近未来・・・現在の形状の銀行は姿を消す・・・とかの(銭ゲバと噂の高い)ビル・ゲイツ氏が言ったとか、言わないとか・・・。
四半世紀以上前のハナシで申し訳ない。
私が、一時期、銀行と取引のある業務(・・・要するに、パシリ・・・というか、銀行窓口へのお使いですね。振込したり、入出金したり・・・みたいな)をしていたとき・・・窓口は、若いお姉ちゃんばかりであった。
それから、四半世紀以上、銀行の窓口には、1年に1回くらいしか、訪れることがなかった。
家人は、以前、銀行ATMで、恐ろしい思いをしたことがあって、銀行窓口が、閉まった後のATMで、お金を引出そうとしたときに、隣のATMにいる屈強な東南アジア系の腕に刺青のある外国人に、声をかけられたそうだ。
刺青をみただけで、震え、ビビリまくり、おまけに、持病の難聴なので、彼が、ナニを言っているのか、わからず、後ずさりして、逃げた・・・らしい。
そのとき、ATMの中には、母が、引出した現金(50万円くらい)を、取り忘れて戻ってきたのだった。
『・・・だって・・・怖かったんだもの。』
・・・察するに、その刺青の屈強な東南アジア系と思われる外国人男性は、ATMの使い方が、分からなかったのだと思われ、隣にいる家人に使い方を尋ねたのだろうと思われる。
ATMの中の現金を取りださずに、逃げ帰ったので、その現金は、たぶん・・・そのその刺青の屈強な東南アジア系と思われる外国人男性に持ち去られてしまっただろう・・・と言うのであった。
さもありなん・・・と思いつつ・・・半ば呆れ果て・・・。
家人曰く・・・。
『命あってのモノダネだよ。』
・・・違うだろ!と思う・・・。
仕方がないので、銀行に電話をして、ATMの中の現金を取り忘れた旨、伝えた。行員さんのハナシでは、
『ATMの現金受取り口は、機械の前から、離れると数秒程度で、閉まってしまいます。お客様の残高をお調べしたところ、引出されていないようですので。』
と言う回答だった。
現金は、手付かず。
家人無事・・・。
結局のところ、怖い思いをしただけだったが、それ以降、あのATMには、近づけない・・・というトラウマになった。
とにかく、人がいないATMでは、現金を引出せないという状態になって、現在に至っている。
(因みにその後、別の場所にあるATMで、お金を引き出そうとしたときに、キャッシュ・カードの暗証番号を変更したことを忘れて、カードが飲み込まれてしまって以来、ATMに近づくことをしていない)
・・・なので、私が、窓口で、家計に使う現金を引き出している。
それで、四半世紀ぶりに、昼間の銀行窓口を訪れて、驚いたのは・・・。
窓口のお姉さん・・・というものが、淘汰され?窓口は、『おばさん』と言っても、怒られはしないだろう・・・という女性たちに取って代われた。
かつて・・・四半世紀以上前に、窓口にいたお姉さんたちが、寿退社などして、子供が生まれ、手がかからなくなって、昔取った杵柄で、再び、派遣とかパートで、窓口の職を得たのだろうか・・・と思う。
若いお姉さんを正規で雇うと人件費も大変になったりする・・・というか、取引のある某地銀は、民事再生した手前、経費削減の一旦なのだろう・・・と思われる。
そして、窓口の前で、待っているのは・・・殆どが、お年寄り・・・だけなのであった。
このお年寄りたちが、いなくなる?であろう十数年以内に、たぶん、銀行の窓口というものの需要は、各段に減るだろうことが予想される。
知らない間に、いろいろと淘汰的リストラが起こるもんなんだ・・・と思ったりする。