春分
太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の時間が
ほぼ同じになる日です。
この日から次第に昼の時間の方が長くなり始めます。
桜前線が北上し、古来より多くの人々に愛でられてきた
桜の花が開き始める頃
「春めく」 ⇒ 「春本番」
3月20日(金) 二十四節気 春分
日ごとに暖かさも増し、太陽の光が植物の成長を促すように
私たちの心もどこかウキウキしてきます。
太陽は植物にとっても、人間にとっても大切な生命の
スイッチを押してくれます
昭和記念公園
ハクモクレン と カンヒザクラ「陽光」が満開
ハクモクレン
とても良い香りのする白い花を咲かせます。
6枚の花びらと3枚の萼片(がくへん)の区別が難しく
花びらが9枚あるように見えます。
シモクレンは半開きなのに対して、ハクモクレンは朝晩開閉を繰り返しながら
徐々に大きく開いていき、完全に開ききった後に散ります。
名は、花が蓮に似ていることに由来します。
ハクモクレンの遠景
カンヒザクラ (寒緋桜) 陽光
中国南部から沖縄にかけての暖かい地域に分布し、石垣島のカンヒザクラは
自生であり、国の天然記念物に指定されている
未だ寒い2月頃から咲き始め、園内ではカワヅザクラと共に早く咲き始める
コヒガン (小彼岸)
コヒガンザクラ
エドヒガンとマメザクラの雑種と思われる。
葉が出る前に直径2.5cmの淡紅色または淡紅白色の花が
2~3個散形状に咲く。
シダレザクラ (枝垂桜)
シダレザクラ
野生のものではなく、枝が枝垂れるサクラの園芸品種の総称として使われる
イトザクラとも呼ばれ、樹齢何百年という銘木が全国にあり、
古くは平安時代から栽培されたという記録もあります。
天から滝のように降りそそぐ花は、ソメイヨシノにない美しさがあり、
昭和記念公園の一つの楽しみになってます。
二十四節気 春分
七十二候 第十候 春分 初候
雀始めて巣くう
雀が枯れ草や毛を集め、巣を作り始める頃
人間に最も身近な野鳥である雀、春の空の下
元気に飛び回る姿は愛らしい
翁も負けじと飛び回ろう