鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

スキムミルクでヨーグルトを作ってみる

2025-01-29 19:13:53 | 食・料理

寒風吹きすさぶどんよりと曇りがち、夕刻から雪舞い。

しばらくぶりに、無糖ヨーグルトを買ってみた。

昔は、500g入りだったのに、今は、400gに減って、値段は上がっている。

ステルス値上げというヤツだな・・・。

珈琲用のドリッパーに、珈琲フィルターをセットして、ヨーグルトの水切りをして、ギリシャヨーグルトにしたら、重量は更に減って、パックの1/4くらいの量になっていた。

ドリッパーの下にたまった乳清は、ホットケーキに加えたりすると更にふんわり膨らむらしいし、牛乳で割るとちょっとカルピスみたいな乳清飲料になったりするのだけれど、結局、いつも使い切れず、捨ててしまうことになるのだけれど・・・。

そこで、粉のスキムミルクは買ってあるから、これでヨーグルトを発酵できないか・・・と思いついた。

牛乳は、1リットル入りの紙パックで購入しても、いつも全部飲みきれないから、買っていないけれど、ちょっとクリームソースのパスタとか、グラタンとか作りたいときに、スキムミルクがあれば、すぐ作れるし、長期保存も可能だし・・・ということで常備している。

旧居宅から持ってきたヨーグルトメーカーを、キッチンの棚から取り出し、スキムミルクを水で溶かし、乳清を混ぜて、ヨーグルトメーカーで一晩保温して、翌日、ヨーグルトは完成した。

これであと1回くらいは、発酵できるかな・・・と思う。

ヨーグルト菌があれば、無限に作れるのか・・・と思っていたけれど、家庭で発酵させると雑菌も入ってくるので、せいぜい、3回くらいが限度らしい。

夏場は、たぶん、もっと腐敗が速いんだろうと思う。

発酵と腐敗・・・。

どちらも、同じ現象なのに、人間にとっての基準で、人体に有益なのが発酵、食中毒など起こすのが腐敗というらしい。

乳清の量が多かったせいか、きっちりと固まりのあるヨーグルトになった(寒天とかゼラチンなど入れるともっと硬くなるかも?)

いづれにせよ、ヨーグルトも値上がり幅の大きな食品で、捨ててしまうのが勿体ない乳清の二次利用ができたので、ケチな私としては、重畳。

今度は、納豆を増殖させてみよう・・・。

 


ビーフシチュー

2025-01-28 22:52:52 | 食・料理

氷点下にならない朝。くもりがちで、寒い。

来週の立春後に、立春寒波の予報が出ていて、最低気温が、雷都では、氷点下8度となっていた。

氷点下8度って、かなり脅威。水道管凍ったら、大変かも・・・ちょっと戦々恐々な感じ。

 

年末だったか、年明け直後だったか・・・。某生協スーパーで、牛肉の角切りが安価(オーストラリア産だからかな?夜だったので、ポツンと売れ残って値引きされていたので買ってみた)だったので、買っておいて、冷凍したままになっていて、カレーにするか、シチューにするか・・・と思案。

カレーだったら、現在手持ちの材料でできるものの・・・。

シチューだと漬け込み用の赤ワインとか、シチューの素とか・・・ちょっと買い足さないとな・・・などとなかなか決まらなかったけれど、やはり冬は、ビーフシチューだよね・・・ってことで、数年ぶりに作ってみることに。

前の晩から、牛肉を、ヨーグルトと玉ねぎスライス、赤ワインに漬け込んで、解凍兼漬込み開始。

翌日の正午から、作り始めた。

バターで牛肉の面を焼き付けて、いったん取り出し、飴色タマネギを炒め、ニンニクも炒めて、牛肉を戻して、漬け込みのワインヨーグルト液と水と冷凍トマトを加えて、数分煮込む。

鍋は、保温調理器の鍋で、数分煮込んで、保温調理器へ。

1時間ほったらかし。1時間後、シャトー切りしたニンジンを加え、数分煮込んで、保温調理器へ。

そしてまた1時間後、大き目に切ったジャガイモと冷凍マッシュルームを投入し、数分煮込んで、保温調理器へ。

更に、1時間後、ビーフシチューの素を溶かして、数分煮て、再び、保温調理器へ。

1時間後、完成。

時間はかかるけれど、1時間おきに、材料を入れて、数分加熱して、あとは保温調理器にお任せで、普通に調理するよりも、ガス代の節約にもなろうかと・・・。普通の調理だと3時間は、火にかけなくてはならないけれど、灯油ストーブなら、部屋を暖めついでに、煮炊きもできるかな。冬ならではの料理だろう。

漬け込み用の使った赤ワインを炭酸水で、割ってスパークリングワインにして、夕餉。

ホロホロ酔いで、良き哉、良き哉・・・。

旧居宅に居た頃、母は、牛肉を食べなかったので、シチューは、専ら、クリームシチューだった。

ビーフシチューは、ひと冬に1回くらいは作ったけれど、保温調理器はもっていなかったので、3時間くらいかかって作って、ひとりで食べた。

今回も、3食分できたので、あとの2食は、冷凍しておく。ジャガイモは、1食分しか入れなかったので、1食分で、食べきって、冷凍の分は、その都度、温めるときに追加して、また保温調理器のお世話になろうと思う。

こういう調理方法は、お勤めのひとには、ちょっと無理で、やるなら休日に限るんだろうな。

今は、閑人だから、可能な方法だ。

時間に作ってもらうから。

 

 


鏡開き(2025)/早朝食

2025-01-11 21:58:17 | 食・料理

氷点下4度。寒い朝。

脚が冷えて、目が覚める。

昨年末に買ったフランボワーズリキュールを炭酸水で割って、レモン果汁を加えたカクテル擬きを、夕食に供して、ほろ酔い程度でも、身体はポカポカで、午後9時には、眠ってしまったりして、そんな早い時間に眠ると、8時間後には、低血糖になるのか・・・早朝の日の出まで、2時間以上もあるというのに、脚が冷えて、目が覚めてしまって、まだ暗いのに、珈琲をいれる。

今年は、灯油ストーブにしたので、ストーブの天板の薬缶の水が、15分くらいで、熱湯になるから、部屋を暖めている間、階下のキッチンに降りて、珈琲の粉とフィルターをセットしたドリッパーとサーバー、コーヒーカップを用意して、定番のカステラを皿に盛り、二階へ運んで、丁度沸いたお湯で、珈琲をいれて、早朝食となる。

砂糖たっぷりのカステラは、急激に血糖値を上げるから、血糖値スパイクを生じて、良くないらしいのだけれど、朝のカステラと珈琲は、至福だ。

灯油ストーブは、給油が面倒で、旧居宅に居た頃は、グラファイトの電気ストーブを使っていたけれど、転居先は、更に寒くて、去年の冬は、カセットガスのソロストーブを使っていたのだけれど、普通のカセットガスは、氷点下の環境だと燃焼力が弱くなってしまうし、ボンベ1個で2時間しか持たないので、不経済だということが分かった。それでも直火だし、鍋とかの夕食では、充分にその役割を果たしてくれた。

灯油ストーブは、煮炊きができて、お湯が沸かせるのが最大のメリットで、電気ストーブやエアコンにはない利点もあった。

今日は、鏡開きで、お供え餅を割って、お汁粉にしたりする日だけれど、今年も、お供え餅はなくて、ガラスのオブジェを飾った。

・・・そういえば、お餅も食べていなかったな・・・。

いつもと同じ、平日モードなお正月も、もう終わりか・・・。元日が、随分と昔に思えたりする。

年末に作った小豆餡を冷凍保存してあるから、明日のお昼は、白玉でも入れて、お汁粉を作ろうかと思っている。

 


さっちゃんはね・・・/バナナ

2024-12-23 16:35:10 | 食・料理

昨日の強風は収まって、よく晴れて乾燥した寒い週明け。

 

♪さっちゃんはね、バナナが大好き本当だよ

だけどちっちゃいから、バナナを半分しか食べられないの

かわいそうね・・・さっちゃん。

 

お昼に、玄米フレークに豆乳をかけて、バナナ半分とミックスナッツを一緒に食した折に、ふとこの『サっちゃん』という童謡を思い出した。

私は、もう大人だから、1本丸々食べられるけれど、半分くらいがちょうどいい。

私が小学生だった昭和後期には、給食で、バナナを供されたとき、やはり、半分にカットされていた(ような気がする。1本丸々ではなかった記憶があるけれど・・・)。

小学校の給食のときは、5~6人くらいで、隣と前後の机を並べて、グループを作って食べていたけれど、日替わりで、担任教師が、このグループ内で、一緒に食事をするのがルールだったような気がする。

以前、このブログにも書いたけれど、小学校の給食は、地獄であった時期もあって、完食できない生徒は、5時間目、6時間目迄も、教壇に座らせて全部食べる迄、席に戻ることを許されなかったことがあった。

そのときの女性教師からは、2年間で解放されて、男性の担任となったけれど、この男性教師は、完食を強いなかった。

バナナの正式な食べ方と称して、バナナの皮を全部剥ぐのではなくて、皿にのせたバナナの上の部分の皮を剥ぎ、ナイフで果肉を切って、フォークで食べるということを教えてもらった(もっとも・・・この年齢になっても、そのバナナの正式な食し方?を披露するシチュエーションには恵まれず、役に立つことはなかったけれど)。

昭和後期には、バナナは高級品ではなくなり、普通にスーパーで売られるようになったけれど、獅子文六の随筆などでは、娘と銀座のパーラーで、バナナを注文して、出てきたバナナが、変色していて・・・なんて文章が出てくるのは、太平洋戦争直後の日本がまだ貧しかった時代の話だし、色の黒くなったバナナしかなかった当時は、南方から輸送するのにコストも時間も掛かったためだろう。

亡母は、この獅子文六の小説が好きで、特に、『悦ちゃん』が好きであった。

引っ越しの際に、私の姉に捨てられてしまった『悦ちゃん』を読みたいなあと晩年によく言っていたので、南米の密林(アマゾン)の中古本のサイトで、見付だし、注文してあげた。

よほど、懐かしかったのだろう。

生さぬ仲の娘(姉)に、捨てられた本への愛着、義理の娘になんの愛情を感じられなかった母は、いつまでも、恨みに近い感情があったに違いない。

その後、やはり南米の密林で、中古本の『胡椒息子』だの『大番』だの・・・買い求めては読んでいた。

老眼でも、亡くなる直前迄、新聞を読み、本を読み、裁縫をして、クロスワードやナンクロを日課のように解く母であった。

脊柱管狭窄症で、家の中では、なんとか自立歩行ができたが、外へは全く出なくなる前に、母は、徒歩15分くらい離れたドラッグストアやコンビニに日参(散歩)していた。

その時々の彼女の買い物に、『バナナ』があった。

母もバナナを半分しか食べられなくなっていたけれど、朝は、自分でお湯を沸かし、インスタントのポタージュスープを作り、パンとバナナで、朝食を取っていた。

今にして思えば・・・母の納棺のときに、獅子文六の小説を入れてあげればよかったな・・・と思っている。

あのときは、バタバタしていて、思いつきもしなかった。

もっと早く思いつけばよかったのに・・・と、ちょっと悔やんだ。

 


猛暑に小豆を炊く

2024-09-15 21:51:51 | 食・料理

9月も半ばだというのに、猛暑日に迫る暑さ。

宵から激しい雨と雷。

これから深夜にかけて、強雨続きそう・・・。

 

昨日、やはり暑い午後。

発注していた小豆が届いたので、小豆粥用に半分くらい火を通した小豆を冷凍。

残りは、小豆餡にした(小豆餡も冷凍保存)。

昨夜は、それを白米で小豆粥に。

 

食欲のないときや体力の弱ったときなどに、小豆粥はぴったりだけれど、真夏のような気温の中で、小豆を炊く・・・なんて、ちょっと狂気かも。

更に、猛暑日のお昼に、ソレで、善哉にして食べたのは、先週の法事で、お餅をいただいて、冷凍してあるので、ソレで、善哉にして食べた。流石に・・・暑い。

やっぱ。夏は、冷やした善哉に、白玉の方がいいやね。

 

そして本日は、玄米と小豆のご飯を炊いてみた。

玄米は、昨日の夕方、浸水させ冷蔵庫へ(発芽したかどうかは、微妙だけれど、24時間浸水ってことで)。

玄米小豆ご飯は、とても美味だった。

母が生きていた頃、作ってあげればよかったけれど、殆ど入れ歯だった母には、硬すぎるから、作るとしたら、玄米小豆粥かな。

お仏壇にお供え。

母は、小豆のお菓子が大好きだった。

久々に小豆を炊いたからだろうか?明け方に母の夢をみた。母のほかに、昔務めていた会社のひとが出てきた。人脈のあるひとで、彼女にお願いすれば・・・云々・・・というか、合併してこちらに移ってきたひとだったけれど、仕事のできるひとだったな・・・。

玄米ご飯にして、ひとつ気が付いたことがあった。

これは、昔、自然食療法家の東城百合子さんの御本に書いてあったのだけれど・・・。

『玄米ご飯にすると、甘いものなどが欲しくなくなる。』

白米だと、食後に、甘いものが欲しくなるのだけれど、玄米ご飯だとそれだけで充分というか、少し硬めなので、よく噛むせいか、満腹中枢が刺激されて、必要以上に、食べたくなくなる・・・らしい???

毎日、玄米・・・という訳にもいかないけれど。

玄米も、お勤めしていたりすると炊くのが難しいと思うし、今は、家に居るから、24時間前に玄米を浸水したり、小豆を炊いたりも可能だけれど。

残業などの多い日に至っては、午後10時頃、家に戻って、途中、コンビニエンスストアで、買ってきたお弁当など食べて、そのあと疲れたからとか、無理したから・・・とか言って、スイーツなんか食べて、入浴して眠れば、もう次の日の朝で、再び、会社へ行かねば・・・的な生活では、健康は程遠い。

そんな中で、東条百合子さんの手作りの自然食を実行しようとしていたのだから、コレこそ狂気であったな・・・と今更ながら思う。

結局のところ、やっと今頃、玄米を炊くことができるようになった。

しみじみと玄米ご飯は美味しい。

豆乳で作る『ゼラチン豆腐』も、最後に塩化マグネシウムを加えて、かためると、普通の豆腐に近くなる(もっとも、豆腐ハンバーグとかに加工するのは、ちょっと無理だけれど)。

 

 


玄米を炊く

2024-08-28 20:34:25 | 食・料理

くもりがちで、蒸し暑い。陽が差しているのに、突然の豪雨。

台風10号の影響で、忙しい日本の上空。

 

昨日。

ピラフを作ろうと思って、米を研いだ。

研いでいて、うっかり精米するのを忘れていた。コレは、玄米であった。

玄米は、炊くのが難しい・・・この150gの玄米・・・どうしようか・・・???

暫く悩んだ末に、浸水して冷蔵庫へ。

 

まだ精米していない乾いた玄米を、精米機、5分搗き米にして、昨日は、帆立ピラフを拵えた。

 

玄米は、少なくとも24時間浸水が必要・・・とのことで、コレを発芽玄米にするには、72時間の浸水と水洗いが必要・・・らしい。とりあえず、玄米ご飯を炊いてみよう・・・。

玄米炊飯のできる電気釜は、旧居宅に置いてきた。圧力釜でも炊けるけれど、保温調理器で炊いてみることに。

シャトルシェフ初号機(1.3リットル)の出動?であった。

レシピ本通りに炊いてみた。

玄米独特のプチプチ感。美味しく炊けた。

ゴマ塩を振りかけただけでも、美味しかった。

・・・なんにでも合う白米とは違って、おかずを選ぶ主食ではあるけれど・・・。

少し余分に炊いたので、冷凍しておくことにした。小豆と合わせて、玄米粥なんかもよいかも?

体調不良のときに、玄米はたぶん滋養となるだろう・・・。

そう・・・いま、絶不調なので・・・。

 

 

 


カレーピラフ

2024-08-21 23:04:11 | 食・料理

猛暑日には届かず・・・曇りがち。

朝方などは、熱帯夜から解放。少し涼しい・・・。

 

昨夜は、19時頃から、眠くなってしまい、だらだらと眠ってしまった。

猛暑続き、キジバト攻防戦?、毒虫?咬傷、初盆訪問、地震、台風或いは、台風接近中のタイヤ交換など、先週は、かなり疲れていて、体調もよくなかったので、あまりよく眠れていなかったからかもしれない・・・などと勝手に理由を考えてみた。

食事も適当になっていて、お粥とか素麺とか、食べやすいものばかりだったので、栄養面でも問題があったのかもしれない。

食事といえば、巷では、『令和の米不足』とかで、スーパーのお米売り場が在庫なし・・・?の状態らしい。

スーパーには無いかもしれないが、街中のお米屋さんとか、メルカリなんかで、販売しているようで、どうもJAが、諸悪の根源らしい???(真偽は知らない)。

外国米の圧力に負けて、国産米を生産農家さんから、安く買い叩いて、米不足を煽り、外国への輸出米にしたり、高値で売りさばいているとか・・・云々(国益になるようなことは、一切せず、外国人ばかり優遇する政府の愚策をもう隠そうともしない)。

 

夏前に、無農薬栽培の『朝日米』の玄米を5kg程のストック。独居なので、なかなか減らないし、夏場は、麺類の消費が多いし、胃の具合からお粥なども多いので、なかなか減らない。

夏野菜の残りが冷蔵庫に仕舞われたままで、そろそろ使わないと・・・なんて状態なので、久々にカレーでも拵えるか・・・。

転居前から、タイグリーンカレーばかり作っていたので、S&Bの赤い缶入りカレー粉も未開封のまま残っている。

亡くなった母は、私がカレーをつくるたび、褒めてくれた。

『おいしいねぇ。お店やれるよ(←大袈裟。冷蔵庫の残りもので作るから、作るたびに味が違うから、商品にならない)。』

残り半分の茄子、ピーマン、ニンジンのきれっぱし、冷凍焼けしたマッシュルーム・・・そこに、鶏肉でも入れて、ピラフでも作るか・・・。

ピラフ類は、炊飯器で炊くとどうも、パラパラにできないので(炊飯器は、旧居宅に置いてきた。たぶん、愚弟かその妻が処分したとは思うけれど)、保温調理器で、作ってみた。

お店や冷凍食品のように、パラリっ・・・とは、仕上がらないけれども、それなりに美味しくできた(と自画自賛)。

母にも食べさせてあげたかったな・・・と今更ながら思う。

晩年の母は、食もかなり細くなり、お店で、一人前を食べきることができなくなって、家で、私の作る料理を食べていて、脚に痛みが出るようになってからは、外出が難しくなって、楽しみは、専ら食べることだけだ・・・と言って、私の作る下手くそな料理を楽しみにしてくれていた。

それでも、やはり食欲がなくて、全部食べ切れなくて、あとでこっそり処分しようと残しておいた残飯を、炬燵の中に隠しておいてソレを忘れて腐敗させたりもしていたから、食事のあとの洗い物で、食器が足りないときは、母が眠ってから、炬燵の中をチェックしたりした。

・・・そんな母の好きだった私のカレー。ピラフを供したことはなかったけれど、たぶん、母好みの味になった(ハズだと思う)。

 


ゼラチン豆腐

2024-07-17 20:02:24 | 食・料理

夕方から雨。宵になって豪雨。

数日ぶりに真夏日。蒸し暑い。

それでも、去年の7月に比べれば、まだ序の口?と言った感じかも?

去年は、30度を下回る日が、4日しかなかった。しかも連日35度を超える猛暑日の連続出現。

・・・まあ、今年の7月もあと半月弱で、天気予報を見れば、明日から、再びの猛暑の予報で、ウンザリだ。

 

ここ数日は、涼しくてよかったな・・・。

 

真偽は知らねども・・・。

ゼラチンは、身体によいらしい・・・。

しかし、あまり料理には使わないし、どちらかといえば、ゼリーだのババロアだの・・・製菓材料のひとつで、ひと箱買っても、いつの間にか賞味期限切れで、破棄・・・なんてコトが多かった。

今年(今年に限ったことではなくて、真夏は毎年なのだけれど)は、暑さと騒音(隣家新築)で、食欲なども全くなくて、つるん・・・と、のどを通る寒天だの葛だの・・・そして、ゼラチンパウダーなどを使って、ちまちまとしたものを作っている。

数年前だったか・・・珈琲と小豆餡を合わせた『コーヒーようかん』なるデザートが、和食のお店で、供されて、これはなかなか・・・合うものだなぁ・・・と感心した。

プリンなどは、玉子を蒸しあげて作るものもあるけれど、ゼラチンで、かためると、ふるふる感が、暑い夏にぴったりで、食欲がなくても、食べられるもののひとつで、この夏は、よく作っている。

温度が重要で、80度くらいまで、加熱しないと玉子の殻に付着している可能性のあるサルモネラ菌の殺菌が難しいが、80度を過ぎると卵黄が固まってしまって、ダマになって、美味しくない。

プリンやアイスクリームを作るのに、玉子・牛乳・砂糖(他、バニラエッセンス類)を、煮詰めてつくるアングレーズ(カスタード)ソースは、火加減が難しい。

そして、ゼラチンは、沸騰させると固まらなくなる可能性がある。逆に、寒天は、沸騰させないと固まらない・・・という真逆の性質があるようだ。

 

さて・・・今宵も・・・と思い、雨の降りだす昼過ぎに、冷蔵庫を開けてみると、(いつものごとく)食材が、殆ど・・・ない。

豆腐も昨日、食べきってしまった。

まだ開封していない200ml入りの豆乳パックがあった。

豆乳をゼラチンで、かためてみるとどんなもんか・・・。

 

顆粒昆布ダシ+豆乳+ゼラチン。

名付けて、ゼラチン豆腐。

顆粒昆布だしとゼラチンをお湯で溶いて、豆乳を入れて、沸騰直前で、火を止めて、冷蔵庫で、冷やし固める。

お好みで、塩も。

冷やし固めたら、柚子胡椒とめんつゆ少々。

・・・豆腐のようで、豆腐より弾力があって、これまた、つるんと食べられる。

かなり美味しい・・・。

加工品の豆腐を買うより安価で、豆腐のような?豆腐で、ババロア的???な弱った胃腸に優しい。

 

暑い夏の冷たい副菜。

 

 


パンケーキ

2024-07-01 21:00:22 | 食・料理

文月の始まり。週明け。

曇りがちで蒸し暑い。時折、にわか雨。

最高気温32度。

 

半年くらい前に購入したホットケーキ・ミックスが、賞味期限を過ぎた。

粉ものだから、まだ少しは大丈夫かと思うので、朝食に、焼いた。

某・珈琲店のミニ・パンケーキがついてくるモーニングメニューが好きで、家で、あのパンケーキ風に焼けたら・・・と思っていた。

窯焼き・・・と銘打っているので、フランパンじゃ無理だろうし、家庭で簡単に同じようなものが焼けるなら、わざわざ店に行くこともないだろう。

ホットケーキ・ミックスに玉子と牛乳を混ぜ、フライパンで焼くのだけれど、焼く直前に、ホットケーキミックスと牛乳と卵黄を混ぜた生地の中に、玉子の白身を固く泡立ててメレンゲにして混ぜて焼くとかの珈琲店のモーニングメニューに近しいものが出来ることが分かった。

・・・もしかすると、焼型などつかって、オーブンで焼くと更に、珈琲店ものに近づけるのでは・・・と思うけれど、そこまでするなら、珈琲店迄、食べに行く方がいいかも・・・???

 

・・・相当昔・・・早朝7時から、ファミレスのアルバイトをしたことがあるけれど、そこは、1日4時間以上勤務すると、昼食なり、夕食がつく・・・という店舗だった。

それで、仕事上がりに、私は、毎日、フレンチトートストばかり食べていたけれど、あの頃は、パンケーキメニューもあったけれど、従業員の注文できるメニューにはなかったような気がする。

パンケーキとソーセージというアメリカン・スタイルのファミレスで、珈琲お替り自由だった。

モーニング担当だったので、それ程、お客は多くなくて、午前11時迄の勤務だったから、フレンチ・トーストを食べて、その日の仕事終了だった。

時給450円くらいだったかな・・・?(いつの時代だ???)

 

 


劇的に不味かった料理

2024-06-10 21:40:00 | 食・料理

深夜から降り出した雨は、朝本降り。

雨の週明け。

 

胃の不調で、お粥ばかりの食事。

お粥で、思い出しけれど、外食で、恐ろしく不味かったものの中に、お粥があったことを思い出した。

時は、1988年初夏だったか、梅雨明け前だったか。

『ならシルクロード博』のイベント会場で、ランチで食した冷たいお粥だった。

コレが、安価なら、まあ仕方ないと思うけれど、かなり高額だった。

同行した母も、ちょっと・・・コレは・・・って事で、殆ど残してしまったのだった。

暑くなりかけの頃で、冷たいモノが嬉しい時期だったけれど、冷製お粥は、かなり不味かった。

違う物にすれば良かった・・・と、何十年たっても、あのお粥は、不味かったと、母と笑いあったのも、母が生きていたからで、今となっては、懐かしい思い出のひとつになった。

 

少し前の話。

相方とランチで入店した洋食屋さんは、その地で、三十年近く営業していて、その昔、相方も訪れた事があって、グルメサイトなどでも、評判が良かった。

ハンバーグランチが有名なようで、午前11半の開店で、既に、半分以上、テーブルが埋まっていた。

テーブルに運ばれてきたハンバーグは、美味しそうで、ナイフを入れて、一切れ食べてみたところ、かなり塩辛い。そして何より古い肉の匂い。

質の悪い安い肉を塩味で、護摩化す感じ。

ランチ価格1000円だから、仕方ないのか?

相方曰く。

昔は、美味しかったし、コロナ禍以降も、こうして、継続営業しているし、何より今も、客足が途絶えていない・・・不思議だ。

 

美味しい料理は、記憶に残る。

まずい料理は、記憶から消えない。