![]() | 米朝快談 |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
「米朝快談」、よく新聞見ていると米朝師匠の記事だと思って
ドキッとすることがあるが、まさにこの本もその類。
貧乏の作家生活はいかなるものか・・・。
そして、伸助、さんま、鶴瓶さんなどの芸についてあれこれ述べているが、
肝心の落語については演目紹介のみ。
たちぎれ線香にはじまり、最後の地獄八景亡者戯まで、15の噺について
米朝師匠の十八番が並べられているが、あくまでCDを聞いての感想で、
生の落語は一切聴いたことがないのだと・・・。
こっれって、あり・・・。
食べたことがない人が書くグルメ本。
行ったことがない人が書く旅行本。
なぜか、落語に関しては、粗筋紹介どまりで、ちょっとがっかり。
気になってミミを折った箇所は一カ所のみ。
落語の会場の大きさについて、名著「落語と私」からの引用で、
落語では、ちょっとした捨てゼリフ、軽い息づかい、ふっとつぶやくように
言ったりするところに、微妙なおかしさがあるのですから、マイクを使わないと
するとやはり広さに限界があります。
「そんなら使えばいいじゃない」と言われたら、まさにその通りでして、
事実、使用してやっていることの方が多いですが、本当は無い方が良いのです。
マイクロホンを通した時、声は音になります。
・・・・・けだし名言ですな。
まあ、落語ファンが読むと・・・何という本。
まずは、買う前には本屋で必ずちょっと立ち読みされることをお奨めいたしあす。
にほんブログ村に参加中。
クリックで応援、よろしくでおます。
↓↓↓
![にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ](http://book.blogmura.com/bookdairy/img/bookdairy88_31_femgreen.gif)
![にほんブログ村 演劇ブログ 落語へ](http://show.blogmura.com/rakugo/img/rakugo88_31.gif)