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江戸雪さん、実はお目にかかったことがあるんですよ。
この前の「借り家」短歌会の50回の時に出ておられて、
その後の打上げ(落語会みたいにこう呼んで良いんでしょうか)の時、
斜め向かいにお座りになっておられました。
江戸さんの歌が好きで、携帯にひかえていたので、ご本人に会えて感激でおました。
この本は、「今日から歌人」と、事細かに短歌のキモを解説。
積み重ねていくと作者独自の「粘り」が生まれると。
作者自身の性質や本質が作品にでてきて、それが「粘り」であり、
それが短歌の大きな魅力になると・・・・。
どの芸術もそうであるように、最後はその人そのものが語る。
肩をはることなく、自然体で自由に作れば勇気をもって歌の世界に入れと。
ただ、技法の第二部になれば、ひたすら引き算をせよと。
見たこと、感じたこと、考えたこと、すべてを表現することは無理だと。
短歌をつくるということは、事物や自分のありようを限定していく作業だと。
夏からつくりだして、感じるのは決して動画ではなく写真であると・・・・・
瞬間、瞬間、を切りだすこと、そんな気がします。
でも、内容は濃くて、今の私には消化不良気味の本でおます。
来年の夏ごろに、もう一度、読めば理解度が一段と変わる様な気がします。
追伸、見た目にも素敵な方でおました。