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2022.10.07 「4711 」 の香り。


私が若い頃は、このメーカー「4711」の製品が、整髪料売り場の棚にズラーと
並んでいた。
この4711と言う名前の由来が、かってナポレオンの治世に、フランス(と記憶して
いたが、ドイツのケルンだったと今回知った)での地番であったとのことで、この地番
を社名にしたものだと、昔聞いた。
古のヨーロッパの都に思いを馳せ、この爽やかな柑橘類の香りの素晴らしさと美しい
ラベルの色合いとともに、私はこの4711のファンになった。

でも、昔、一度買ったきりで、長らく使ってはいなかった。
それは、使っているシャンプーやリンスに香りがついているから、香りの重複となる為
出番がなかったから。

その後、姪の家に遊びに行った時、洗面所にこの瓶があったのを見て、姪の夫がこの
整髪料を使っているのだと知って、その時点で既に、あまり見かけなくなっていたこの
製品が、まだ売られていることを知って、嬉しく思ったことを思い出す。

ところが最近、湯シャンを始めた、それで、 香りとしてあの大好きな4711のヘヤー
トニックを使いたいと思った。
かってはこの4711がズラリと並んでいた百貨店の整髪料売り場の棚に、今では、
全然見当たらないので、もう廃業したのかと心配になった。

企業名を忘れていた私は、うろ覚えだった名前を頭を振り絞って思い出そうとした。
ナポレオン? ということは、300年程前かしら?だったら1700年代かな? 
う〜ん。何故か、1741という数字が浮かぶな〜。
店員さんに、「1741」という商標のメーカーありますか?と聞いたところ、当然、
知らないとのことだった。そうか、もう廃業したのだろう。
ラベルの色など説明している内に、お店の人が、もしかして、これではないですかと
写真を見せてくれた。
「4711」だった。そうそう!それですと言った。

しかし、なんと、私は「4711」を「1741」と言った訳で、順番こそ違うけれど、
数字は合っていたことになるよね。これはすごい? カシコイ?又は、アホ?
私のことを、よく「賢いのか、アホなのかわからん!」と、言う友人がいるけど。

そして、注文で取り寄せられると聞き、取り寄せてもらった。

信じられないことに、私はこの時点まで、この数十年前に買った4711の古い瓶を
捨てていなかった。
それで、新しく注文する前に、古い瓶の蓋を開けて、香りを嗅いでみた。
すると、何と!元のままの良い香りがしていて、びっくりした。この時点で、昔の瓶を
捨てたのだった。

注文した分が入荷したので、受け取りに行き、先日洗髪後、使ってみた。
何十年ぶりかしら?本当に懐かしい大好きな香りで、嬉しい気持ちで一杯になった。

そんなことで、下の動画の男性のように、兄上のお土産というきっかけもあって、ファ
ースト・フレグランスとしてのこの4711への思い出一杯の気持ちは、私にも少し
理解できると思ったのであった。

【プチプラ香水】コスパ抜群!オーデコロンの元祖4711 


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