曇りがちで、宵から雨降りだす。
氷点下迄、気温のさがらない暖かい大寒。
1月18日土曜日の午前中に引き続き、午後から、映画『勇敢な市民』を鑑賞。
表向きは、優良学校だけれど、裏は、いじめが横行する学校で、正式な教員採用に向けて、ひたすら我慢の日々を送る新任教師・ソ先生。
いじめグループのボスの父親は名士、母親は弁護士。誰も不正をただすことが出来ずにいる。
自分のクラスの生徒へのいじめを見て見ぬふりできぬソ先生は、仮面をつけて、学園を支配する問題児に戦を挑む。
ソ先生は、かつてオリンピック代表迄、上り詰めたボクシングのチャンピオン。けれども、家族のために、八百長試合に甘んじた過去があり、金銭の前に自分の信念を曲げざるを得なかった過去がある。
正規雇用を目指し、ソ先生の戦いが、始まる。
ソ先生役のシン・ヘソンは、テレビドラマ『哲仁王后~俺がクィーン?』で、大統領官邸で専属シェフだった男が、無実の罪をきせられ、逃亡中にプールに飛び込み、気が付くと李氏朝鮮時代にタイムスリップして、哲仁王后と入れ替わってしまうという歴史コメディを演じた。そのときの華奢だけれど、内面は男性という役を演じて、抜群に面白かった。
そんな彼女が、今度は、高校教師で、元ボクシシングのチャンピオンを演じる。つまらない訳がない。
暴力的シーンの多い映画だが、スカっとする反面、サイコパスな人間は、結局、どうしようもない・・・という一面もあって、ちょっと複雑な感じだった。
イジメの内容や格闘シーンに抵抗がなければ、なかなかに楽しめる作品でもある。