鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

シュー・アラ・クレーム

2016-08-28 11:00:45 | 食・料理

明け方などは、気温20℃を割りそうな気配で、昨日の雨で、夏が衰退していくような一抹の寂しさがあります。

日本の南海付近の台風の影響なのか・・・。

はっきりしないお天気の週末。


予定になかったのだれど、昨日は、相方の事務所で、仕事を貰いました。

収支関係の計算表の作成を依頼されて、午後から、事務所に出向くことに。


午前中は、家人を病院へ送迎して、仕事の約束の時間迄、1時間半近くあったので、隣市のパティスリーへ、洋菓子を買いに行こうか・・・と思いつきました。

隣市と言っても、既に、隣県で、私の居住地は、県境に近い所にあって、車で、10分かからずに、県境を越えることができます。

家人を自宅に降ろしてから、再び、車に乗ったら、重たい灰色の空から、ポツリポツリと雨粒が落ちてきて、丁度、県境を越えたあたりで、本降りになってきました。

国道から少しだけ、外れた静かな場所にあるこのショップは、隣県でも有名店で、特に、モンブランが美味しいのですが、昨日は、ショーケースの中に、見当たりませんでしたので、可愛らしい色、形のケーキたちの中から、一番地味目のシュークリームを二つばかり購入しました。

シュークリーム・・・。
フランス語ではchou à la crème(シュー・ア・ラ・クレーム)。
シューとはフランス語でキャベツという意味らしく、あの外見が、キャベツみたいだからでしょうかね?

デコレーションなど、派手さはありませんし、ホントウに地味だけれど、シューのパリパリ感、カスタードクリームは濃厚なのに、上品さと優しいタマゴの味が醍醐味だと思います。

仕事迄には、まだ時間もあるし、シュークリームの箱を助手席に乗せて、シュークリームとドライヴです。


雨が降り続く中、帰り道は、以前、勤めていた会社の前を通りました。

県道よりみえる敷地の中が、いろいろ変わっていて、ワタシが居なくなって、もう随分時間が経つのに、ワタシだけが、取り残されたような・・・あの前を通るといつもそんな感傷に浸ってしまいます。


夏の終わりの冷たい雨・・・。


相方に珈琲を入れてもらい、仕事の前に、食べるシュー・アラ・クレームは、絶品。

これが、本当のシュークリーム・・・いやいや・・・普通のシュークリームとは、別物。

これが、本当のシュー・アラ・クレームでした。




PCデポ~情弱者を狙え!

2016-08-26 22:21:20 | 社会・経済

東京証券取引所の売買高が、2兆円を割り込んで、閑散とした薄商いのようである・・・。

ポケットモンスター関連株が、盛んな取引をしていたのは、まだ数週間前のことだったと思うけれど?

権利落ち日も来週だし、外国人投資家さんもまだ夏休みなのか、東京市場を見限ったのか・・・資金の流れる先が、東証ではなくってきているようで、そんな中。

高齢者のインターネット接続契約解約のトラブルで、ひときわ、下落の激しかったPCDEPOT(PCデポ)。

8月10日に、1株1623円で、天井をつけてから、4営業日の間、下落下落下落下落・・・。

8月18日に、一度下落が止まったようにみえたけれど、欲19日より、再び、5日間下落が続き、本日終値で、750円。

本日は、ようやく、下げ止まった感じがするが、来週は、どうなるのだろうか?

10日営業日間で、54%の下落。8月10日につけた高値の半分以下である。

その原因となったのは、インターネット接続関連の解約のトラブルであることは、前述した。

高齢者が、契約解除を求めたのに対し、PCデポ側は、20万円の違約金を請求。
なんとか、半額の10万円まで、引き下げたものの、そのことを知ったご家族が、あまりにも高額すぎると、ツイッターで、拡散したようである。

実は、私も、今年の4月まで、PCデポのプレミアム会員サービスに加入していた。

ガラケーが昇天し、それを機会に、スマホに替えたが、今までは、キャリアSを使っていたのだけれど、キャリアAに乗り換えた。

その時、ショップの店員さんに言われた。

『ボク、以前、PCデポに勤めていたの知っているのですが、プロバイダーは、PCデポで、プレミアム会員サービスですよね?
えっ?5年も契約されていたのですか?だいぶぼったくられましたね・・・。』

月々4500円前後のインターネットプロバイダー料金をPCデポに支払い、電話会社Nに、光回線接続料金5000円前後を支払っていたのだった。

これを解約した折に、解約違約金として、3000円プラス240円の消費税を支払い、解約したのだけれど、前述の高齢者のPCデポ解約違約金20万円は、どうみたって高すぎやしないか・・・。

PCデポには、深夜にパソコンが不具合になったおり、プレミアム会員24時間電話サービスで、二度ほどお世話になったけれど、無料なのは、年間だか、月間だか忘れたけれど、3回迄だったと思う。
考えてみれば、かなり、高額なプレミアム料金を支払っているのだから、無料でも良いのではなかろうか・・・特に、高齢者は。

個人の高齢者から、違約金20万円也を徴収しようとして、株価が、半分以下に落ち込んでしまった訳だから、最悪の結果であろうか。

もっとも、情報弱者といわれる高齢者が、どのくらいの人数で、どのくらいの違約金を支払ったかにもよるだろうけれど、株式による資産が半分になったわけだから、保有していた投資家さんだって、いい迷惑であろう。

これから先、人口の減少、スマートフォンの普及などにより、パソコンのインターネット接続の需要が減少する見込みで、売上の先細りは、間違いない。

取れるところから・・・ってことで、高齢者に、ターゲットにしているのだろう。

やっていいことと悪い事があるだろうし、違約金も5万円くらいだったら、バレずにすんだかも?
ボッタクリ過ぎ・・・。
欲をかいたら、貰いは少し・・・を地で行った感じかな。

でも、スマホも3カ月以内に解約すると10万円前後の違約金取られるらしいですけどね?
PCデポだけじゃないんですわ。

私も知らなんだわ・・・。やはり、情弱。

あと携帯電話会社のSは、家族が死亡した場合、死亡証明書の原本がないと解約に応じてくれないそうですよ?

何処まで、阿漕なんだか・・・。

死んだひとの家族からも、料金取り続ける気らしいです?




死神のイメージ

2016-08-24 22:24:26 | Weblog

幾分、涼しくなってきたような気がします。

夜は、秋虫達のコンサート。

昼間は、蝉たちが、名残の夏の歌を熱唱中。
一昨日の台風で、あの暴風の中でも、蝉達は、歌うことを止めませんでした。
命への執念なのだろうか・・・と。


タロットカードの13番目は、死神のカードで、大抵は、骸骨が大鎌を持って登場するけれど、ウエイトなどは、白馬の上にいたりします。

周りには、ヒトの切断された首だとか、手足なんかが描かれているものもあったりして。
ヴィジュアル的には、恐ろしいカードで、出てほしくないカードのベストスリーに、入るかもしれません。

所謂、『凶札』

昨日の『落語 死神』のくだりで書いたけれど、こんなタロットカードの死神のようなのが、足元、枕元なんかに見えたら怖いだろうな・・・。



落語の死神は、一応、神様の部類なので、ちょっと気さく?な感じもするけれど。

実業家で、大金持ちの斎藤一人さんという方が『鎌もった骸骨は、死神ではありません。妖怪の類です。本当の死神というは、とても美しい。』と言っていました。
一人さんのいう、死神とは、人間が、死に際して、天上?からお迎えに来てくれるのが、死神だそう。

死神が怖いといって、家中、御札だらけにしていたおばあさんがいたそうな。
おばあさんは、死ぬのが怖い。
ある日、おばあさんの家に、ひとりの美しい若者が訪ねてきました。
おばあさんは、自分の家にこの若者を入れてあげました。
若者は、おばあさんに、優しく接してくれました。
おばあさんは、若者に看取られながら、穏やかに死にました・・・。
この若者が、死神だったのです。
死は、恐れるものではないし、新しい旅立ちで、旅立ちのときには、神さまとして訪れるのが死神なのだと。

こういう死神だったらいいかも・・・?

私の個人的なイメージですが、栗原類さんなんかは、死神の役をやったら似合うと思います。

なんとなく、無機質な感じがするし。岡田准一さんとか、稲垣吾郎さんとか・・・さっぱり系の俳優さんが演じるとよいのではないかと思います。

ミュージカル『エリザベート』に出てくる死神トートは、内野聖陽さんが演じたことがあったけれど、今だと、ちょっと、筋肉質すぎるし、ギラギラ感が強すぎかも・・・なんて思う。若い頃は、死神役には、ヨカッタけれど。

『エリザベート』に限ったことではないれど、ヴィジアル的には、小西遼生さん、新納慎也さん、高橋一生さん、田辺誠一さん・・・などが演じたら良さそうだな・・・。

女性の死神というのは、あまり登場しないような気がするけれど、去年だった、一昨年だったか、テレ朝系で『死神くん』と言う番組で、桐谷美鈴さんが演じていました。

他には、市川実日子さんとか。

小林聡美さんとか、片桐はいりさんなんかも、向いてそうな気がします。



落語 死神

2016-08-23 22:23:24 | Weblog

夕刻より雷雨。

故立川談志師匠とお弟子さんの立川志の輔さんの落語の『死神』を聞いていた。
どちらも巧みな話術で、笑わせてくれる。
談志師匠の死神は、ドスが利いていて、ぞくっ・・・という怖さがある。
志の輔師匠の死神は、それより、少し柔らかめ。

志の輔師匠は、最初、運・不運についての講釈から入ってくる。そして、本編、八方塞がりで、よいことなし、いっそ死んでしまおうか・・・と死に方を思案している男のもとに、死神が現れる。
死神に御酒などご馳走すると、死神は、お金持ちになる方法を教えてくれるのだ。

病人の足元に死神が居るときは、まだ、その病人は、助かる見込みがあり、死神を退散させる呪文を唱えると死神は、その場から消えてしまい、病人は、快方へ向かう。

病人の枕元に死神がいるときは、助からない。

それを上手く使い分けて、やがて、男は、名医と呼ばれるようになり、お金持ちとなり、贅沢三昧な暮らしを始めるが、湯水のようにお金をつかい、大名遊山で、上方にゆくも、連れの女に、全財産持ち逃げされ、這う這うの体で、江戸に戻る。
再び、死神退散の呪文で、ひと財産作ろうとするけれど、呼ばれる病人は、全て、助からない・・・つまり、死神が枕元にいるのだった。

男は、機転を利かせ、枕元にいる死神が、油断した隙を狙い、死神が、病人の足元にくるよう病人の寝ている布団を反転させ、死神退散の呪文を唱え、助からないハズの病人を助け、大枚を手にする。

『やってはいけないことを、やってくれたな。』
そう言いながら、呪文を教えてくれたかつての死神が現れ、男を伴い、暗い洞窟の中へと誘う。
その洞窟には、煌々とした蝋燭が、樹立していた。
寿命の尽きかけた人間を助けてしまったので、男の寿命は、風前の灯になっているのだった。

・・・というお話なのだけれど、この蝋燭は、人間ひとりひとりの寿命で、蝋燭の長短と、個人の寿命の長短が連動している。

世の中の不条理・・・というか、持って生まれた寿命にさえ、長短があり、運のよいとされるひとは、とことん運がよく、不運なひとは、不運続き。

死神に出会ったのが、幸か、不幸か・・・。
運・不運の分かれ道。

寿命も運、不運も、たぶん、ヒトにはわからないなにか、宇宙的な法則の上に成り立っているのではないか・・・と思う。



Parfait パルフェ・・・若しくは、パフェ

2016-08-22 22:56:50 | 食・料理

台風9号通過。昼前より、暴風雨。

ただいま、夜空には、上 がかけ始めた明るい月が、雲間から顔をだしている。


一昨日、映画館で、ゴディバの『ショコリキサーミルクチョコレートデカダンス』という長ったらしい名前のチョコレートドリンクなど購入して、悦に入っていたのだけれど、コレ、本当に美味しい。
それ程、甘くなくて、氷の破片なども入っているけれど、水っぽくならず。
なにより、生クリームがたっぷり、クラッシュナッツなどもトッピングされていて、ナッツ系のチョコレート好きには、ぴったりの飲み物だろう。

大昔。
駅前に、5階だか7階建だかの不動産屋の経営するビルがあって(現在でもある)、当時は、結構高さのあるビルで、そこの3階だったかと思うけれど、喫茶店というよりは、明るい感じのフルーツパーラーが、入っていて、週末の土曜日だとか、日曜日など、母と買い物にでたおり、そこで、チョコレートパフェを食べさせてもらうのが、楽しみであった。

アイスクリーム、チョコレートソース、アイスクリームと層を作り、グラスの上にいくと、クリームや缶詰のチェリーなどが、トッピングされている。

似たようなものに、フルーツパフェなるものがあったけれど、コレは、アイスクリーム、フルーツの缶詰(みかん、パイナップル、黄桃など)、かなり着色した極甘のフルーツソース、そしてまたアイスクリームの層になっていて、春などは、苺が、クリームと一緒になって乗っていたりした。

また同じようなメニューに、チョコレートサンデー、フルーツサンデーなるものが、あったけれど、材料は同じようなもので、器が違っているだけのだったような気がする。

私は、丈の長いグラスのパフェ類が好きだったけれど、考えてみれば、頂上のクリームとチョコレート、或いは、フルーツ類が好きで、底へ行くとほとんどが、アイスクリームで、当時は、アイスクリームと生(←純然たる生クリームではなく、生クリームもどき?)クリームの区別がつかずにいたものの、上を食べつくすとあとは、あまり美味しいとは思えなかった。

要するに、もっと生?クリームだらけだったら、よいのになぁ・・・と思っていたフシがあった。
もちろん、単独で、食べるヴァニラ・アイスクリームは、好きだったのだけれど、アイスクリームの冷たさと生?クリームの温度差と味わいが、微妙に違っているのに、そのときは、どうして、上のアイスクリーム(実は、生クリーム)が、もっと沢山ないのだろうか・・・とたべるたびに、そう思ったのだった。

標題のパルフェは、フランス語で、玉子(卵黄)、牛乳、砂糖からつくるカスタードソースを、冷やし固めたもので、アイスクリームそのものだけれど、あの当時のパフェのアイスクリームには、玉子なんて、はいっていたのかどうか・・・?牛乳もたぶん、脱脂粉乳だろうし、今時の濃厚なアイスクリームといったカンジは、しなかったような気がする。

もっとも・・・そんな濃厚なアイスクリームだと、パフェだとちょっと重すぎるかもしれない。

また、パフェ類を食べるときに使う柄の長いスプーンも、自宅にあるモノではなかったので、アレで掬って食べる楽しさもまた格別であった。



ひとり映画&ゴディバ ショコリキサーミルクチョコレートデカダンス

2016-08-21 23:01:31 | Weblog

昨日は、県央の高速道路のインターチェンジ付近のショッピングモールの一角にあるシネマコンプレックスへ、シネマ歌舞伎を鑑賞に行った。

映画と言えば、いつも相方に連れて行って貰っているのだけれど、相方は、どうしても『怪談 牡丹燈籠』は、見たくないというのだった・・・。
それなので、仕方なく?自分で車を運転して映画館迄、いくことにしたのだけれど、台風の影響で、朝から雨だし、なんだか頭痛もするし・・・。

最終上映となる週末の金曜日にしようかどうか・・・少し思案した。

実は、前述のとおり、高速道路のインターチェンジを降りてすぐにある一大ショッピングパークと銘打った場所は、私にとって、行き着くのに、難易度の高い道路があるのだった。

インターチェンジと国道が交わる場所は、高速を降りたばかりで、まだスピードオーバーで走る車が多くて、結構、危ない・・・から、気をつけるように・・・と相方からの助言があった。

更に、ショッピングモールの駐車場も土日は、混雑する・・・。

だから、二の足を踏んでいた。私は、普通免許取得から、もう随分と年月が経っているにも関わらず、混雑する駐車場でのパーキングは、出来ないし(後ろがつかえていると思うとドギマギしてしまってダメなのだった・・・)、国道高架の合流が苦手で、恐怖なのだ。

そんなこんなで・・・平日の空いた時間ならイザ知らず。
土日のショッピングモール、シネコンとなると・・・。

雨だったら止めよう・・・と思っていたのだけれど、起きたら、晴れてしまった。
まあ、晴れならGO!というサインだろうか。
それに、ショッピングモール開店の午前10時前なら、駐車場もまだ、空いているだろうから・・・と出かけることにした。

途中で、暗雲。いきなりの土砂降り。

映画館を含むショッピングモールの駐車場の一角は、半分くらい埋まっていて、まだまだ余裕有だった。

上映時間には、まだ40分あるし、土砂降りが小降りになるまで、待っていても、全然、余裕だ。
5分程で、雨が、完全に上がった。ラッキーである。
映画館から自分の駐車した車まで、2分くらいの距離だけれど、また土砂降りがきたら、困るので、軽量150gの折りたたみ傘を、リュックの中に入れる。

映画館に入ると・・・コレまでに見たこともない様な混雑ぶりであった。

いつもは、夕方からしか行かないしな・・・。
夏休みのお子様を連れた家族連れが多いようだ。

前売りを座席指定券に引き換えるのに10分以上かかった。早めに出てきて正解だな。

映画館のHPでみたゴディバのチョコレートドリンク『ショコリキサーミルクチョコレートデカダンス』を購入。
650円と相当高額なドリンクだが、なに・・・タマの贅沢だし、一度、飲んでみたかったのだった。

上映15分前に、フードショップの列にならぶ。
こちらも混雑で、注文を聞かれるまで、10分程度、掛った。
注文から、物品受取まで、更に5分を要し、ショコリキサーミルクチョコレートデダンスを手に、上映室へ。

ゆったり座れる映画館の椅子で、高額ショコリキサーミルクチョコレートデカダンスを飲みながら、歌舞伎をみる至福。9年前に上演された歌舞伎を、今、映画館で見ている不思議さ。あの頃を懐かしむ。

帰りは、インターチェンジから外れた県道を使い、国道に出て、ゆるゆる帰宅。


シネマ歌舞伎『怪談 牡丹燈籠』

2016-08-20 22:52:02 | 演劇・映画

台風が3つ接近しているようで、時折、シャワーのような雨になったかと思えば、真夏の太陽が照りつけ、輝くような真っ白な入道雲と暗雲、それらの雲の切れ間から、抜けるような青空・・・忙しい夏の空。


楽しみにしていたシネマ歌舞伎の初日。



月に一度、1週間の上映で、今月は、『怪談 牡丹燈籠』

この作品は、2007年10月歌舞伎座で、上演されたもの。
拙ブログ2007年10月14日で、一度、書いておりますが、もう9年も前のこと。

三遊亭圓朝役の坂東三津五郎さんは、去年お亡くなりになられました。

随分と時間が経ったものだな・・・と思いながら。

片岡仁左衛門さんと坂東玉三郎さんのゴールデンコンビは、仁左衛門襲名前の片岡孝夫さん時代から続く歌舞伎界のドル箱。

映画で見ると、改めて衣装の美しさが、際立ちます。

お露役の中村七之助さんの繊細さ。
稀代の女形・玉三郎さんに一番近いのではないでしょうか?

某女優さんと最近、ご結婚された片岡愛之助さんも、まだまだ初々?しかったですね?この頃。

・・・9年前の秋の頃。

このころは、歌舞伎ばっかり見ていたようで、月に一度の週末に、歌舞伎座に通うのが楽しみだった頃です。
当時は、一等席が、13000円から15000円くらいで、お財布へのダメージが大きかったけれど。

現在は、18000円くらいですかね?お座席料。
歌舞伎座リニューアル後は、爆上げ・・・です。

当然、現在は、歌舞伎座には、行けないから、映画にて(映画の前売りだと1/10の料金で見られますからね)。

座席の位置によっては、映画の方がよい場合もありますが、あの歌舞伎座独特の・・・娯楽感は、やはり、劇場ならでは・・・のもの。

その点、映画は、もっと気楽にみられるのがよいところでしょうか。
リニューアル歌舞伎座の座席には、まだ座ったことがないけれど、以前の歌舞伎座は、けして、座り心地のよい椅子ではなかったし、シートは、映画館のほうが、ゆったりできます。

それより、なにより・・・自宅から歌舞伎座までは、快速電車でも、約2時間かかるので、映画館の方が、至近。
車で、30分弱だし・・・。

もっとも・・・歌舞伎座に行く・・・ってことだけで、電車も楽しいのだけれど、やはり、車で行けるってのは、気分的にラクです。

猛暑の中、歌舞伎座を訪れた時、和服の方が、車のリアシートからすっと降りてきて、劇場入りするのをみて、やはり歌舞伎見物は、運転手つきの車で行くものだ・・・と思ったものです。




十六夜・・・夏の月

2016-08-19 23:55:59 | 自然・気象

先程、ヴェランダに出てみたら、雲間に丸いお月さま。

皓皓とした明るさで、まだ、夏の月の面影を残している。

月明かりを遮る黒い雲。

雷雲だろうか・・・。

雲のヴェールを纏い、十六夜の月は、明るさを増す。
まるで、昨日の満月の姿で、天に浮かぶ姿を、雨に邪魔されたのを、取り返すように。
去りゆく夏を惜しむように。

夏も終盤・・・。

十六夜の・・・夏の月。



不眠続きの中でみた真夏の真昼の夢

2016-08-18 22:23:44 | 睡眠

昨日の明け方。台風が通過して、熱帯の空気を残して行った。
そして、寒気が流れ込み、激しい雷雨。

雷雨が、熱帯の空気を一掃。洗い流したように、空気が入れ替わり、本日は、30℃に届かず。
涼しい・・・というほどではないけれど、時折、雨音などがして、結局、1日中、眠ってしまった。

先週末から、外出が続いたりして、夜間によく眠れぬ日が続いた。

身体は、ぐったり疲れているのに、寝つけない。

難儀な体質だな・・・と思う。

そんなことが数日続き、今度は、台風のもたらす湿度の高い暑さ。

眠れやしない・・・。


明けて、今度は、雨。
引きずり込まれるように、眠る・・・眠る・・・眠る・・・。


いろいろと夢をみた。

特に、意地悪や嫌がらせをされたわけでもないのに、どうも、大嫌いな女性がいて・・・。

その女性は、仕事で評価されたのではなくて・・・?独自の営業力で、上がって行ったとの噂の絶えないひとだった。
頭もよいのだろうし、ひとに不快感を与えることなく・・・如才ないのひとことに尽きるひとだったのだけれども、どうしても、好きになれなかったし、そのヒトは、私など、別にどうでもよい存在だったに違いない。
だから、わたしにも、どうでもよいひとなのにも関わらず、ダイっきらいだった。
持って生まれた『女』という武器をフル稼働し、そして、その能力のフル稼働に必要な心理学などタユミない勉強を重ね、今日の地位を得た・・・らしい・・・というのがモッパラの噂だった。

そのひとの夢をみた。

そのひとが、失脚した夢である。
なんだか、とても嬉しいのだった・・・。

目覚めて・・・よくよく考えれば、そのひとは、未だに、会社にいて、良い地位にいるのに、私は、無職である。

まるっきり、逆じゃね?

そのひとの姿を借りて、私自身が夢に出てきて、それを私が、客観的にみていたのかもしれない。

・・・つまり、自分の失脚を喜んでいる???夢なのだろうかね???

なんだか、よくわからない・・・眠り過ぎた日の真昼の夢・・・???




夏台風と猛暑&第32回目の観月会

2016-08-17 23:46:02 | Weblog

台風が、関東沿岸を北上していった。
後に残ったのは、猛暑である。

気温37℃。

熱風が吹きつけ、気温が、グングン上がる。

・・・それでも、風が通り抜けるので、エアコンをつけることもなく、扇風機だけで、充分だった。
(それとも、体質が変わったんだろうか・・・???)

今宵は、熱帯夜か・・・。
(久しぶりですかね?熱帯夜・・・。去年のように、連日・・・ってこともないようで、凌ぎ易いと言えば、凌ぎ易いと言えば、凌ぎ易いけれど・・・???もしかしたら、お盆過ぎて、いよいよ・・・夏本番ってか???)



観劇ネタが、続いたので、ちょっとタイミングがズレてしまったのだれど、一昨日(15日)は、恒例の観月会。

お盆の御中日なのに、いつもより混雑していた。

カップル、女子会(若い女子と少し古めの女子)2組、お子様連れ、官庁関係?と思われるのおひとり様。

いつものカウンター席は、ほとんど埋まってしまった。

今月は、満月に近い月齢・・・だったのだけれど、生憎、雨が降り出して、月は雲隠れ。
来月は、晴れれば、綺麗な月が見えるだろう。


献立。

今月は、とても盛りだくさんな前菜。
川海老素揚げ、稚鮎、カラスミ、生湯波、マスカルポーネチーズとマスカット、山もも。

チーズ入りの洋風茶碗蒸し。

御作りは、ひらめ、甘海老、鮪、甲烏賊。

銀鱈の幽庵焼き

牛冷しゃぶ、夏野菜、トマト、ズッキーニ、ヤングコーンその他いろいろ。

甘鯛揚げの五目野菜甘酢あんかけ、ちょっと中華風。

さっぱりした土佐酢の鉢物。じゅんさいと若布、胡瓜。

炊き込みご飯、なめこの赤出汁味噌汁。

デザートは、巨峰、抹茶羊羹、胡麻豆腐黒蜜。

ご馳走様でした。