ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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えこひいきでっか~上方落語のネタ帳

2011-06-17 00:10:47 | 本の少し
上方落語のネタ帳
クリエーター情報なし
PHP研究所



新聞広告があったので、紀ノ国屋で最初の「青菜」を見ると、
聴かせるセリフと、名人が語るがおもしろくて即購入。

サブタイトルが、1分でわかる噺のあらすじ笑事典とあるし、
その他の噺では、単なる筋書きで、興味あるハナシも少なく
108つのネタを読むのには、4~5時間で終了。

名人の紹介も、枝雀さんを筆頭に、ほぼ米朝一門だけの紹介。

今や、上方落語ブームで、各ネタ、得意ネタとしている、中堅、若手の噺家が
多々いてるのに、小佐田さん、他の一門が一切ないのは、ご覧になっていないのか、
それとも米朝一門のおかかえなのか、CDとかDVDからしか
他の一門は評価されないようで、非常に残念。

やまだりよこさんの、「上方落語名鑑」は、
何度も何度も、読みかえしている私の座右の本なのですが、
この「上方落語のネタ帳」は、
なぜか読み返すことの少ないであろう気がする本でおますな。



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5 コメント

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実はすぐに買ってしまいました (明彦)
2011-06-19 00:34:12
東京の京須さんやら広瀬さんやらの場合でも、「どういう立場でどんな人達と親しいか」ということを頭に置かないで「落語評論」を鵜呑みにすると、偏った先入観を植え付けられてしまいそうですね。
おっしゃる通り国宝一門に偏りがちですが(「全国区の上方落語」は、そうなってしまうのでしょうか)、定本かと思っていた演出が誰かの工夫であることも分かって、僕にとっては役に立つ部分もありました。
「落語本=東京視点」が圧倒的なだけに、貴重な一冊ではあると思うのですが。
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いやいや、愉しんではいるんですが。 (ごまめ)
2011-06-21 00:53:40
明彦さん、そうなんですよ。東京中心の落語本が多い中、上方の言葉で語られる本は、身近に感じてやはり愉しいもんです。
著者も多くの中から108のネタに絞るのには、さぞ苦労されたことと思いますが、今や、高座にかけられる機会の多い、厩火事、替り目、近日息子、禁酒関所、佐々木裁き、千早ふる、天災、おごろもち盗人、堪忍袋、寄合酒などが入ってないのが、個人的には残念。
でも、何を削るかは、これはこれで悩みますな。
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同感です (下駄の大八)
2011-07-07 16:19:17
「ウラはなし」「聴かせるセリフ「名人が語る」など努力は認めますが、おっしゃる通り米朝一門が主です。あとは松鶴、先代小染。「聴かせるセリフ」もほとんどは、誰の高座か分かってしまうようなものが9割か? 『茶金』の「十万八千両」には無限大という意味が・・・って言っていますが、あれは八の人間の煩悩をもとにしています。『野崎参り』は、笑福亭のそれと桂で演じているのとでは演出が違います(もう一艘ふねがでます)。そのよう事も知らないで書いてもね・・・。

ネタもほとんど桂米朝門下のネタ。

「たいこ腹」(幇間腹)の聴かせるセリフ「ねこさんごきげんさん」は、先代の小染の台詞です。


 要は、上方落語が好きなファンから見れば安直に書いたものでしかないと思っています。
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ショック! (よしみん)
2011-07-27 09:15:03
はじめまして。昨日の朝日新聞夕刊の連載「米朝 口まかせ」でこの本を知り、本の検索でこのサイトを知った次第です。私としたことが迂闊でした。私、FC2で病気の治療日記でブログやってるよしみんと言います。このサイトとは全く別物です。ただ、入院中「上方演芸大全」を貪りよんでました。申し訳ありませんが、わたしのブログにリンク張らせてもらっていいでしょうか。検討ください。よしみん
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よしみんさんへ (ごまめ)
2011-07-29 22:41:28
ご連絡遅くなって申し訳ございません。
よしみんさん、ご病気療養中でたいへんですね。
いたって能天気な私のブログですが、ご遠慮なくリンクの程よろしくでおます。
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