鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『Moon Viod』と『風火家人』

2012-10-31 22:50:44 | Weblog
曇りがち。寒い一日。
午後から、本降りの雨。夕方には、東の空に、少しだけ欠けた美しい十六夜の月。

今年に入って、ムーンダイアリーという月の満ち欠けと西洋占星術のボイドタイムが記載されている手帳というのを使用している。

経験上、ムーンボイドの時間帯には、列車の運行にかなりの乱れが生じるような気がしている。
私は、電車通勤の経験がなくて、毎日、電車で通っている方には、当てはまらないかもしれないけれども、月に一度か二度、居住地から都内そして、都内から居住地への往復間で、ムーンボイドタイムには、何かしら、列車の運行に支障が起きることが多い。

普段、あまり電車に乗らない人としては、運行支障にあう確率が格段に高い様な気がする。
調べてみると、ムーンボイドタイムにあたっていることが多い(・・・ような気がする)。

ムーンダイアリーは、外出するときに参考にする程度だけれど、現在、2日間におよぶ、長いボイドタイムということで、やはり、何かしら影響があるのではないかと思ったりする。

・・・ただ、現在、私は、月次決算中なので、高額の支払いの処理などは、出来るだけ避けたいと思っていたのだけれど、今日一日は、ポッカリと時間が空いてしまった。
不思議なくらい何もない・・・のだった。

朝、起きて、時間があれば、易を立ててみるのだけれど、今日は、『風火家人』を得た。
私に、この卦が出る日は、大抵、穏やかに過ごせるようなのだ。
前回も、ムーンボイドタイム中に、易を立てて、得たのが、『風火家人』だったので、当たってないだろうなぁ・・・と思っていたら、そんなこともなくて、一日中、不思議な穏やかさに満ち満ちた日となった。

今日は、その日の再現。

西洋占星術の『ムーンボイド』と周易の『風火家人』。
単に、二度同じ偶然が、重なっただけなのだろうか?

月が生まれた星座に入ったときも、やはり、何故か、穏やかに過ごせる場合が多いような気もする。
あくまで、個人的な経験則にすぎないのだけれど。

『Void』=無効・・・私に限っては、列車の運行には、悪影響を及ぼし、心の波立ちを無効にするという意味では、良い影響を及ぼすのかもしれないと勝手に思っている。


座標軸・・・ゼロの原点

2012-10-30 22:51:12 | Weblog
明け方、冷え込む。


方程式にセットになっていて、中学校の数学の教科書に展開される座標軸。
X軸、Y軸の交点が(0,0)となって、X軸がプラスに成れば、右へ、マイナスになれば左へ、Y軸がプラスに成れば、上に、マイナスになれば、下へ・・・というアレである。

コレは、数学に限らず、嗜好や動向などの傾向を示すのにも良く使われる。

ふと、眺めていて、ときどき、X軸、Y軸の交点に立ち帰ってみるのもよいかも知れないと思う。

私は、多分、極端な人間で、どちらかと言えば、シロクロはっきりつけたがるタイプだし、好き嫌いも非常に明確なので、妥協点の範囲が非常に狭いから、この世の中、嫌いなもの(或いはひと)の方が、圧倒的に多いのはそのためなのかもしれない。
非常に生きづらい性質を持って生まれてしまった。

・・・そんなことをしていれば、社会・・・というか、周囲の小規模な会社などの組織では、弾かれるのが普通なのだが、幸か不幸か・・・。
現状の仕事は、ほとんど一人でできる仕事なのである。所謂分業による協業を強いられない。その代り、人脈による昇進、救済には、全く無縁と言っていい。
良い面もあり、悪い面もあり・・・。気楽は、気楽だから、ワタシ的には、良い事なのかとも思う。

会社組織というのは、たぶん、人脈を築くことができなければ、致命傷なのである。
それに迎合できずに、それでも、ここいる・・・というのは、多分、天の理、地の理、人の理に反することなのだ。
だから、非常に生き辛いことこのうえない・・・。
仕事も出来ないのに、昇進しているヤツを、間接的に、助ける結果になっていたりするのに気が付く。私の仕事に、関わった(形だけ)人は、全員、昇進した。
合併時、その仕事をしていたのは、私ひとりだけになっていたからである。ただ、それだけの理由で、今は、この会社にいるようなものだから。

この仕事に、携わった社員は、昇進の対象となるのは、間違いない(先例がないから。合併前の責任者は、退職してしまった。適当にやっていたから、ルールもない)。
私だけが地ベタ這う貧乏籤だったのは、いつものことである。

・・・それでも・・・。
ひとに対しては、対人恐怖だし、正論を言っても通らないし、コツコツと数字を積み上げるしか能がないし、こんな仕事でしか、金銭を得られないのが現状なのだ。

・・・地に沈む龍も、雲と言う天運と時運に引き上げられなければ、地を這うただのミミズである。
それでなくても、もともと龍でもなんでもない・・・地べた這うミミズは、座標軸を眺めて、自分の原点を見つめるしか、今の処、成す術を持たない・・・。

時々、原点に返って、居場所を確認しないと、何故ここにいるのか、わからなくなる。


オーラが拒むのだろうか・・・己に合わぬ服

2012-10-29 22:52:30 | Weblog
明け方まで、雨のち曇り・・・時々晴れ。季節は進む・・・。


生活だとか、仕事だとか、日常使用しているモノだとか・・・。
多分、日々、変化しているのだと思う。
何も変わらない・・・と思っていても、気が付いてみると全く違った姿を見せてくれたりする訳で。
変化が微小なので、気がつかない累積がいつしか、全容を変えてしまう・・・なんてことも。

そんなこんなで、最近は、何かと『振り出し』に戻る・・・ようなことが多かったりする。
デフォルトに戻って、やり直してみようか・・・とか・・・。

・・・で、再び、思うこと。

これは、自称、着た切りスズメの私が原点である服飾について、振出に戻って考えたことである。

『人が服を選ぶのではなくて、服が人を選ぶ・・・』

この服の箇所に、物(或いは、自分、自分以外の誰か・・・)など代入してもいいかもしれない。

今年の夏から、女子社員の事務服(制服)着用が義務づけられて、事務系は、所謂、ベスト、スカート、ブレザー。技術系と男性社員は、作業着と言う規則が出来た。

この事務服・・・多分、全国、津々浦々・・・ほとんどのひとが、普通に着用して、それ程、違和感もなく、ビジネスライクで、きちんとしているなどの印象を与えるものだと思う。

但し・・・。

どうしても似合わないひともいるということがよくわかった。

スタイル、ヴィジュアル的には、全く普通なのだけれど・・・オーラ?というか、雰囲気が、事務服を拒否している・・・という人を見かけた。
一応、職制候補であるという噂の女性なのだけれど。
・・・なんか、事務服に拒否されているような印象を受けるのは、たぶん、工場広しといえど、私だけだと思う。
多分、コレは、嗜好の問題でもあるのだ。良いとか悪いとか・・・そういうことではなく、単に、私が好きか嫌いかのハナシなのである。
例えば・・・である・・・マダム・スカルノ(デヴィ夫人)に、普通の事務服って、たぶん、絶対に、似合わないと思う。ご本人だって、着たくないだろうし、たぶん、事務服だって、着られたくないと思うのだ。

極端な例になってしまって、大変申し訳ない。
職制候補が、マダム・スカルノに似ているとか、そういう訳ではない。

お互い(着る人と着られる服)に拒否しあっている・・・それが雰囲気になっていて、とにかく、事務服を着ていても、全く実務的に見えないのだった。

・・・それだと、事務服を着て、実務を行う意味がない・・・この職制候補、たしかに、実務は、カラっきし・・・ダメだという噂もある・・・?オミズ系の衣装は、驚くほど似合うのだが・・・。



パープルなミニ真珠

2012-10-28 22:56:07 | Weblog
終日雨。雨の日は(・・・も?)、いつまでも、いつまでも眠い。まるで猫のように眠る。


湖水真珠・・・淡水パールともいいますかね?
うん・・・。湖水真珠の方が、なんとなく、高価そうな気がする・・・ような???

コレは、イメージなんですが・・・。
深い森林に護られて、眠るように静かな湖の底で、生まれる森の色を映し出すような真珠。
・・・たぶん、全く、間違ったイメージだと思いますが・・・。


本日の画像

淡い紫色をした淡水パールのリング。
これは、3号から17号まで、指のサイズに合わせて、調整が可能というのが売り・・・なのだけれど、実際、指に嵌めてサイズを調整するのが、実に難しいリング(ワタシには出来ない)でして。
このフリー・アジャスターは、両手を使わないとなかなか動かないのでした。
左右どちらかの指に嵌めるとなると、片手が使えませんので、なかなか、ぴったんこには、できません。
仕方がないので、ある程度のサイズにカンで、調整して、普通のリングのようにして、装着すると案外上手くいくようです。
・・・でもな・・・。こんな付け方したら、すぐ、毀れるよな・・・でも、いいか・・・そんなに高価なもんじゃないし・・・と、ある程度の開き直りが必要なリングです。

淡い紫色のベビー真珠(4.5ミリ)3個連ねた可愛らしいさ。
あまり、使い勝手のよくないフリーサイズなのですが、小指から人指し指まで、どの指でも、OK!
お好みに合わせて・・・或いは、小指と中指とか、違うリングで、遊んでも楽しいかもしれません。

淡水パールの養殖技術の向上には、驚いておりますが、四半世紀前、初めて買ってもらったのが、米粒くらいの大きさのいびつな真珠を幾重にもつなげたネックレスでした。
あまり光沢もなかったような記憶があるのですが、最近は、10ミリを超える大珠、真円の美しいもの、そして、何より色のヴァリエーションが、コレって染色じゃないの?ってくらい豊富。

白は、もちろん、クリーム、オレンジ、ピンク、グレー(シルバー)、メタリックな色・・・そして、パープルと様々。
海で養殖するよりも育てやすいのか、普通の真珠よりも安価なものも多く出回っているようです。

一粒のものから、やはり真珠は、連組でないと・・・。
そんな需要にも、応じられて、価格もそこそこ手が届く淡水パールは、真珠のアクセサリー・コレクションには、もってこいの素材だと思います。


ヴェルドン:ロクシタン

2012-10-27 22:50:27 | Weblog
曇りがち。初冬を思わせるような灰色の空。


ご愛用のセルジュルタンス:ローフォアッドが、底をつき、季節は、秋から冬へ。
今年の冬は、どうしよう・・・。
どうしよう・・・って、言ったって、ほぼ10時間・・・つけていられる香りは、3種類しかないことは、以前、このブログでもクドイ程、書きました。所謂・・・悪酔いしない香りで、価格的に購入可能な香りです(・・・購入価格に糸目をつけないのであれば、あと数種類は、増えるんですけどね。)
トム・フォードのネロリ・ポルトフィーノだとか・・・メンズ用ですが、割と好きです。

いづれおとらぬ爽やかな・・・季節的には、夏にいい・・・。
色気もフェロモンも、全く関係ない・・・或る意味、事務的な香りしか、手持ちがございません。

爽やかで、目立たなくて、それでいて、清潔な・・・そんな香りを求めているのですが・・・。

やっぱ・・・振出しに、戻るか・・・。

そう考えて、シャネルのクリスタルを購入。
・・・コレは、定番ってことで、今季の冬は、コレで行こう・・・みたいな雰囲気だったのですが。

ところが・・・。
何故か、食指?を、ソソル香りが・・・。

コレも何度も書いておりますが、香水の説明文程、感覚に合わないものはありません。
予想(・・・というよりは、経験的に、こんな香りなんだろうなぁ・・・と想像)しても、99%は、違うものなので、コレは、実際に、テストしてみないことには、判断がつきません。

ところが・・・。

本日の画像。

何故か・・・イヤ・・・多分・・・絶対・・・この香りは、気に入る・・・と思ったのが、『ヴェルドン(ロクシタン)』。
ショップで、サンプルでも貰って来ればよかったのだけれど、ダメもとで、ネット購入してみました。
これは、メンズ仕様ですが・・・。

大当たり・・・!ド・ストライク!!!男性用だけれど、清い爽やかさ。

この香調ラインは、どこかで・・・。これは、シャネルのクリスタルのシトラスを弱くして、トップに、ミントを足したような感じか・・。所謂、ライトな感じ。クリスタル(デフォルト)よりは、オーヴェルトっぽいか・・・???
或いは、クリスチャンディオールのハイヤーファーレント系なのか・・・???

女性が使ってもいいと思うよ・・・私的には。

但し、色っぽい女性には、確かに、合わない・・・。メンズ仕立てだからな・・・。

Niceな選択でした。


餌付けとお菓子工場

2012-10-26 22:53:13 | Weblog
爽やかな秋の気配。晴れたり曇ったり・・・。


二か月に一度か二度、会社のお昼休みに、地元にある某M製菓工場から、お菓子類の特売が来る。

私は、お菓子の販売のある食堂棟へは、行かないし(昼食は摂らないので)、箱入りのクッキーなどは、あまり食指が動かない。

管理職などが、女子社員で、分けなさいと1箱、2箱買って、渡してくれることもある。

工場長からで~~~す・・・と食堂で、工場の偉いひとに出くわしたお姉さんから配給を受けることに相成る。
所謂、餌付けだろうか・・・?

そのうち、食堂から戻ってきた男性の主任さんだの、スタッフだのが、女子社員にお菓子を分配するので、この日は、机の上にお菓子が、自然と増殖している。
小さなチョコレート、キャンディ、クッキー、キャラメル、ビスケット、八つ橋なども・・・(←コレは、出張の御土産でありました)。
1箱100~200円前後の投資だから、コレで、人間関係が、良好になれば、安いモノかもしれない。

私は、この特売日に頂いたお菓子を全部食べきるのに、1週間くらいは、かかってしまう。

以前、この製菓工場は、国鉄(←当時は、国鉄だった・・・日本国有鉄道の略だったような気がするけれど、記憶違いか・・・)、今は、日本旅客鉄道・・・略してJR(プラス東だとか西だとか地域を現す接尾語?)になったのだと思うけれど、或いは、Japan Railroadの略だろうか・・・。
この会社は、時々、ヘンな横文字を使って、乗客に一抹の不安を抱かせる会社だし・・・E電だとか?ディスカバー(エキゾチック)・ジャパンだとか・・・???
まあ、それは、さておき、この某大手製菓メーカーは、なんと駅の真ん前(一等地)に、どど~んと工場を作って、操業していた。

いつもキャラメルを煮詰めるよい香りがしていて、やはり駅近辺に大きな社有のグランド(テニスコート付)もあった。

社会科見学で、工場へ行って、操業ラインの見学後、お菓子を頂いて、楽しかった記憶もあった。17時のチャイムと同時に、工員さんたちが帰宅する。
若いお姉さんたちが、楽しそうに帰っていく光景を見ながら、お菓子工場で働くのも、いいかなぁ・・・と子供心におもったりもしたけれど、何故か、この工場に就職するという考えが、思いうかばなかった。(就職したくても、採用されなかったと思うけれど)。

この光景は、昭和の中頃の光景なのだけれど、お菓子の匂いとしあわせな気分は、いつも裏表になっている。

そのうち、この製菓工場は、郊外へ転居した。私も駅の近くから、現在地へ転居したのだけれど、この工場は、自宅から、車で10分も走らない内に辿りつく。割と縁があるのかもしれないなぁ・・・今度こそ、お菓子工場の工員さんになってみたい気もするが、たぶん、つとまらないだろうなぁ・・・と、本日、昔話の一節・・・おあとが、宜しいようで・・・。



兆候

2012-10-25 23:01:42 | Weblog
くもりがち。


体質や性格、環境など、個人差が大きく、一概に言うことは、難しいのだけれど、私に限ってのことである。

身体の具合が悪くなっていく兆候で、右の奥歯が変な感じになる・・・という事に最近、気が付いた。コレは、去年、上顎洞を手術後、気が付いたのであるが、人工骨を注入してから、具合が悪くなる前に、この部分が、痛みとは違う言いようのないある違和感を、感じるようになった。
浮いた感じがする・・・というか・・・。

これは、推測にすぎないのだけれど、多分、身体に馴染まないのだろうと思っている。
少しくらいの不具合なら、身体の方で、我慢してくれるのだ。
でも、異物だから、ちょっとでも異変があると、すぐ浮いた感じになる・・・のかもしれない。

折角、合わずにいるのだから、不調のシグナルとして、利用させてもらうことにする。

これも、何度か・・・イヤって程、このブログには、書いているけれども、睡眠に関しての不具合というものもある。
週5日、不眠状態で、過ごすと、週末など、その穴埋めをするように、死んだようになって、一日中眠りについているときもある。
身体と脳が、眠りを欲しがっているにも関わらず、身体が、一種のシグナルを放つ。
電池切れ・・・というか、エネルギーの枯渇である。
私の場合は、足先が、冷たくなって、目が覚めて、眠りたいのに眠れないのである・・・。
ずっと眠っているから、エネルギーは、使っていないハズなのに・・・と思っていると、前回、食事をしたのが、20時間以上前だったりして、寝ている間に消耗してしまっていた・・・。

ちょうど、イヤホンをつけたまま再生していて、スイッチを切るのを忘れたウォークマン状態になって、止まったときには、電池切れ・・・ムダなことをした・・・充電せねば・・・みたいな感じになるのだろうか・・・。

そんなとき、一番手っ取り早いのは、アルコールである。
足先は、温まってくるし、眠気は、戻るし・・・。
しかし、アルコールは、一時凌ぎにしかならない。
すぐ、枯渇するマイナスのエネルギーなのだ・・・私にとっては。
やはり、炭水化物の方が、長持ちする。

体質的に、エネルギーを溜めておけないようなのだ。
これは、身体エネルギーの分類に関する著作を、つい最近読んだばかりなのだけれど、この分類は、私に限っては、正しいと思っている。

だからと言って、別に私が、極端に怠けモノでもないって証明には、ならないようなのだ。


シジフォスの神話

2012-10-24 22:52:28 | Weblog
秋晴れ。


原因不明の神の怒りと罰で、シジフォスは、山頂へ大きな岩を押し上げることになる・・・が、しかし、山頂まで来ると、岩の重みで、再び、下まで落ちてしまう・・・延々とこの苦行が続く・・・。

・・・私もたぶんシジフォスと同じ。
何度やっても、岩は、底まで落ちてしまうし、なにひとつ、報われることのない徒労の連続・・・。

・・・そしてその努力は、決して、認められることもなくて。
美味しいところは、全部、他人に持って行かれる。

一体、私が何をしたっていうのだろうか?

ゴールが見えたと、思ったら、サイコロの目は、振り出しに戻る・・・。
もう少しで、周りの人達と同じ待遇になれるチャンスを掴みながら、またしても・・・。

そして、また不況・・・。
業績の下方修正。
囁かれる解体の噂・・・。

あと、もう少しだったのに・・・。

岩は、無残にも、落ちていく。

私の努力も水の泡・・・。

あんなに、やったのに・・・。
他のひとが、帰休で、休んでいるときだって、出社命令が出て、仕事をしたのに。
この会社の社員でもないのに・・・。

全て・・・投げ出して、もう、何処かへ行ってしまいたくなる振出に戻った秋の日。


下方修正(・・・崖っぷちのブルース)

2012-10-23 22:51:13 | Weblog
朝目がさめたら、デジタル時計は(7:22)を表示していた…。
雨が降っているので、あたりが薄暗く寝過ごしてしまった。
ヤバイ・・・ヤバイ・・・あと30分しかないや・・・。急いでお支度。


景気減速・・・。

中国市場の縮小で、景気再び減速。

いつものことながら・・・。

ライン定時割れ。隣接の工場は、臨時休業。

・・・またか・・・。

やっと落ちついてきたかのようにみえた私の雇用も、またもや、崖っぷちか・・・。

予算再び10パーセント減。
累積で、前期より、60パーセントも減らせ・・・。
残業禁止・・・。

仕事も減るよなぁ・・・。

何度目だよ?

生産計画も修正と見直しかぁ・・・。
だったら、最初から、控えめに、見積もっときゃいいのに・・・。
シロウトの私は、考える・・・。

満つれば欠ける・・・の道理のとおり。

円高だし、輸出不調だし、原油や鋼板価格も、どうなることやら・・・。

・・・で、一番の打撃は、私の雇用ってか・・・。

あ~~~~~。もうやだ・・・・。

この工場は、来年には、消滅してるかもしれない・・・身売りか、どっかの部門に強制吸収か・・・。
そんな噂が流れている・・・。

大体、的確なんだよな・・・現場からの情報は・・・。


『臆病者のための裁判入門:橘玲・著』

2012-10-22 22:51:37 | Weblog
薄曇り。


意外な事だけれど、世の中は、法の世界さえ、『カネ』で、回っているみたいだ。
真実なんて、割とどうでもいい・・・。
正義の味方なんて、現れない・・・そう思っていた方が、いいのかもしれない。

大手保険会社の嘘の報告に翻弄されて、僅かな保険金を受け取るのに、徒労とも思える時間を費やすことになった外国人とその代理人となった著者。

カネにならない仕事は、受けない弁護士。
面倒な訴訟は、タライ廻しにするお役所。

煩雑で、面倒な手続き。書類・・・。

そりゃそうだろう・・・。
人のために、面倒なことには、巻き込まれたくないから・・・。
例え、それが『裁判』に関わることであっても・・・ようするに、結局は、『他人』のことだもの。

たかだか、数十万円の保険金の支払いのために、真実を明かしたら、大手保険会社への金融庁の処分は、免れず、経営陣のクビが飛ぶかもしれない・・・事態を引きおこした大手保険会社の担当者の嘘・・・。更に嘘を重ねるばかりだけれど、法廷では、その嘘は、嘘と言えないと判断する。

嘘ばかりの世界だ。

たぶん・・・真実なんて、テレビの法廷ドラマか、刑事ドラマの世界にあるだけなのだ・・・。

・・・それでも・・・たぶん、嘘をつきとおした方が、世の中、平和に収まるのだろう。
損害は、最低に、三方を丸く収め・・・。
・・・正しくはないけれど、こういう方法もアリなのか・・・。

裁判には、絶対に、巻き込まれない方がいい・・・そうはいっても、いつ、加害者・被害者になるのかわからないご時世。時間と心労とお金だけが、空回りする不思議な世界。

この『嘘』の世界は、どんなに理不尽であろうとも、真実を白日のもとにさらけだすことはには、ならないようなのだ。たぶん、そういう仕組みなのだろう。

折からの原発賠償問題を、案じる著者が放つ異彩のルポ。

弁護士をつけずに民事裁判を戦う初心者のための裁判入門書。