鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

霜月最終日(2023)

2023-11-30 22:11:22 | 雷都日記

霜月最終日。

よく晴れて、昨日の強風も納まる。

 

今月の17日。

雷都中心部より、北西の地に移住して、2週間。

旧居宅は、雑木林の中にある家だったから、近所も離れていて、人目を気にする・・・ということがなくて、居室のベランダに、何も考えず、下着を干したりしていたけれど、ここは、隣近所がかなり近くて、やはり、下着類は、見えないように干さねば・・・とか、田舎者は気を使う。

西隣は、更地になって、どん詰まりの奥の家も売りに出されていて、密集しているようで、案外、過疎地なのかも・・・市街地なのに・・・。

 

母と暮らした家も、弟一家と一緒でなければ、どんなに幸せだったことだろう。

そういうストレスは、無くなった。

・・・無性に母に会いたくなるときがあって、私の想像していた母の終焉は、まだ少し先で、病院に入院して、今後のこともキチンと話して・・・って思っていたので、準備を始める前に逝ってしまったから、母が亡くなった直後から今迄、かなりな地獄だった。

今は、もう弟達との縁も切れたと思うし、義妹の心とは裏腹な上っ面だけのリップ・サービスな言葉に、騙され???ることもなくて・・・。

 

母は、常々・・・。

『私(母)とあんた(私)だけなら、何の問題も心配も起こらなかったのに・・・。バカ息子のために、私は、毎夜、眠れない・・・。』

と嘆いていたから、そんな息子を産んだ母の業(劫?)を、何故に私が引き継がねばならぬのか・・・と常々思っている。

・・・・母は、これまた常々

『あのバカ息子は、自分が産んだ気がしない(・・・って、産んだんだろうが?)。あいつは、父親の血が100%だ。私の血は一滴も入っていないような気がする。』

と言っていた。本心なのか、悩む心が言わせたことか・・・。

 

そんなこともあってか・・・。今年春の母の三回忌には、喪主である弟一家は、欠席で、母とは直接血の繋がらない義理の娘と息子が、法事に来る・・・という奇妙な法事になったんだった。

そして、三回忌のときに、兄は、余命(1年弱)宣告を受けたのに、母の法事には来てくれた。そして余命宣告よりも早い九月に兄も逝った。

 

母の遺産を相続しても、母の法事すらしない・・・。

そんな弟との縁も切れて、これから、私は雷都で暮らす・・・。

それを実行した霜月。

環境も変わり、それでも・・・旧居宅に居たときの続きで、暮らしている。

 

 


映画:翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~

2023-11-29 22:14:50 | 演劇・映画

朝から、強めの風。

乾いた冬の晴天。

前居住地では、朝から強風って、あまりなくて、御昼前から風が吹き始めるパターンが多かったような気がする。

 

先週(25日)。

牛久大仏を拝観後、陽は既に傾きかけて、初冬の夕暮れの中、高速道路で、一路、雷都へ。

夕刻より、映画『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて』を鑑賞。

前作に続き、不毛なディスりあいの応酬。

今回は、大阪VS滋賀。

滋賀の『滋』は、ゲジゲジ・・・に始まり、なかなかに際どいディスリ合いを繰り返す大阪府知事と滋賀解放同盟。

前回、埼玉を解放した麻実麗(GACKT)は、大阪対滋賀の関西圏の争いに巻き込まれていく・・・。

 

文句なく、面白い。

自虐ネタ満載。

 

原作者の魔夜峯央のビアズリー的なタッチが、美形俳優の起用で、漫画の実写化でも違和感がないし、その美形キャラクターが、とんでもないギャグのドツボに落ちていく落差に嗤いが止まらない。

大阪府知事夫妻役が、片岡愛之助・藤原紀香の現実の夫婦の起用で、ますますギャグっぽく、作品に更なる奥行?を与えているかのようで。

 

 


牛久大仏

2023-11-27 22:28:01 | Weblog

昨日(26日)、雷都は、初雪のたより。平年より10日早い。

本日は、最高気温14度。よく晴れて暖かさの戻った週明け。

 

一昨日(25日)。

何を思ったのか・・・相方が、牛久大仏を見に行きましょう・・・ということで、早朝から、牛久市へ。

高速道路インターチェンジを降りてすぐ・・・阿見プレミアム・アウトレットで、少し早めのランチ。

ウィンドウ・ショッピングを楽しみ、牛久大仏へ。

前兆120メートル/青銅製大仏立像では、世界最大。

 

相方曰く・・・。

『この大仏さんは、シン・ゴジラより大きい。』

(因みに、シン・ゴジラは、118.5メートル)

 

このサイズのゴジラの襲来は、確かに恐怖・・・。

 

大仏立像の中は、エレベーターで、85メートル付近迄、上ることができ、眼下に、筑波、土浦、富士山などの眺望が楽しめるけれど、いかんせん・・・展望スペースの窓が、小さく、見える範囲も狭いのがちょっと残念・・・。

 

↑ 阿見プレミアム・アウトレット駐車場からみえる大仏の後ろ姿・・・。

 

 

晩秋のいばらぎドライヴ。

・・・それにつけても・・・ガソリン・・・高いなぁ・・・。

 

 

 


映画:駒田蒸留所へようこそ

2023-11-24 20:16:27 | 演劇・映画

暖かい晩秋の週末。

最高気温22度。

 

一昨日(22日)。

森林公園から戻って、市内のシネマコンプレックスで、『駒田蒸留所へようこそ』を鑑賞。

いまは、幻の銘酒となったウヰスキー『独楽』の復活に挑む若き女性社長。

彼女の父親の代に、震災にあい、『独楽』の原酒は失われ、二度と味わえないウイスキーとなった。

目指していた美術の道を諦め、蒸留所を継ぎ、クラフトウイスキーのヒットを飛ばすものの、蒸留所は、いつも火の車。

原酒の製造には、早くて3年の月日を待たなければならない・・・。

 

ウイスキーは、贅沢なお酒。

原酒を仕込み、樽を整え・・・長い長い時間の熟成の刻を経て、人の手によって、ブレンドし、販売へと至る・・・。

早い、安い・・・に慣れてしまった現代人には、もどかしい限りだ。

 

本物は、時を経て、その命を輝かす。

 

・・・もしかすると・・・人間もそうなのかもしれない。

若いうちは、それなりでも、歳を経るとどうしても、その人間の本質が、外見にも表れる。

琥珀色に輝く液体のように、豊かで、芳醇なウイスキーのような人間になるには、やはり数十年の時が必要なのかもしれない。

 

刻(とき)を味方にしたものにだけ、与えられる『本物』の勲章。

そして、一度失えば、二度と戻らない青春。

 

ヒトも酒も・・・今を生きて、愉しめ!

 

 


赤に染まる前/赤の風景

2023-11-23 22:34:43 | 自然・気象

穏やかな晴天の勤労感謝の日。

 

昨日(22日)昼過ぎから、市街西部の森林公園へ紅葉狩り。

一面の赤に染まるには、まだ少し早い感あり・・・。

 

古賀志山の登山からの下山者が到着する夕刻には、まだ時間のある午後。

陽が傾きだした晩秋の赤川ダム湖・・・水が全部抜かれていて、工事中。

拙宅より、25分か・・・案外遠いような?近いような・・・???隣市境に近いのかも。

 

数年前にみた幽玄の赤が忘れられず、毎年、この時期になると森林公園に行こう・・・と思っていても、なかなか実行できなかった。

今年から、旧居宅の紅葉が見られなくなったのは残念だけれど。

 

昨日は、それ程でもなかったのに、朝、目が覚めて、ベランダをみると一面、赤の世界。

一夜にして、紅く染まる旧居宅の紅葉は美しかった。

母の居室からみる紅葉は、圧巻で、陽のあたる日中は、観ていて飽きることがなかった。

あの紅葉の風景だけは、私は、とても愛していたよ。

 

 


雷都(らいと)日記

2023-11-21 12:48:27 | 雷都日記

おだやかな冬晴れ。

気温は0度近く下がるも、日中の最高気温15度で、暖かい。

 

ここは、雷の都。

旧居住地も雷は多かったけれど、こちらは、山に近いので、俄か雨や雷雨が更に多いのかも。

 

本日で、5日目。

処が変わると、なかなか寝付けないものだね。

夜中にふと、母と住んでいた旧居住地を思い出す(夜中でなくとも、思い出しておりますが)。

母の気配が全くない・・・母の知らない土地で、ひとり暮らしている。

 

母の生前。

眠れぬ夜には、よく香を焚いた。

今日は、朝から、その香を焚く。

久しぶり。

母が亡くなってからは、仏事用の線香を焚いているけれど、線香とは、少し違うんだろうな・・・。

 

『ああ。いい香りだ。』

・・・という母の声が蘇る。

 

結局のところ・・・。知らぬ土地に居を構えても、旧居宅の習慣は、変わらずだから、キッチンの配置とか、まだまだ慣れぬストレスも多い。

旧居宅は、雑木林に囲まれた一軒家だったから、周囲(近所)の目を気にすることもなかったけれど、ここは、住宅密集地。
お隣の生活音などが、聞こえてくる。

西隣は、崩れかけた平屋が建っていたけれど、夏頃だったか・・・撤去して更地になり、売りにだされている。

東隣りは、(たぶん)年金暮らしの老夫婦の二人暮らし。

相方曰く・・・東隣、その前の住宅は、傾きかけている・・・所謂、老朽化しているけれど、傾き具合から言って、拙宅には、崩れてはこないだろうし、この家(拙宅)は、その年代の法定基準より、かなり頑丈なつくりであるから、中古住宅では、お買い得とのことで、施工したのが、大工さんの家だから、たぶん、材料は、一般のものより、よいものを使っている・・・(らしい)とのことであった(ホンマかいな?)

私のように、母が亡くなり、独り身で、無職の身には、昨今、アパートの入居も難しいらしく、そして、雑木林の中の一軒家で、長いコト過ごした身には、アパートなどの隣と隣接している居住空間には、耐えられない(と思う。現在の密集した住宅地もかなりのストレスでもあるので)。

高齢者サービス付きの介護施設などの食事は、たぶん・・・私には合わないと思うので、自分で出来ることが、出来なくなるとき迄、この状態を長く維持できたら、それで充分。

 

今、冬の暖かな日差しの中で、書いている。

1階の日当たりは、あまりよくないけれど、二階は、たっぷりと初冬の日差しが流れ込んできて、暖かい・・・。

・・・そして、今は、荷ほどきなど殆ど済んでおらず、ダンボールの積みあがった部屋で、寝起きしている・・・(いつになったら、片付くのやら?)

 


映画:舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド

2023-11-20 22:27:31 | 演劇・映画

冷たい北西の風の吹く乾いた晴天の週明け。

 

午前中、映画『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』を鑑賞。

月曜日の早朝・・・映画館のスクリーンの鑑賞客は、私のほか1名さま。

舞台版・エヴァンゲリオンをスクリーン上で。

・・・ビヨンド・・・。

エヴァンゲリオンを超えて・・・というか、設定は、エヴァなんだけれど、エヴァとは違うお話。

エヴァンゲリオンと使徒は、操り人形で表現。

人形を操る役者さんが、自身の肉体を自由に操るパフォーマンス。

・・・コレは、エヴァンゲリオンと冠しては居るけれど、また別の舞台芸術なのだろう。

外国人の演出家による原案・構成・演出。

・・・そう、コレは、あのエヴァンゲリオンとはかなり異質。

・・・どちらか・・・といえば、エヴァンゲリオンを冠した風の谷のナウシカ・・・とか・・・宮崎駿風???とか・・・。

ああ、先祖返りか・・・庵野秀明は、宮崎駿のお弟子さんだったし・・・???

全然、見当違いです。ごめんなさい・・・。

 

 


映画:ゴジラ-1.0

2023-11-19 21:22:23 | 演劇・映画

昨日の強風は納まって、よく晴れた暖かく穏やかな晩秋の日曜日。

 

昨日は、昼前から、相方とランチ。

そのあと映画『ゴジラ-1.0』を鑑賞。

 

限りなく・・・初代ゴジラの設定を踏襲したそれでいて、前作のシン・ゴジラの・・・所謂?エヴァンゲリヲン的の要素も・・・。

面白かったなぁ。

時代は、太平洋戦争末期から、終戦、そして復興の時代へ向かうさなか、人々が戦争の傷跡を抱え、それでもなお、復興に意欲を燃やし始めた頃・・・。

戦争で焦土と化した東京に、更なる災禍が押し寄せる・・・そう・・・ゴジラ・・・呉爾羅。

無策な政府は、何の対策を打てぬまま、手をこまねいている間に、民間人に犠牲者が・・・。

 

政府は何もしない。

助けてもくれない。

 

そんななか、民間人のプロジェクトによるゴジラ駆逐の海神作戦を展開する・・・。

 

ああ・・・昭和だなぁ・・・。

 

日本政府はいつも無策。

昨今の流行病も国難であるのに、人口削減の片棒を担ぎ。

 

流行病も、外国人流入も、在日も、米国(を含む列強)も・・・そのものが国難をもたらす呉爾羅の如き・・・。

 

映画の如く・・・神風はもう吹かない・・・のかも・・・???

 

 


雷都(らいと)へ・・・。

2023-11-18 10:04:56 | 雷都日記

昨日の雨から、初冬の晴天。

 

昨日、引越しました。

終日、転居前の家の掃除と未搬入の生活用品のパッキング。

天気予報は、午前中から昼過ぎ迄、大雨のち夕刻には晴れ。

予定では、15時迄(雨が上がり次第)荷物を車に積込み、16時には出発ということで、それでも、午前中の雨の具合から、明日に延期してもいいんだけれどな・・・などと思いながら、結局のところ、転居前の家を出たのが、17時半。

2時間半の遅れでした。

 

最悪、寝袋もあるし、ダンボールの山の中で、眠っても、何の支障もないや・・・的な。

車の荷物は、翌日に降ろせばいいし。

誰も、何も困らないし。

 

18時半には、転居先へ到着の予定だったのに、夕方の帰宅ラッシュの渋滞・・・なめてました。

遅れに遅れで・・・。

 

それでも・・・なんとか一夜を過ごせました。

 

普通の引越しと違って、転居前の家の家財道具は、自分自身の車で、運べるものだけに限定し(・・・というか、古いものばかりだし、重いし、引越しやさんをお願いして、運び込む程の価値もなし。エアコン・冷蔵庫などの家電もまだ新しいとはいえ、3年くらいは経過しているから、新品を買ってしまったほうが、輸送費をかけるより安上がりだろうし・・・・)、去年から、ちょこちょこ運んでいましたので、あとは、身の回りのモノだけと軽く考えていましたが、イザ・・・鍋釜、服、日用品、使かけの食材などなど・・・1500ccセダンのトランクには、全部積み込めず、リアシート、助手席にまで、ぎっしり・・・大きな家財より、小さな日用品・・・コレらに悩まされた感もあります。

 

現在、一階は、ダンボールの山で、足の踏み場もありませんが、これから徐々に片付けいきます。

予定では、年末迄に、すこしづつ・・・捨てるものは捨て、買うものは買う・・・そんな感じで、進めていけたら・・・と考えています。

 

 


幻想の街

2023-11-16 23:44:52 | 自然・気象

久々の晴れ。最高気温17度。

御天気下り坂にむかっていて、明日は雨の予報。

午後になって雲が出てきた。

 

雨の降る前だから、暖かいのかな。

十一月は、霜月。

 

秋から初冬にかけて、雨の止み間などに、県西の2000メートル級の山とその半分くらいの低山との間に、霧や雲が出て、幻想的な風景を映し出すのを目にする。

遠くに見える街が、雲の中に浮かんでいるような・・・そんな幻影。

国道バイパスの高架橋から見える不思議な風景。

霧に見え隠れして、蜃気楼のように。

気象によって、様々に姿を変える県西の街並み。

拙居住地は、真っ平らな平地だから、どこからみても、そんなふうには見えないのだけれど、何処からか・・・視点を変えれば、あんなふうに見えるのかもしれない。

生まれてからずっと住んでいる街。

つまらない街だったけれど・・・。

間もなくお別れ。

違う視点からみれば、よい街だったのかも・・・???

(今は、外国人が多くて、いろいろと問題のある街になってしまったようだけれど・・・)