・・・・・・・・・・・・・・・・・ビルの谷間の太融寺本堂・・・・・・・・・・・・・・・
米朝一門の正統派、千朝さんと、中堅実力派、文華さんの対決。
聴きなれた噺だけに、どの様な仕上げになるのか、興味津々ですな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
インフルエンザの、あまり影響の無い客層なのか、
140名ほどの、盛況。
一、桂とま都・・・・・・・・・・・・・・・・・・「米揚げ笊」
師匠の都丸が、来年八月に「塩鯛」を、兄弟子の都んぼ兄さんが
「米紫」を襲名。・・・・・・私は「小鯛」に。
前評判では、「塩鯖」、「塩鮭」というのがありまして、
どないなるのか、心配してましたが・・ほんま良かったです。
噺は、米揚げ笊、口調もしっかりしているが、
そこそこ笑いのとれるネタなのに、笑いが起きない。
笑いとは、何んなのか。・・・難しいものですな。
とま都さん、小鯛まであと一年、勉強ですな。
二、桂千朝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「饅頭こわい」
今日は「倖田來未」のむこうをはって、中止しようかと思いましたが
実は「倖田來未」知りまへんねん。「早瀬久美」なら知ってますが。
中年の客層には、受ける。「倖田來未」ファンは知らず、逆もまた真なり
ネタは「饅頭こわい」、この様な噺が、千朝さんで聴けるのが
ご自身の勉強会、落語会の良さ。
二つ目あたりがよく演るネタを、真打クラスが演るのに
何とも言えぬ良さがある。
嫌いなもので、狐が登場。
助けた狐が、見せてはならぬ騙すところを
特別にお見せすると言われて覗いていると、
最後には自分が騙される。・・・身投げのバージョンもあるが。
なかなか、おもしろい。
笑福亭なら、次々お饅頭屋の名前のオンパレードですが。
そこは、米朝一門、いつ何時、NHKにだしても良い様に
メーカー名、スポンサー名は控え目なのか。
光っつあんの食べっぷりも、多少押さえた。
カロリーを意識したダイエット中の「饅頭こわい」でおました。
三、桂文華・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「近日息子」
最高ですな。・・・・文華さん。
先日のNHKの「阿弥陀池」でも、体をかわすところで、
国名のタイで、笑いをとる。
笑いのツボ、笑いへのあくなき追求は凄い。
今回、学生時代、憧れで通いつめた、、太融寺と千朝師匠と
一緒の舞台に立てるなんて、感激です。
そして非情に、緊張していますと。
ネタは、得意と言われている「近日息子」・・・・・・・・・凄い。
御自分でも、私の落語は、理論的とか、心情がどうかとかではなく
勢いだけですと。・・・・その勢いが、すざましい。
町内の連中が、ものの言いかたで揉める。
「イチコロ」、「トンコロ」、「ソノコロ、ソノコロ」
「世話方の」、「枚方の」、「その方、その方」
「床下で」、「橋下で」、「その下、その下」
「寝間着を」、「う巻きを」、「その巻き、その巻き」
中腰で話すその勢い、おもしろいさの最高潮。
あのダミ声も。・・・良いな。いいな。・・大阪の落語らしい。
初代春團冶の落語はこういうものでは無かったのかと
話しの喋り、応対だけで、笑い渦に巻き込む。
爆笑とは、笑いの大きさ。
会場のボリュームがいちだんとあがった、文華さん。
実力派、注目の落語家さんと噂は聴いておりましたが、
本日の「近日息子」で、お目当てで行く落語家さんが
また、一人増えましたな。
なぜか、噺家というより落語家と呼びたい文華さんでした。
四、桂千朝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「口入屋」
何とも、上品な「口入屋」。・・・・・・京のお店(タナ)か
大阪の番頭も丁稚ももっとこってり、したたかでっせ。
キタで行なわれる、千朝さんの会、お客様も含めてご上品。
ミナミの落語会中心の私には、一寸おすまし味で、
疲れたこの頃の体調には、濃い目の味が欲しなりましたな。
そう云う点でも、
今日の文華さんとは、組合せとしても最高でおましたな。
当日受付で、この様な質の高い落語会が聴けるなんて、
この会は、ほんまよろしおますで。
第52回・千朝落語を聴く会
2009年5月23日(土)午後2:00開演
大阪キタ太融寺
一、桂とま都・・・・・・・・・・・・・・・・・・「米揚げ笊」
二、桂千朝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「饅頭こわい」
三、桂文華・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「近日息子」
四、桂千朝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「口入屋」
09-37-166
米朝一門の正統派、千朝さんと、中堅実力派、文華さんの対決。
聴きなれた噺だけに、どの様な仕上げになるのか、興味津々ですな。
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インフルエンザの、あまり影響の無い客層なのか、
140名ほどの、盛況。
一、桂とま都・・・・・・・・・・・・・・・・・・「米揚げ笊」
師匠の都丸が、来年八月に「塩鯛」を、兄弟子の都んぼ兄さんが
「米紫」を襲名。・・・・・・私は「小鯛」に。
前評判では、「塩鯖」、「塩鮭」というのがありまして、
どないなるのか、心配してましたが・・ほんま良かったです。
噺は、米揚げ笊、口調もしっかりしているが、
そこそこ笑いのとれるネタなのに、笑いが起きない。
笑いとは、何んなのか。・・・難しいものですな。
とま都さん、小鯛まであと一年、勉強ですな。
二、桂千朝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「饅頭こわい」
今日は「倖田來未」のむこうをはって、中止しようかと思いましたが
実は「倖田來未」知りまへんねん。「早瀬久美」なら知ってますが。
中年の客層には、受ける。「倖田來未」ファンは知らず、逆もまた真なり
ネタは「饅頭こわい」、この様な噺が、千朝さんで聴けるのが
ご自身の勉強会、落語会の良さ。
二つ目あたりがよく演るネタを、真打クラスが演るのに
何とも言えぬ良さがある。
嫌いなもので、狐が登場。
助けた狐が、見せてはならぬ騙すところを
特別にお見せすると言われて覗いていると、
最後には自分が騙される。・・・身投げのバージョンもあるが。
なかなか、おもしろい。
笑福亭なら、次々お饅頭屋の名前のオンパレードですが。
そこは、米朝一門、いつ何時、NHKにだしても良い様に
メーカー名、スポンサー名は控え目なのか。
光っつあんの食べっぷりも、多少押さえた。
カロリーを意識したダイエット中の「饅頭こわい」でおました。
三、桂文華・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「近日息子」
最高ですな。・・・・文華さん。
先日のNHKの「阿弥陀池」でも、体をかわすところで、
国名のタイで、笑いをとる。
笑いのツボ、笑いへのあくなき追求は凄い。
今回、学生時代、憧れで通いつめた、、太融寺と千朝師匠と
一緒の舞台に立てるなんて、感激です。
そして非情に、緊張していますと。
ネタは、得意と言われている「近日息子」・・・・・・・・・凄い。
御自分でも、私の落語は、理論的とか、心情がどうかとかではなく
勢いだけですと。・・・・その勢いが、すざましい。
町内の連中が、ものの言いかたで揉める。
「イチコロ」、「トンコロ」、「ソノコロ、ソノコロ」
「世話方の」、「枚方の」、「その方、その方」
「床下で」、「橋下で」、「その下、その下」
「寝間着を」、「う巻きを」、「その巻き、その巻き」
中腰で話すその勢い、おもしろいさの最高潮。
あのダミ声も。・・・良いな。いいな。・・大阪の落語らしい。
初代春團冶の落語はこういうものでは無かったのかと
話しの喋り、応対だけで、笑い渦に巻き込む。
爆笑とは、笑いの大きさ。
会場のボリュームがいちだんとあがった、文華さん。
実力派、注目の落語家さんと噂は聴いておりましたが、
本日の「近日息子」で、お目当てで行く落語家さんが
また、一人増えましたな。
なぜか、噺家というより落語家と呼びたい文華さんでした。
四、桂千朝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「口入屋」
何とも、上品な「口入屋」。・・・・・・京のお店(タナ)か
大阪の番頭も丁稚ももっとこってり、したたかでっせ。
キタで行なわれる、千朝さんの会、お客様も含めてご上品。
ミナミの落語会中心の私には、一寸おすまし味で、
疲れたこの頃の体調には、濃い目の味が欲しなりましたな。
そう云う点でも、
今日の文華さんとは、組合せとしても最高でおましたな。
当日受付で、この様な質の高い落語会が聴けるなんて、
この会は、ほんまよろしおますで。
第52回・千朝落語を聴く会
2009年5月23日(土)午後2:00開演
大阪キタ太融寺
一、桂とま都・・・・・・・・・・・・・・・・・・「米揚げ笊」
二、桂千朝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「饅頭こわい」
三、桂文華・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「近日息子」
四、桂千朝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「口入屋」
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