明け方などは、気温20℃を割りそうな気配で、昨日の雨で、夏が衰退していくような一抹の寂しさがあります。
日本の南海付近の台風の影響なのか・・・。
はっきりしないお天気の週末。
予定になかったのだれど、昨日は、相方の事務所で、仕事を貰いました。
収支関係の計算表の作成を依頼されて、午後から、事務所に出向くことに。
午前中は、家人を病院へ送迎して、仕事の約束の時間迄、1時間半近くあったので、隣市のパティスリーへ、洋菓子を買いに行こうか・・・と思いつきました。
隣市と言っても、既に、隣県で、私の居住地は、県境に近い所にあって、車で、10分かからずに、県境を越えることができます。
家人を自宅に降ろしてから、再び、車に乗ったら、重たい灰色の空から、ポツリポツリと雨粒が落ちてきて、丁度、県境を越えたあたりで、本降りになってきました。
国道から少しだけ、外れた静かな場所にあるこのショップは、隣県でも有名店で、特に、モンブランが美味しいのですが、昨日は、ショーケースの中に、見当たりませんでしたので、可愛らしい色、形のケーキたちの中から、一番地味目のシュークリームを二つばかり購入しました。
シュークリーム・・・。
フランス語ではchou à la crème(シュー・ア・ラ・クレーム)。
シューとはフランス語でキャベツという意味らしく、あの外見が、キャベツみたいだからでしょうかね?
デコレーションなど、派手さはありませんし、ホントウに地味だけれど、シューのパリパリ感、カスタードクリームは濃厚なのに、上品さと優しいタマゴの味が醍醐味だと思います。
仕事迄には、まだ時間もあるし、シュークリームの箱を助手席に乗せて、シュークリームとドライヴです。
雨が降り続く中、帰り道は、以前、勤めていた会社の前を通りました。
県道よりみえる敷地の中が、いろいろ変わっていて、ワタシが居なくなって、もう随分時間が経つのに、ワタシだけが、取り残されたような・・・あの前を通るといつもそんな感傷に浸ってしまいます。
夏の終わりの冷たい雨・・・。
相方に珈琲を入れてもらい、仕事の前に、食べるシュー・アラ・クレームは、絶品。
これが、本当のシュークリーム・・・いやいや・・・普通のシュークリームとは、別物。
これが、本当のシュー・アラ・クレームでした。