
2012年の1月に始まった“わもん寄席”も今回で5回目。
今回登場の鶴二さんとわもん寄席の幟。

素敵な会場に82名の大入り満員。
今回のゲストは、ナオユキさんと喬介さん。

席亭の和門なかむらの若旦那。
昭和38年12月1日創業の、50周年を迎える老舗。
一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・「天狗刺し」
最初、「金明竹」を演ろうと思っていたところ、「祝いのし」とつくとのことで、
急遽、「天狗刺し」に変更。
でも、その「天狗刺し」最高・・・・。
特に、あれこれの商売を披露する根問いの様な導入部のところよろしいな。
ほんま無邪気で、「それをあんたに聞きに来た」の科白にはまりますな。
でも、一週間経っても印象に残っているのが、マクラ、秀逸でしたな。
東京でのラッシュアワーの満員電車のハナシと、
松喬師匠の病院でのハナシと、喬介さんのセンスが窺える。
(マクラは演者さんのオリジナルなので、敢て内容の紹介は避けますが
機会があれば、お楽しみに・・・・)
それと、会場の部屋がコンクリートの打ちっぱなしで、
喬介さんの声の大きさにハウリング、でもそんなのお構いなしで、
声量たっぷりで押し通すとこなんぞ、逆にほれぼれしましたで。
「壺算」など新ネタにどんどん挑戦中の喬介さん、
いましばらくは、目が離せませんな。
二、ナオユキ・・・・・・・・・・・・・「スタンダップコメディ」
最初は、“雨が降ってきたら”“台風の最中”ではじまり、
“街中”OL”“酒”とネタはドンドンとつながる。
でも、いま迄聴いたことのあるのが、ほぼ2割。
芸というのは解っているという安心感でも充分笑えるが、
ナオユキさんの凄さは、笑うツボを客席全員で毎回探しているようで、いつも新鮮。
小さな声で囁くようなボヤキつっこみのネタ、
まだまだ街の中から見つけて来るんでしょうな。
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「祝いのし」
「祝いのし」、三代目とはまた違った味で最高。
唄うようで、リズム感とメロディがとっても素敵、
元々は、五代目文枝さんの形とか。
実は、今日がネタおろしとか、それでいて完成度の高いこと、
更に磨きのかかった祝いのし」・・・・楽しみですな。
(来年の1月23日の第13回めざせ!四天王では「祝いのし」ネタ出ししておられます)
特別ゲスト・・・花柳旭叟
花柳流のお師匠さん。
このわもんで舞踊を教えておられ、
この会の世話人の辻さんのお嬢さんも、鶴二さんもお弟子さん。
畳二畳も無い狭い舞台の上で、踊りを披露。
粋で上品、そして色香の漂うこの上ない踊りでおました。
地元のファンの方も増え、わもん寄席も丸二年、五回目と定着してきましたで・・・。
第五回わもん寄席
2013年12月1日(日)午後5:00開演
和門なかむら(若江岩田)
一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・「天狗刺し」
二、ナオユキ・・・・・・・・・・・・・「スタンダップコメディ」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「祝いのし」
特別ゲスト・・・花柳旭叟(きょくそう)

打上げも32名の参加、賑やかで、楽しくて美味しいお酒いただきました。
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