☆☆☆☆
女性落語家の物語、男の世界である落語、知らないながらも、
一途に落語の世界に邁進する。
「首提灯(上燗屋)」「宿替え」「つる」「天神山」「東の旅発端」「みかん屋」
「崇徳院」「胴切り」「鴻池の犬」「不動坊」「代書」「蔵丁稚」「茶漬幽霊」
「立ち切れ線香」「七度狐」「算段の平兵衛」「次の御用日」「一文笛」
「らくだ」「はてなの茶碗」「牛ほめ」「高津の富」「天狗さし」「皿屋敷」
「仔猫」「まんじゅう怖い」「一眼国」「景清」「深山隠れ」「煮売屋」
以上がこの本に大なり小なり登場する落語のネタ、
作者にとっては、噺のあらすじを紹介しているだけで、数ページすすんでしまう。
まあ、この物語の伏線にもなっているのもあるので、いたし方ないですが・・・。
因みに、主人公の甘夏チャン、なぜか二葉サンのイメージで・・・・
落語好きの私にとっては、一気に楽しんで読ませてもらいましたで。