ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

うらやましい人間関係~師匠噺・浜美雪

2009-06-30 05:28:52 | 本の少し
師匠噺
浜美雪
河出書房新社・1700円
☆☆☆

うらやましい限りの師弟関係。、
一般の社会でこの様なことが有りうるのか、

昔から師弟関係のある社会・・・・弟子という言葉は芸事以外では
どんな世界にあるのか。
割烹の和食、大工、陶芸など、すべて創作の世界でしか存在しない。

この本では、落語界での12人の師匠と弟子を紹介。
それこそ、生みの親ではなく、育ての親。
たいして稽古もしていないのに、なぜか似てくる。

内弟子という、寝食を共にするということは、DMAを超えて
すべてを、親子関係にさせる。・・よろしいな。

上方落語では、「松鶴と鶴瓶」、「文枝とあやめ」の
二組がでていますが

上方ファンとすれば、続いて「文枝と三枝」、「米朝とざこば」
「春団治と福団治」、「仁鶴と仁智」、「可朝と八方」、「松喬と三喬」
「南光とこごろう」、「染丸と染二」、「ざこばと都丸」、「福笑とたま」
「鶴瓶と笑瓶」など興味ある、師弟関係でおますな。

親子も師弟も同じ、できるだけ同じ時間、同じ空間を過すことですな
今や薄れている、ちょっとうらやましい、人間関係でおました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 稲田観音落語会~飛び入り・... | トップ | 吉弥さんじっくり中トリ~浪... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本の少し」カテゴリの最新記事