ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

岡井隆の忘れもの~岡井隆

2022-12-14 04:04:04 | 本の少し
 ☆☆☆

前半の評論めいたところは難しすぎて私には難解。後半の対論あたりから興味深く読ませていただいた。

その中で、詩とエッセイ、評論が渾然一体とした表現形態があっても良いのではないかと。そこで気になる人としてあげているのが、中家菜津子さん、あと淺山泰美さん、四元康祐さん、一度調べてみよう。

そして今、短歌界は、⑴中高年の、主として女性による、いわゆる生涯学習的、生き甲斐短歌。⑵に十代三十代の若い世代による、実験性に富む短歌。現代詩に近い短歌群、と大別される二つの短歌として生き残っている。

また、岡井隆さんは、自分が歌で詠んだことの半分ぐらいは「うそ」でね。写実といっても虚構が入ります。虚構のほうがむしろ、真実に迫るあり得る。そもそも写実とか虚構とか、初めから区別などしないほうがいいんですと、日頃悩んでいることに答えを頂きスッキリ。

岡井隆さんの歌集、買ったまま四年ほど置いてあったので、近々読み始めます。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ごまめ自家製うどん・768~20... | トップ | 目をあけてごらん、離陸する... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本の少し」カテゴリの最新記事