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二十一歳の若き女性が、本が好きというだけで地元の倉敷で古本屋さんをオープン。オープンはしたが採算にのらず、早朝と夜にアルバイトでお店を見よう見まねで食いつなぐ。でも、本が好きと言う一心で店番しているだけで徐々にお客さんがついてくる。本が揃わないので苦肉の策で、駄菓子とか手作り雑貨とか並べると倉敷の観光地というのもあって「蟲土産」と売れだしたり、売場を客席にして「夜の本屋」と銘打った音楽ライブが定着して人気をはくしたり、すべて売上ではなく、自然体で人寄り場所を広げてきた結果が地元でも注目のお店となる。
今、TSUTAYAなどが文房具や雑貨などいろんなものを置きだして、足止め、売場での滞留時間をいかに伸ばすかと苦慮されてますが、小さいながらも実践されてきた結果でおます。
倉敷に行けば、是非寄ってみたい本屋さんでおます。
「蟲文庫」 田中美穂
〒710-0054 岡山県倉敷市本町11-20 ☎0864-25-8693
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