4月29日(木・祝) 雨一時激しく降りしきる
お昼前。 ヤマト便で、肖像画が届いた。
3年ほど前から、病友の悦子さんから「主人が、日ごろのお礼にあなたの肖像画を描きたい、と申しております」と伺って、固辞していたのだけれど。
それというのも、容貌に自信が無いのでなるべく写真に映りたくないのが、本音のところで・・・。
ましてや、私ごときの肖像画など、懼れ多くも申し訳ない思いがして、お断りしていたのであった。
でも、熱心に言ってくださる悦子さんは、いつも夫君のことを尊敬しておられ、日ごろのエピソードを伝える折にも敬語、丁寧語で、それが本当に好ましく微笑ましく、素敵なご夫妻なので断り切れず、お言葉に甘えることにしたのだった。
以来3年半余り。その間幾たびとなく書き直したり、一部修正を繰り返したりしてくださって、今日届けていただいた。
吟味された額縁に収まったテンペラ画は、1本ずつ描かれた頭髪が柔らかなウェーブを醸し、洋服の量感・質感の表現も、まことに見事である。
衆目に晒すには、ほんとうにお恥ずかしいおへちゃの私の顔が、なんだか意志的に知的に見えるのも、有難く嬉しく、客間に飾ってしばらくの間叩頭して感謝した。
夫君の澤田貢三さんは、企業の役員に上り詰め、退職後に改めて大学で絵画を学び、卒業後は多数の美術展に入賞を果たして趣味の域を通り越し、今では「画家、澤田貢三」として認められる方である。
大学時代は物静かな美形の初老の紳士として、同級生から慕われ、悦子夫人がやきもちを焼いておられたのも、微笑ましい。
数多くの受賞作の中から、『第12回大阪描こう展』(大阪市天王寺区長賞)の受賞作をご紹介♪
努力と精進の画家さんに描いていただき光栄であり、申し訳なくも思う。
今は、ただただ、ありがとうございます。
来月に迫ったがん講演会の資料を、講師の山口建先生(静岡県立静岡がんセンター総長)宛てにお届けするため、ヤマト便の配送センターに行く。
折から激しい雨が降り、有難くもご近所の渡邊さんの車に乗せていただく。
以前から顔馴染みのクロカワさんが変わらず頑張っておられ、お互いにマスクをずらして顔の確認を。
「コロナに負けずに頑張りましょうね!」と二人してエールの交歓♪
・・・そんな、ご時世なのですね。
長い間の固辞を翻意されて良かったですね。
さくらさんが今にも額縁から抜け出て来そうな
くらいリアルですね。
simaさ~ん、と声をかけられそうで・・・
表情も豊かで文句なしの最高傑作だと思います。
さくらさんのお知り合いやお仲間達もきっとお喜び
になることでしょう。
さくらのイメージの優しい素敵な肖像画ですね。
優しいけれど凛としておられる。
新宿御苑でお会いした思い出がよみがえりました。
おへちゃのさくらが、別人のように描いていただき、恐縮しています。
お二人のお褒めが、素直にうれしく、この絵を葬儀会場に飾らせていただく、と決めています。
ありがとうございます。