
10月24日(水) 晴
朝のまぶしい光の中を、バイクを駆って桔梗が丘駅に急ぐ。
半分寝ぼけまなこのままだ。
昨夜、とつぜん声が出なくなった。
午前零時を過ぎたころ、新しい病友の相談に応答しているうちに、応えているつもりの自分の声が聞こえない。
「コメナサイ、コエカテナクナタノ」
囁くように言って、電話を切った。
まるで韓国の人の覚えたての日本語のように、濁音と撥音が出なくなったのだ。
昨年も同じような経験をして、名張の耳鼻咽喉科を受診した折は、「加齢によるものです。 もっと声を出すようにしてください」といわれた経験がある。
今年に入ってから、病友がたと楽しむ歌唱療法のカラオケで、胸が詰まって声が出ないという実感が再三あった。
「新たながんかも?」
懸念がひろがった。
すぐにNET検索でNTT西日本大阪病院の耳鼻咽喉科を探す。
幸いにも、翌水曜の午前中は、部長外来が開かれる。
部長は、赤埴詩朗先生。
同科のホームページには、「最重点疾患である対象は喉頭癌、咽頭癌、舌癌等の口腔癌、上顎癌等の鼻・副鼻腔癌、耳下腺癌等の唾液腺癌、甲状腺癌、聴器癌など耳鼻咽喉科領域の悪性腫瘍および良性腫瘍全般に及びます」とうたってあり、癌の手術例も179件と、意外に多くを手掛けておられることも判った。
日本がん治療認定医機構暫定教育医、頭頸部がん専門医制度暫定教育医を務めるなど経験も豊富なDrとお見受けできる。
「ぷちショップNEWS」の出稿日にもかかわらず、KLC東海ブロック勉強会を取材する日であったにもかかわらず、いずれも了解をいただいて、早朝の電車で大阪に出たのだった。
最初の乳がんから、早や20年を過ぎた。
さくらはいまや、どんながんを発症しても不思議ではない所に立っている。
この立ち位置は、たとえ確かな死生観を持っていても、どれほどの覚悟が出来ていても、他人さまの相談に、つねに「OK,大丈夫ですよ!」と答えられたとしても、どんなに明るく振舞ってみせても、心の奥深いところ、または脳のあらゆる部位で、ひそかな惧れとなってがん患者を悩ましくさせる。
6時の電車で病院に行ったおかげで、10時過ぎには診察が終わった。
耳、鼻、喉を診ていただき、「ファイバースコープで見える所には、がんらしきモノはありません。 昨夜声が出なくなった? 大丈夫! 今は出てますよ。 多分筋肉のひきつれでしょう」
医師経験22年目というDrの診立ては明快であった。
その後、肺のレントゲン画像を見ていただき、「この背骨にくっついている白いものは何でしょう? 」
もしや、間質性肺炎のもやもや?と、湧き上がる疑問を口には出せない。
「あ、これ? 心臓です!」
さくら@嬉しくて絶句♪(^ー^)/

その後、胃カメラの予定を入れ、胃と食道の腫瘍マーカーを見るための採血を済ませて無罪放免となった。
でも、喉の飲み込みがひっかかるし、食道と胸のあたりにもやっとした違和感がある。
大丈夫かなぁ?
いささかの不安を隠して、採血をしていただく。

タブレット端末を家に忘れて出たので、待合室で原稿を書くはずのアテが外れ、やむなくお財布やカード財布の中身を改めていたら、なんと、明日で期限の切れるスパワールドの割引券が出てきた。
このままムダにしては、温泉の神様に申し訳がたたない。
節子理事を誘ったら快諾をいただき、ふたりで日差しのきらめく露天風呂で「有難いねぇ! 幸せやねぇ♪」と言いながら、温浴効果を実感する。
節子理事、ありがとう、ありがとう!
朝のまぶしい光の中を、バイクを駆って桔梗が丘駅に急ぐ。
半分寝ぼけまなこのままだ。
昨夜、とつぜん声が出なくなった。
午前零時を過ぎたころ、新しい病友の相談に応答しているうちに、応えているつもりの自分の声が聞こえない。
「コメナサイ、コエカテナクナタノ」
囁くように言って、電話を切った。
まるで韓国の人の覚えたての日本語のように、濁音と撥音が出なくなったのだ。
昨年も同じような経験をして、名張の耳鼻咽喉科を受診した折は、「加齢によるものです。 もっと声を出すようにしてください」といわれた経験がある。
今年に入ってから、病友がたと楽しむ歌唱療法のカラオケで、胸が詰まって声が出ないという実感が再三あった。
「新たながんかも?」
懸念がひろがった。
すぐにNET検索でNTT西日本大阪病院の耳鼻咽喉科を探す。
幸いにも、翌水曜の午前中は、部長外来が開かれる。
部長は、赤埴詩朗先生。
同科のホームページには、「最重点疾患である対象は喉頭癌、咽頭癌、舌癌等の口腔癌、上顎癌等の鼻・副鼻腔癌、耳下腺癌等の唾液腺癌、甲状腺癌、聴器癌など耳鼻咽喉科領域の悪性腫瘍および良性腫瘍全般に及びます」とうたってあり、癌の手術例も179件と、意外に多くを手掛けておられることも判った。
日本がん治療認定医機構暫定教育医、頭頸部がん専門医制度暫定教育医を務めるなど経験も豊富なDrとお見受けできる。
「ぷちショップNEWS」の出稿日にもかかわらず、KLC東海ブロック勉強会を取材する日であったにもかかわらず、いずれも了解をいただいて、早朝の電車で大阪に出たのだった。
最初の乳がんから、早や20年を過ぎた。
さくらはいまや、どんながんを発症しても不思議ではない所に立っている。
この立ち位置は、たとえ確かな死生観を持っていても、どれほどの覚悟が出来ていても、他人さまの相談に、つねに「OK,大丈夫ですよ!」と答えられたとしても、どんなに明るく振舞ってみせても、心の奥深いところ、または脳のあらゆる部位で、ひそかな惧れとなってがん患者を悩ましくさせる。
6時の電車で病院に行ったおかげで、10時過ぎには診察が終わった。
耳、鼻、喉を診ていただき、「ファイバースコープで見える所には、がんらしきモノはありません。 昨夜声が出なくなった? 大丈夫! 今は出てますよ。 多分筋肉のひきつれでしょう」
医師経験22年目というDrの診立ては明快であった。
その後、肺のレントゲン画像を見ていただき、「この背骨にくっついている白いものは何でしょう? 」
もしや、間質性肺炎のもやもや?と、湧き上がる疑問を口には出せない。
「あ、これ? 心臓です!」
さくら@嬉しくて絶句♪(^ー^)/

その後、胃カメラの予定を入れ、胃と食道の腫瘍マーカーを見るための採血を済ませて無罪放免となった。
でも、喉の飲み込みがひっかかるし、食道と胸のあたりにもやっとした違和感がある。
大丈夫かなぁ?
いささかの不安を隠して、採血をしていただく。

タブレット端末を家に忘れて出たので、待合室で原稿を書くはずのアテが外れ、やむなくお財布やカード財布の中身を改めていたら、なんと、明日で期限の切れるスパワールドの割引券が出てきた。
このままムダにしては、温泉の神様に申し訳がたたない。
節子理事を誘ったら快諾をいただき、ふたりで日差しのきらめく露天風呂で「有難いねぇ! 幸せやねぇ♪」と言いながら、温浴効果を実感する。
節子理事、ありがとう、ありがとう!
こんな時間に起きておられる? 少し心配ですぅ。
桜は原稿を書いています。
深夜は電話も来客もないので仕事がはかどるのです。
明日は電話をOFFにして、ゆっくり寝ます。
かーこちゃん、皆々さま、ご心配をお掛けしました。
咽頭がん、喉頭がんの疑いは晴れましたが、これから胃の検査、胃がん、食道がんの腫瘍マーカーを診ていただくことになります。
少しゆるゆる暮らしたいけれど…
お休みなさい。<m(__)m>