![]() | 悪女の美食術 (講談社文庫) |
クリエーター情報なし | |
講談社 |
☆☆
講談社のエッセイ賞受賞作品ということで読み出した本。
悪女の美食術と、女性の為のグルメ本と思いきや、
途中からは、作者である福田和也さんの食へのこだわりが満載。
女性向きの美味しいお店の紹介、ちょっとしたマナーの手ほどき本ではなく、
食べることの大事さ、妥協しない食事。
単にお腹を満たすだけの食事では、人生にとって淋し過ぎる。
読めば読むほど、手軽で美味しいといっている女性陣への挑戦状のような本。
食べる道で、食道。食べることをおろそかにするというのは、
生きることをないがしろにするということ。
食と恋への貪欲と快楽への謙譲が、何よりも肝要だと・・・。
男のこだわりは、こんなもんだと依怙地なぐらい食べることにこだわった本。
普通、食に関する本は読むにつれて、なにがしろ食べたくなるもんですが、
読めば読むほど、食べる前に、おのれの生き方を考えさせられる不思議な本でおます・・・。
にほんブログ村に参加中。
クリックで応援、よろしくでおます。
↓↓↓

