“川崎の翁” 探訪の記

「ウオーキング」と「乗りつぶし」で日本全国制覇を計画し実施中。

昭和記念公園 一月の樹の花

2020年02月09日 | 国営昭和記念公園の花

春告げ鳥

春の到来を告げる鶯が、美しい鳴き声を響かせる頃になりました

鶯のさえずりを聞くと、もう春だなと初音に耳を傾けます

 

2月9日 七十二候 立春次候

黄鶯睍睆 (うぐいす鳴く)

山里では春の象徴であるうぐいすが、美しい音色で鳴き始める時季。

古くから「春告鳥(はるつげどり)」と呼ばれ、春のイメージとして

親しまれてきた。うぐいすのさえずりが聞こえだすと人々は手を休め

もうすぐ訪れるであろう春に想いをめぐらせる。

 

昭和記念公園 一月の「樹の花」

 

ツバキ

ツバキ科は世界に約30属、500種あり、主に北半球の熱帯、亜熱帯に分布

するが暖帯や温帯にもある。日本には果実が裂開するツバキの仲間

(ツバキ属・ナツツバキ属・ヒメツバキ属)と果実が裂開しない仲間

(モッコク属・サカキ属ヒサカキ属)約20種が野生している。

 

カンツバキ

カンツバキ

花も葉もサザンカとよく似ており区別は難しいです。

カンツバキはもともとサザンカの1品種であった「獅子頭」に対して

付けられた名前でした。

 

サザンカ

四国、九州等に自生する日本特産の花木です。ピンクの花色の

園芸種が人家などの生垣に植えられています。

野生では白い一重の花を咲かせます

 

ヤブツバキ

庭木や盆栽、彫刻材などに使われます。種子には良質の油が

含まれていて椿油と呼ばれ、整髪料や食用に使われてきた

 

 

オトメツバキ

ユキツバキの園芸品種で、とてもかわいいピンク色をした

千重咲き(八重咲きよりもさらにもっと花びらが多い)の花は

どこか和菓子を思わせます

 

山茶花と椿を見分けるポイント

サザンカとツバキはどちらもツバキ科ツバキ属に属する植物です。

サザンカは日本を原産とする樹木。ツバキは台湾や朝鮮半島にも

自生している。

 

見分けるポイントー1 花の散り方

   

ツバキの花は、そっくり丸ごとポトリと落ちるのに対し、

サザンカの花は花弁がバラバラになってそれぞれに散る

 

見分けるポイントー2 葉の大きさ

葉の形はよく似てますが、

サザンカの葉は、ツバキに比べると一回りこぶりです。

 

見分けるポイントー3 開花時期

どちらも冬に花を咲かせますが、

サザンカは10月頃から花を咲かせる。対する

ツバキの開花時期は、12月~4月頃

 

 

ソシンローバイ 素心蝋梅

花の少ない時期に、まるでロウ細工のような黄色い花を咲かせる

英語名を「Winter Sweet  冬の甘いもの」といい

開花すると、あたり一面に気品のある香りを漂わせ、

清々しい気持ちにさせてくれる。

原産の中国では

ウメ・スイセンツバキとともに雪中の四花とされ

日本には江戸時代に渡来し、茶の湯で好まれてきた

 

 

ボケ  木瓜

落葉低木で、平安の頃より渡来した中国原産の植物です

花色は朱色から桃色・白色・絞りとたくさんあり、

一重咲きや八重咲きなど美しい花をつけます。

枝にはとげがあります。庭木や盆栽にむき、

200種以上の園芸品種があります。