
多読術
松岡正剛
ちくまプリマー新書・800円
☆☆
凄い、初めて知った多読の世界。著者の「千夜千冊」のウェブ必見。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/toc.html
自分にあった読書スタイルで読めと、セイゴウさんは言う。
「ワインを飲むように読む」、「アスリートのように読む」
「温泉であたたまるように読む」、「竹を割るように読む」
「教えを乞うように読む」、「時間つぶしのために読む」など
いろいろな読み方をするべきで、わざとちょっと熟語っぽく言うと
「感読」「愛読」「耽読」「惜読」「氾読」「食読」「味読」「雑読」「狭読」
続いて、「乱読」「吟読」「攻読」「系読」「引読」「広読」そして「精読」
「閑読」「蛮読」「散読」「粗読」「筋読」「熟読」「逆読」、と造語ながら
それと感じる読み方、多種多彩。
私の場合は、電車の中、ベットの中、トイレ、風呂、
ソファなどではいたって少ない。家では、音楽聴きながら
ごろごろしながらの読書スタイル。・・「寝読」「湯読」「怠読」か。
読書とは、書いてあることと、自分が感じることが
「まじる」ということだと。
あるところでは、「自己編集」と「相互編集」のコラボレーションと。
ひらたく言えば、共感か。
読書の楽しみは、「無知」から「未知」への過程。
それが読書の醍醐味と、また本は二度読めと・・・20才で読んだ本が
今読めばどう感じるのか・・・一冊で二度おいしい。
セイゴウさんの教えにしたがって読み直そうと・・。
でも、多種多彩な「千夜千冊」、一度ごらんあれ。
http://senya.pictopic.info/
そして、検索のエンジン、お隣の本が分る。・・お勧めでおます。
本を探すことで、自己を探せる、心の中の図書館である。
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