鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

香考No26・L'INSTANT DE GUERLAIN POUR HOMME (ランスタン ド ゲラン プール オム)

2023-09-21 22:39:41 | 

午前中、小雨も降るくもりがちな彼岸。

宵から本降りの雨。

熱帯夜からやっと解放。

湿度が高いけれど、空気はヒンヤリと冷えてきたようで・・・。

 

先週末の葬儀の際は、まだ猛暑日で、9月の半ばなのに、真夏であった。

・・・葬儀のときの喪服は、腕などの露出は、NG!ってコトだったので、自宅を出るときは、半袖の喪服ワンピースで、車の中は、エアコンを、ガンガンかけて、1時間半。

すっかり冷え切って、ジャケットを羽織り、斎場へ。

ここも、やはり、普通の場所より冷房が強い・・・(いかんせん、御遺体もあるんで・・・)。

 

喪服は、オール・シーズン着られるような設計だけれど、やはり夏に、長袖ジャケットのツーピースは暑いし、真冬は、寒いし。

冷房が効いているとはいえ、やはり、火葬場等の移動のさいは、汗をかくし、やはり、香料は必要かもな・・・などと考えて、『喪』の席でも、違和感のない香りは、何だろうか・・・と考えた。

華やかなフローラルは、場違い、爽やかではあるけれど、グリーン・ハーバル系もちょっとマズイかもしれない。

フルーツ系もたぶんダメそう。

絶対、NGなのは、アニマル系の・・・麝香(ムスク)とか、海狸香(カイリコウ)、霊猫香(シベット)なんかは、もちろん、ダメだろう。

・・・となると、やはり御香などの白檀、沈香、安息香・・・とか・・・そんなイメージか・・・んなもん、持ってねーよなぁ・・・普段、使わんし。

 

サンプルで、何か無かったかな・・・大半は、転居先に移動させちまっているからなぁ・・・などと押入れの中をゴソゴソと・・・。

葬儀の席では、案外・・・と思いついたのが、オム系(男性用)のオード・トワレであった。

シャネルのエゴイストとか・・・(←生意気にも・・・私は、勤め人だったころは、コレを使っていたんでした。)

あと・・・クーロスとかも、案外いいかも???

女性が纏うとそんなに派手でなくて、落ち着いた感じもするし・・・。

 

そして、たどり着いたのが???今日のお題。

ゲラン様でありました。

L'INSTANT DE GUERLAIN POUR HOMME ↓サンプル・ミニボトル

落ち着いているし、いいかもしんない・・・。

ちと、おっさん・・・いや・・・おじ様系か。

日本人のおっさん・・・いや、おじ様で、コレ使っている人って、会ったことないけど・・・(っつ~か、そういうおじさまの居る職場に居たことないんだよな・・・工場事務なんてさ。いや・・・上層部に行けばいるのかもしれんが、ガテン系現場の部署だったしな・・・)。

 

葬儀の席には、(ゲランとか、シャネルとかの)オム系が、違和感なさそうに思うのだけれど・・・。

 

 


香考No25・イリス ウキヨエ/エルメス///月命日三十一回目

2023-09-07 22:25:31 | 

台風13号接近中。

進路予報円の真ん中が、居住地と転居先の上空???

朝方は、だいぶ涼しくて、熱帯夜からは、開放されたものの・・・。

 

お昼過ぎから転居先へ。

大雨警報、避難勧告とかでていたようだったけれども。

 

31回目の月命日。台風が去ったら、御墓参りしよう・・・。

 

 

5年から8年くらい前かな・・・或いは、もっと以前だったか・・・。

覚えていないくらい・・・もう随分と時間が経ったような気がするけれど、エルメスのオード・トワレ『イリス・ウキヨエ(浮世絵)』が、量り売り用2mlのガラス管の容器に残っていたので、使い終わってから、捨てようと思って、使ってみた。

買った当時は、なんだか、漢方薬?のような匂いで、あまり好きではなかった故、押入れの中に仕舞い込まれて、そのままになっていた訳なのだけれど、今日、使ってみて、案外、深くて佳い香りだった。

香水の表現に、パウダリー(粉っぽさ)というのがあって、女性っぽい香り・・・とでもいうのだろうか。

元来、爽やかなグリーン系、シトラス(柑橘)系、ラベンダーなどのハーブ系の香りが、好みだったせいか・・・その粉っぽさとか、甘い花々、ムスクやシベットといったアニマル系の香りは、酔ってしまってダメだったのだけれど。

随分と歳をとって、そのパウダリー系が、嫌いではなくなった(・・・といっても好んで使う訳でもなかった)し、PTAのオバさん達に、紛れ込んだ中学生が、オバさんたちの使う香りに、呼吸が苦しくなった・・・なんていう経験などもあって、専ら、爽やかな・・・いわゆる、ユニセックスという男女兼用、色恋なし・・・という極めて、清潔な香りを好んでいた時期が、相当長かった。

自分で、僅かながらでも、お金が稼げるようになってから、シャネルの『°19』が、デビュー香水となったけれど、これは、今でも、好きな香りだ。

(もうオバさんだから、合わないかも???若いひとの似合う香りだしな・・・)

 

歳を経るごとに、やはり好む香りも変わってくるのだろうし、十数年前に量り売りで、買って、気持ちの悪くなる香りも、年月とともに、佳い具合に練れてきた感じもする。

ただ、量り売りは、完全開封で、空気に触れてしまうから、やはり、劣化しているのに違いないと思うのだけれども。

合成香料ではなく、天然香料だったと思うけれど、やはり、エルメスとかシャネルとか、ゲランなんかは、壜を開封しなければ、百年は、ゆうに保つということだから、これも一種の芸術なのか・・・とか、思ったりで。

でも、最近は、調香当時の原材料が、地政学上の理由とかで、入手できなくなって、処方箋が、変わってしまって、あのときの香りじゃない・・・いや、全然別物???と思うことも多くなってきた(ような気がする)。

2ml入りのガラス管の底の方に、数滴残っていた『イリス・ウキヨエ』も、使い切ってしまった。

漢方薬?のような苦みも、なかなかに、よいものだと思ったりする。

 

 


馥郁(ふくいく)

2021-10-04 21:22:23 | 

夏日の秋の晴天続く・・・。

 

午前中、3日ぶりに家の外に出て、金木犀の木に花が咲いているかどうか、確認しました。

やはり、金木犀は、数週間を経て、今秋二度目の花を咲かせていました。

一枝剪って、母の仏壇に。

菊が枯れたので、先週の生ゴミの日に処分して以来、仏壇に供花がなかった(プリザーブドフラワーはあるんだけどね・・・)ので。

 

金木犀の小さなオレンジ色の花は、秋の色。

まだ秋になりかけの・・・夏色の思い出のようなオレンジ色。

 

季節ごとに、香る香木

春は、沈丁花(じんちょうげ)

夏は、山梔子(くちなし)

秋は、金木犀(きんもくせい)

冬は、蠟梅(ろうばい)

 

いづれも、単体での香が強すぎて、いくつかの香りを調香した香水を作るのは、ちょっと難しい?のかも。

単一の香りのものならあるんだけれど・・・。

 

私は、春に咲く沈丁花の香りが一番好きだと思うのです。

春雨の日の沈丁花の香り。

 

山梔子は、至近距離だと気持ちが悪くなってしまう。

そういえば、シャネル・ガーデニア は、山梔子・・・だったかな?

 

三十数余年前の話ではあるけれども。

普段、花などに目もくれなかった父が、金木犀を一枝、剪ってきて、コップに挿し、部屋に飾りました。

それをみた母が、

(珍しいコトもあるものだ)

と思ったそうで。

その1か月後、父は、亡くなったのでした。

 

母に関しては、そういう(前兆?めいた)コトは、なかったです。

 

一つの季節に二度咲きした沈丁花を眺めながら、そんなコトを思い出しました。

別に、何のことはない・・・記憶です。

・・・ここまで、書いて、ふと・・・もしかしたら、父が剪ったのは、金木犀ではなく、山梔子だったのかも・・・???

そうなると、季節が違うかな???

金木犀だったか、山梔子だったか・・・???

 

どちらも、馥郁とした香りの香木には違いないのですが・・・。

 

 


うさぎの香炉

2020-03-21 23:44:55 | 

昨日の強風も納まって、少し暑い?くらいのお彼岸。

先週末から、お彼岸の入りと家人の誕生日とかあって、来客が多く、ここ数日、家人は、体調不良でした。

少し以前、夜中にお手洗いに起きて、階段付近で、なにやら、お線香の匂い。

こんな夜更けに、何故に線香の匂いが・・・???

と思い、翌日、家人に聞いてみると・・・

お線香の匂いを嗅ぐと、なんだか、眠れるような気がして・・・ということでした。

それならば・・・いまどきは、リラックスできるインセンス(御香)がたくさんあるではないか!と思いつき、ついでに、香炉もあれば、火災の心配もないだろう・・・と思い、いくつかのネットショップを覗いてみました。

500円前後の所謂、香皿(香立)と呼ばれるものから、数十万円の伊万里、九谷の香炉と、様々ありましたが、現在、無職、手許不如意なんで、高額のものは、買ってあげられないので、安価だけれど、可愛らしいうさぎの形をした香炉とコーン型の御香を、プレゼントしました。

桜の花をイメージした御香は、優しい香りで、これは、これは、リラックス効果がありそうです。

うさぎさんの香炉も、ほのぼのとした可愛さがあり、香炉で使用しなくて、飾っておいても。

神経が、イライラするときに、御香を聞く(香道では、香りを嗅ぐとは言わず、聞くというようです)のもよいもの。

 

正倉院にある『蘭奢待(らんじゃたい)』は、伽羅(きゃら)の香木ですが、歴史上の権力者が、切り取ったと言われております。

足利義満、足利義政、土岐頼家、織田信長、明治天皇など。

 

香道などは、お公家さんの遊びで、或る程度、財力がないと、できない芸事?なのでしょう。

フツーのひとは、フツーに、ご予算に合わせて、楽しむのが、宜しいようで。

 

良い香りは、魔を祓うと申しますので、今流行の疫病なども、退散してくれるとよいのですが・・・。

それと、防虫などに効果のある御香もあるようなので、今年は、ソレで、防衛しようかと考えています(殺虫剤とかは、イヤですしね)。

 

 


香考No.24:AMAZONE

2018-08-25 23:24:25 | 

猛残暑本気モード。
まだまだ行くぜ~!的な・・・。
明日は、更に暑くなるって・・・。

体温をゆうに超え、その上、台風の置き土産なのか、湿度も満載で。
朝の8時で、既に、32℃に届いていたので、今年は、暑さの質が違うのでしょう。

夜間でも室内温度は、30℃を下回らず、暑さで目が覚めるし・・・的な。



エルメスの『AMAZONE(アマゾン)』


昔は、もっと違った香りだったような気がします。

どちらかと言えば、秋の深まった頃から冬に、似合いそうな香りかもしれません。

フタをあけた感じでは、やはり、少し昔の・・・少しハーバル系とも言えなくもないというか・・・そして、ウッディの温かみのある香りに変化していくのは、従来通りなんですけどね?

嗅覚が変わったのか、嗜好が変わったのか、或いは、香料自体が、変わったのか、処方が、変わったのか・・・?

記憶にある『AMAZONE』とは、少し(・・・いや大幅に?)違っているような・・・いやいや、嗅覚の記憶が、違っているのかもしれない。
私の体質も、変わってきているし。

そうなんだよなぁ・・・香りの保存って、できないもんなぁ・・・。
(それでも、天然香料で作られた香水類なら、未開封であれば、100年以上は、保持できるそうですよ。最も、保存状態にもよるようで、年中、気温差が、なく、太陽光や室内灯など遮蔽して、光老化を起こさせないような保存の仕方であれば・・・)

やっぱり、記憶だけなんだよな。

この『AMAZONE』のエルメスをはじめ、シャネルやゲランといった老舗の香水類も、名香は残るも・・・原初とは、何処か微妙に・・・いやいや、大幅に変わってしまうのが、普通なのでしょう。

天然香料の入手が絶望だったり・・・たぶん、コレが一番大きい原因でしょうかね。
環境変化、自然破壊、戦争、動乱、地政学リスク・・・で、採取不可能になったり、ソレに変わる安価な人工香料の発達・・・とか・・・。

それでも・・・懐かしいっちゃ、懐かしい香りでもあります。


香考No.23:Flower by KENZO

2018-08-23 23:23:23 | 
8月23日 香考No.23:Flower KENZO

本日も、最高気温34℃
夜間も、30℃を割ることもなく・・・。

今日は、台風の影響なのか・・・お昼過ぎから風が吹き始め。

久々、香考(かおりこう)。
手許不如意なんで、香料系も購入できないのですが・・・。


画像は、Flower by KENZO


数年前(少なくとも、5年くらい前でしょうか?)押し入れの奥に仕舞われていた・・・私的デッドストック品。

デザイナーの高田賢三さんプロデュースのミニボトル。
罌粟(けし)の花の流線形のボトルが、可愛い。

爽やかな花々の香りで、夏に似合いそう。
花の香りのフレグランスは、少し重いイメージがあるのだけれど、重くないのが、よさそう。

KENZOさんは、他にも、ローパーケンゾーなどの爽やか系の香り

腕時計は、押し花の可愛らしいデザインです。




香を聞く(焚く)②

2017-10-04 23:14:52 | 

くもりがち。

『香道』という雅なあそびがあるのを知ったのは、故・宮尾登美子さんの『伽羅の香り』という小説を読んでからで、世の中には、数々の財力なないとできないあそびがあれど、千年続く・・・そして、一般の人びとには、手が届かない・・・本当に一部のひとだけの遊びがあることを知った。

香道具のメイン・・・香木に至っては、蘭奢待・・・なる正倉院の御物は、天下人でなければ、切り取ることさえ、許されず・・・。

遙か、南洋の島々・・・熱帯から流れ着いた香木は、漂流した果ての日本の浜辺で、燃やされると、15km四方に薫香が、漂った・・・そうな・・・。

また、宮尾氏の別の小説『一絃の琴』では、子宮がんを患った義母の為に、(癌特有の匂いを消すため)絶えず、病室に香を焚いた・・・という一文がある。

いづれにせよ、生活に余力がないと、香を楽しむのは、難しかったのかもしれない。

現在では、手軽なインセンスとして、安価なものも販売されているけれど、忙しいお勤め人には、リラックスして、香を聞く・・・なんてことは、時間的にも贅沢なことだろう。
仕事を終えて、帰ってきて、食事の支度やら、家事やら・・・で、あっという間に寝る時間・・・寝ないと明日が持たない・・・なんて状況だったから・・・。


私が、虫よけ?も兼ねて、香を焚いてみると、燻す・・・というか、そんな燻す・・・というのは、秋の夕暮れを連想させるのだけれど(落ち葉焚き?)、燻された香りというのは、郷愁を誘うというか・・・(最近は、田畑の野焼き他、家庭内でのゴミを燃やす行為は、市の条例で禁止されていますかね?ダイオキシンが出るとかで・・・???)そんな感じがあったりする。

焚いているお香は、資生堂の『禅(ZEN)』。
頂き物で、10年?近く、私の部屋の押し入れの片隅で、ひっそり眠っていたのだけれど、去年の暮に、発見。
資生堂は、遙か昔だけれど、この『禅(ZEN)』』という香水を販売していて、深みのあるよい香りだった。
その香調を引き継いだのが、セルジュ・ルタンスで、彼の調香する香水には、お香が使われているものも多い。


お香は、魔を切る・・・とかの美輪明宏さんが、仰っていて、舞台の最前列で、美輪さんを拝見させていただいたのだけれど、舞台から、よい香りがしました。

視覚、聴覚だけなく・・・嗅覚も有りなのだなぁ・・・と思った次第。

良い香りは、魔を払う・・・というけれど、確かに、よい香りには、気分をリラックスさせるものもあるようだ。



香を聞く(焚く)

2017-10-03 23:42:53 | 

雨のちくもりのち晴れ・・・。
このところ・・・というより、8月頃から、なんだか、雨が多いような気がする。

温度も高くて、湿度も高い・・・梅雨時みたいなカンジで、そのせいか・・・。

腕と背中を、ダニに噛まれた。

チクチクするので、見てみたら、ぷっくり、腫れあがって、強烈な痒さ。

ダニの痒さは、一時、治まっても、時間を置いて、また痒くなり、それを1週間くらい繰り返し、ようやく終息に向かうという・・・。
常時、痒い訳ではないけれど、突然、物凄い痒みに襲われる。
そして、我慢できずに、掻きむしると、無残にも色素沈着を起こすという・・・タチの悪いモノでして・・・。

刺されないことが一番で、刺されてしまったら、搔き崩さないことが大切なんだけれど、皮下に溜っている小さな水泡を、潰すと痒みが、一気に沈下するような気がする・・・。

市販の緩い痒み止めクリームなどは、一時的に痒みを抑えるだけで、繰り返しの痒みに対するブロック効力は、ほとんどない。

あまりにも、痒いから、仕方がないので、ステロイド入りの少し強力なヤツを、買ってきた。

『フルコート』である。
昔からあるステロイド剤含有の軟膏で、ベタつきがハンパない。

・・・しかし、コレも・・・気休めでしかないことが分かった。

体質なのか・・・一度、刺されると、終息までに、やはり1週間、我慢して、我慢して、搔き崩さないようにするのは、搔き崩すよりストレスの度合いが、激しい。

一節によると・・・『搔く』という行為は、体表面についた異物を取り除きたい行為・・・らしい。

・・・そんなこんなで、それでは、ダニを防虫する方法として、様々な道具が売られている。

薬剤散布系(ダニアースとか)、燻蒸剤(バルサンなど)のダニにとっては、核爆弾級?のものから、布団専用のクリーナー(レイコップ?)などの超高額商品、布団やカーペットの裏などに置いて、捕獲するマット系もの。
電波、超音波などで、部屋に寄せ付けない電子戦力系・・・などなど様々・・・。

そう言えば、去年、大掃除(もどき)のことをしたときに、10数年前にプレゼントでいただいたお香が出てきた。
よい香りがするので、時々、焚いていたけれど、お香類もダニなどの虫避けになるそうな・・・???

平安貴族などは、衣装に香を焚きこむということをしていたけれど、衣桁に着物をかけて、香炉で燻す・・・というか・・・。

気品のある伽羅、白檀などの香木で、良い香りに燻蒸し、虫避けにもなる一石二鳥・・・。

殺さず、避けるというあたり、やはり、雅さを感じる。

因みに香道では、香を『聞く』というそうな・・・故・宮尾登美子氏の『伽羅の香』に記載があったことを思い出した(←拙ブログに既出かもしれない。重複していたらすみません)。


ラヴェンダー

2017-08-01 23:44:26 | 

午後から、豪雨。

激しい雨。

雨音を聴いていたら、眠ってしまった。
ちょっと長いお昼寝。

気温も30℃に届かず。
涼しくなってきたけれど、8月になったばかりで・・・。
夜間には、秋虫の声。



昨日、購入した新しいシャンプーを使ってみました。

それは、それは、佳き香りでした。

私の大好きなラヴェンダーの香り(+ゼラニウム)。

イタリアのシャンプーで、ラヴェンダーとローズの香りのシャンプー(ヴィオリスタ)がお気に入りだったけれど、製造中止になっちゃったから、それ以来のラヴェンダーかな?

ラヴェンダーは、紫色の小花が、穂先のように沢山ついていて、シソ科の植物(シソの仲間なのか・・・と言われれば、シソも赤紫の小さな花を咲かせますね)。

清潔な香りで、欧州では、男性用のパルファムの代名詞のようです。

私は、調香された香水で、ラヴェンダーの香りのするものをあまり知らない。
Chloe(クロエ)のEAU DE FLEURS LAVANDE(オー・デ・フルール ラヴァンド)くらいしか思いつかないな?

ラヴェンダーは、単独で充分な香りだから、他の香料と相容れないところがあるのかも???と勝手に思っています。
だから、前出のヴィオリスタのラヴェンダーローズも、どちらかと言えば、ラヴェンダーの香りの方が強かったような気がします。

・・・まあ、香料の値段から考えれば、ラヴェンダーの方が、安価だしな・・・?????

それにつけても・・・。
香料には、好き嫌いがあるし、ラヴェンダーが苦手・・・と言う方もいらっしゃるのではないか・・・と思う。

その昔の国産の安価なシャンプーにも、ラヴェンダーの香りのするものがありました。その影響で、好きなのかも?

筒井康隆さんの小説『タイム・トラベラー』は、主人公の和子が、ラヴェンダーの香りで、タイムトラベル能力を覚醒させる・・・なんてハナシでしたかね???


6月の白い花

2016-06-19 17:17:21 | 

気温30℃に届かず。

涼風が立つ。


6月に咲く花々は、様々あれど、菖蒲(あやめ)や杜若(かきつばた)、イチハツといった直立して、凛とした雰囲気のある川や湿地帯などの水際に咲く花、睡蓮や蓮なども今頃から、夏にかけて咲く植物なのだろうし、まだ少し先かもしれないけれど、梔子(くちなし)や百合(ゆり)などの芳香性の・・・かなり、キツイ香りを放つ白い花・・・などが、目につくようだ。

キツイ…芳香は、先日、相方の車の中にあった、芳香剤の香りに、一撃されて、乗り物酔いと片頭痛などひきおこし、嘔気が酷かったけれど。

車用の芳香剤には、辟易し、カーナビの横についていたのを取り外し、ティッシュにくるんで、ダッシュボードの中へ、仕舞ったのだけれど・・・。
車に乗っている間は、嗅覚が少し麻痺するけれど、再び乗車すると、慣れるまでに時間がかかる・・・。
なんで、あんなにストロングすぎる・・・な香りなんだろうな・・・と思うけれど、どうも喫煙者用らしい・・・。

あの芳香剤程では、ないにしろ、梔子(くちなし)だとか、百合(ゆり)だとかは、むせ返るような香りを放つ。

シャネルのガーデニアとか、ナンバー22(←記憶ちがいかも?)などは、梔子の香りをイメージしたものだろうし、キャシャレルのアナイスアナイスなどは、グリーン系ベースの百合の香りで、コチラは、清潔な感じがする。

湿気った6月の雨の日の車の中や、電車の中では、避けていただきたいのが、この濃厚な6月の花達のかおりだろうか?
いづれにせよ・・・梅雨時の重たい空気の中、濃密な花の香りは、空気中に拡散されて、更に、憂鬱さを増すのではないかと思う。

嗅覚的に頭痛を起こす香りなんだろうな・・・そして、気分は、更に重くなるというか・・・。

6月の花には、そんなイメージがあったりする。


他にも、土壌が酸性かアルカリ性だったか、どちらかに傾くと色が変わる紫陽花(あじさい)なども、6月の花の代表だろうか?

山あじさいやこあじさいなど、今が盛りだろう。

やはり、雨というか、水というか・・・そんなものを連想させる花が多い様な気がする。

薔薇は、5月が真っ盛り・・・かと思っていたけれど、6月もまだまだ見頃のようで、よくお手入れされたよその御宅の薔薇が、フェンスや門扉に綺麗に咲いていて、小雨に打たれていたりする姿を見かけると、6月の薔薇もいいもんだな・・・と思ったりする。

基本的に、薔薇の香りは、好きだ。

6月は、木に咲く花も多そうだ。
白い花で、目立たぬものも多いけれど、よく見ると、花だったりする。

先週訪れた北関東の山の中のダムは、水が少なくて、干上がりそうだった。
暑い夏との予報で、水不足が懸念される貯水量かもしれない。