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2019.04.22 画家山本貞子さんの最後の個展

(4月9日)(日付は少し戻って)<山本貞子さんの個展へ行く。>
 

友人で画家の山本貞子さんが、このほど最後の個展を北野坂のギャラリーで開催された。
身体を悪くされたので、最後の個展ということだった。

この方は、私がコンピューターグラフィックの作品展を開催した20年程前、同じ会場で
次の作品展をされたので、知り合いになった方。 

インドと牛が大好きで、ダイナミックで、しかも幻想的な絵画を描かれる。
今回の個展では小品が多かったが、彼女の絵は畳何畳分もある様な大きな板に描かれる
ものが多く、大作が多かった。
 

           

 

 

 

彼女の絵は、独特の世界観があり、心に沁みる。

 

山本さんを囲んで。

 

 

終了時間迄待って、個展の祝賀会をする。


私が足が悪かった期間、それでも彼女の個展にだけは必ず行ったが、他の方々
との合同の作品展の方は出展絵画が多く大作揃いなので、いつも会場が大きすぎ、
又遠すぎたので行けなかった。
その後、今度は彼女の方が、身体を壊された。
腰痛で動けない程になられたので、洗っただけで食べられる物をと考えて、
さくらんぼを送ろうとしたが、気を使う性格なので、絶対に送って来ないでと
強くお願いされて、その代わり治ったらビールで乾杯しようと葉書が来たので、
お会い出来る日を待っていた。

彼女は、昔から「ムツコイものは嫌い」(ムツコイとはひつこいの方言)と言って
肉や油っぽい物は食べられず、食べ物はあっさり系しか食べない人だった。
10年程前、背が小さくなった様に思ったので、聞くと1年に1センチずつ縮んでいる
と言っていた。やはり食べる物は大切と思う。今回又一段と背が低くなられていた。 
骨が弱く、最近レントゲン台の上で無理に動かされた時、肋骨がポキンと音がして
折れたとのこと。 骨粗鬆症が酷く、骨折の連続とのこと。
そんな身体での個展の準備は、大変だったらしい。 

こんなことを書いても良いのか、彼女に電話で聞いてみると「別にいいよ。本当のこと
やから、何でも書いてくれていいよ。どうぞ!」と屈託がない。
この個展の絵の写真の投稿も、もちろん良いよと了承を貰った。 

彼女の絵は、本当に素晴らしい。絵への情熱には感動する。
これからは、身体に気をつけられて、大作は無理でも、小品は描かれると思うので、
楽しみにしている。 

 

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