるのは、その貴族趣味の精神性だろう。
貧乏でも、惨めではなく、物欲しさがない。
貧乏の質が違うのだろうか。

お金をかけた品性と知性。

そんなことを考えると、お金は、知性を育てるには、絶対不可欠な要素なのだろうと思う。

そんなおカネも、かけ方を間違えると、とんでもない知性が、育つのは、ご周知の通りかと思う。
比べる対象にもならないと思うけれど、理研のあのヘンテコな女性化学者?のように、なってしまったりするのだろう。




夏服⑤猫と(も)杓子と(も)・・・?

2014-07-17 22:53:34 | Weblog

曇りがち。夕刻より雨。蒸し暑さ続くも、少しだけ、クールダウンか・・・?


先日。
我が居住地の川沿いに立つ市役所の駐車場で、相方と待ち合わせをした。

約束の時間は、18時であったのだけれど、我が居住地は、工業地帯なので、特に平日は、5時を過ぎると、主要道路は、間違いなく、渋滞に巻き込まれる。
都内のように、私鉄地下鉄、バスの設備が、全く整っていないので、通勤者は、自力で、通勤しなければならない場合が多い(大企業などは、自社バスを駅まで運行なんてところも多いけれど)。

前置きが、長くなってしまった。
何が言いたいのかと言うと、渋滞を避けたかったので、市役所の駐車場に早く着いて、車の中で、ごちゃごちゃと雑用をしていたのであった。
折しも、市役所職員の帰宅時間にあたっていたので、公務員さんの通勤服などを、ウォッチングすることが出来た。
自宅からほとんど出ないので、久々の着た切り雀シリーズ。

はい・・・。タイトルの通りで、猫も杓子も・・・状態でした。
地方公務員は、ボーナスもたくさん?貰うのだろうし・・・では、何故に、あのようなスタイルなのだろうか・・・。
あのような・・・というのは、所謂・・・チープ(安価で、いかにも・・・という服装のことを示していると思って下さい)。
クロップス丈のボトム。チュニック風のトップスとか、ポロ系のシャツ。
多少、フェミニンさを強調なのか・・・ひらひらとした安っぽい化学繊維のいかにも・・・なブラウス・・・。こういうのは、工場系の女子社員風だよな的?(ブランド名では、ユ○クロだとか?シ○○ラだとか・・・ブランドってことでいいのだろうか???)

相方。
時間通りに到着。↑上記の服装について、述べてみた。

相方曰く。

『・・・市役所も制服っていうか、事務服無くなりましたから、あまり華美でも、一般市民からヒンシュクをかうだろうし、一般的カジュアルなんじゃないでしょうかね?それに、あの方達の半数は、2年前後のパートのヒトが多いんですよ。時給800円とかの。だから、買いたくても買えないのかもしれないですしね。』

『服装にも、やはりそれなりの制限があるのね。大変だねぇ・・・地方公務員も・・・。』

しかし・・・。それにつけても。
現在の日本では、多種多様なファッションがあって、価格帯もそれなりで、探せば、いろいろあるというのに、何故、皆さんが、ほとんど同じなのだろう???

やはり、抜きんでた個性というのを、表に出してはいけない世界なのだろうか・・・行政ってとこは。

・・・でも、都議のあの女性議員とか・・・ヘンだよな・・・。アレだって、都民の税金で、暮らしてんでしょ?

清潔で、見た目良ければ、チープでもいいけれど・・・なんだか、とても没個性。




七月の観月会

2014-07-16 22:53:49 | Weblog

今月の12日が、満月だったので、数日経って、月の出が、段々、遅くなって来ていて、月に一度の観月会(15日)は、食事が終わって、さて・・・帰りましょう・・・という21時前後に、厚い雲の向こうに、うっすらと顔を出した下弦の赤い月。

昨日は、あのお店にしては、珍しく団体客があって、先月予約したいつもの東側のカウンター席を変更いただけませんか・・・というお店からの事前電話があって、南向きのテーブル席になった。

某所15階にある展望レストランで、懐石料理(風)を食べる月の行事。
今回で、7回目。

南側の風景は、この街の商業地が望める。
デパートや高層ビル、街中の風景だ。

団体客は、騒がしい。
いつもは、ジャズがゆるく流れて、ゆったり食事ができるのだけれど・・・。
それでも、私達が、訪れたのは、19時だから、あと1時間もすれば、団体客は、お開きになるだろう・・・時間的に・・・。

いつものノンアルコール・ビールで、乾杯。
先付のトマトと枝豆豆腐の玉葱ジュレドレッシングの一皿は、蒸し暑さで、全く食欲をなくしていた我が身を養うには、丁度よい酸っぱさ加減。
食欲を回復させるのに、酢は、大活躍だ。

色とりどりの八寸には、小さな沢蟹をそのまま素揚げして、塩で食する。
カリカリと御煎餅っぽい食感がする(・・・らしい。私は、ちょっと怖かったので、相方に食べてもらった)。
椀物、お刺身、焼き物と続き、一時間を過ぎた20時、団体客は、お開き。
いつもの静かなお店に戻る。

洋風の一品は、鶏肉にラタトゥーユ風トマトソース、夏温野菜添え。
野菜は、ズッキーニ、じゃがいものフリット、インゲン、茄子、とうもろこし。

桜えびご飯、赤出汁の御味噌汁。
汗で蒸発した塩分を補うには充分。

デザートは、先月と同じ、無花果のワイン煮のコンポート、ヴァニラアイスクリーム、ヨーグルトソース。

ごちそうさまでした。




虫ばっかり・・・。

2014-07-15 22:52:10 | Weblog
湿度が高くて、蒸し暑い・・・。

蒸し暑いのも、大嫌いだけれども、私は、基本的に『虫』が、嫌いである。

それなのに、先月から、アメリカシロヒトリ(米国白火取)、ヤママユガ、蚕、モスラ?・・・そんなことばかり、書いていて、今度は、蛍・・・である。

虫嫌いなんでしょ?

はい・・・基本的に昆虫は、苦手です。キモチ悪いです。

でも、蛍は、別だ・・・。
しかし・・・羽化前のヤゴ?状態の蛍は、ちょっとキモイ・・・かも・・・。
同じ生物なのに、羽化のビフォアー、アフターが、こんなに違うのか・・・?
昆虫って、なんか・・・スゴイのね・・・と改めて思う次第。

初期?の仮面ライダーは、なんか、バッタっぽいキャラクターで・・・今はどうだか、知らないのけれど、初代・藤岡弘。さんが、変身前と変身後では、全然違うのよね・・・???そういう変身とは違うのか・・・昆虫は、変態で、大変・・・(←洒落になっていませんわね?)

まあ・・・この頃、『虫』ばっかりであります。

古典にもありましたかね・・・虫愛ずる姫・・・堤中納言物語だったかしら・・・虫を愛するお姫様。

先述の映画・モスラ。
脚本を書いている人達が、凄い。
中村慎一郎、福永武彦、堀田善衛・・・といった文化人というか、小説家。

そんな話を相方にすると、ゴジラ・ファンの彼は、

『モスラは、ゴジラ・シリーズでも、ちょっと趣を異にするというか、抒情的な作品なんですよね。文芸色が強いっていうか・・・。昭和を代表する作家人の集まりでしたか。それは、知りませんでしたね。』

とのことだった。

それにつけても・・・蛾も蛍も・・・幼虫は、イモムシっぽいっていうのか・・・?
形状は、ちょっと似てるかも?
空飛ぶし・・・???

夏は、虫のシーズンでもある。

今夜は、夜、あの黒いヤツに逢わずば良いのだけれど・・・。