歳々年々、藝同じからず: 米朝よもやま噺 | |
クリエーター情報なし | |
朝日新聞出版 |
☆☆
「歳々年々、藝同じからず」と。
芸というものは勝手に変わっていくもんだと、
演者自身が意識せんうちに、またその時々のお客との出会いもあるけれどと。
芸というものを他人に教えるというのは、実に難しいことで、
結局は自分で作っていくしかないものだと。
歌舞伎から狂言、浪曲、講談、漫才まで上方芸能史のごとく
多岐に渡って多くの人が登場するが、まずは落語での紹介されている方といえば、
塩鯛、米平、すずめ、枝雀、米輔、ざこば、米八、千朝、吉朝、南光そして南天。
覚えの早い者もおれば、遅い者も、笛が上手い者、寄席文字が上手い者、
紙芝居落語ができる者、曲独楽で貴重な色物として芸を究めた者。
まあ、ばけるというか、独自の味をだすのが、最終的には芸人さん。
他人とは違う味で勝負なんでしょうな。
そのなかで、東京の寄席は噺家さんの色が違うけど、
上方の方は一つになってしまったような。
澤田隆治さん曰く、そうなったのはあんた、
(米朝さん)の落語の影響が強すぎるからだと・・・。
まあ、上方の噺家も250名以上、芸事だけに
芸風プラス個性、キャラに各々のファンがつきまっせ。
繁昌亭ブーム、落語ブームも次の時代に入りましたな・・・・。
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