週明けは、少しだけ、涼しかったりしたけれど、やはり、夏である。
暑い・・・。
ここ2,3日というもの、明け方に起きていることが多くて、日の出前は、一番気温が低いけれど、それでも27℃以下には、下がらず・・・所謂、熱帯夜というのだろうか・・・。
あたりが、仄明るくなると、蜩が鳴き出す。
一匹、鳴き出すと、他のヤツも鳴き出す。
蜩(ひぐらし)というくらいだから、夕方だけかと思うけれど、朝の一声は、やはり盛夏なのだろう。
7月も今日でお終い。
今月も、何ら、先の見えないまま、終わってしまった。
夜中に、2階の自室のとなりの部屋に隣接するヴェランダに出てみた。
湿度が高いせいか、夜の靄がかかっている。
星空は、見えない。
そんな中、閻魔蟋蟀(えんまこうろぎ)が、細い声で、鳴いている。
大暑の中で、生まれたての秋の気配。
季節は、ゆっくりと、秋に流れ行く。
まだまだ、夏だと思っていたけれど、日の出は、遅く、日の入りは、早くなっている。
このまま、1ヶ月半くらいスキップして、早く、涼しい季節に、なってほしいものである・・・。
いや・・・夏は、まだ始まったばかりだから!
夜の闇に身を融かしながら、ふとこのまま、この暗闇に飲み込まれても、たぶん、誰も気が付かないのだろうなぁ・・・。
悲しむひともいないだろうし・・・まあ、家人くらいか・・・少しは悲しんでくれるだろう・・・。
夏・・・なのに、そんなことを考える。
お盆ももうすぐだし、そろそろ、地獄のカマのフタを開ける用意をしているのかもしれない。
そんなことを思った7月最後の日。